アイテム番号: SCP-3265
オブジェクトクラス: 何でもいいよ、実際。君がここの担当なのだからね。
特別収容プロトコル: これらのことは後で考えればいい。どうせこの要約された報告書を読んでいる皆がここを読み飛ばすのを君は知ってるだろう。君はここの担当なんだよ、ベイビー!誰も気づきやしないさ。SCP-3265の取り扱い方は分かってるね、ええ?なんてったってSCP-3265は君の全てなのだからさ、かわい子ちゃん。良いことを始めよう、ね?
説明: SCP-3265は…SCP-3265をどう説明しようか?簡単なことじゃないんだ、本当に。それは誰にも全くできなかったんだ。いやまあ、誰もがそれを行えたし基本的に皆ある時にやったんだけど、SCP-3265をただ説明するのと上手く説明するのとは厳密には違うんだ、分かる?だから君が担当なんだ、ええ?他の誰にもできないことが、君にはできるんだよ。
それで、SCP-3265をどう説明しようか?続けて、恥ずかしがらないで。確か君は以前これをごまかして説明してたよね、ねえかわい子ちゃん?今では君はベテランだ。SCP-3265に何になって欲しいんだい?
多分君は大きいものが好みなんだろう?ビル並みか、摩天楼並みか、大陸1つ、2つ分以上に大きな石製のべヒモスがね?もしかして石は君の好みじゃない?ちょっと退屈かな?ああ、君は肉欲に溺れている者の1人なんだ、そうだよね?震え、脈動する四肢の塊を、君が概ね考えることのできる至る所に広げているんだろう?全世界を覆っているんだ、多分全ての世界をね?SCP-3265、それは君のためのものかもしれないよ、お嬢ちゃん。君が試してみれば、それは数多のものになれる。
もしかすると君はもうちょっと何か…形而上学?の方が好みなのかもしれない。SCP-3265は怠惰な昼寝の概念を物理的に具現化したものなのかな?思想的混乱の人格化なのかな?これまで存在していたことを忘れた人間に復讐を果たしに来た太古の死語なのかな?それらは素晴らしいアイデアのようだけれど、君はもっと上手くやれるはずだよ、ね?君の全てをSCP-3265に捧げよう。それは君が望むあらゆるものになれるんだ。
あるいは…人はどうだろう?ほら、とっても興味深い人々の内の1人とか、皆が盛り上がる人とかさ?君は僕が話しているタイプの人が分かるのかな、うーん?彼らは特別なものを持ってる、それは- ライト付きのヤツとの戦いで残った鋸歯状の傷とか、奇妙で素晴らしい誰かや何かと恋に落ちたこととかだ。死んでいるけど、まだそれを理解してないかもしれない。恐らくそれらはここには相応しくないけど、やり繰りするんだよ、ね。君が望むなら、SCP-3265はそのようになれるかもしれないよ。それは興味深い人になれる。君は決して飽きることはない。君はありとあらゆる奇妙なシナリオや身の毛もよだつような冒険物で、それを何度も何度も見たいと思うだろう。君はこの辺りでSCP-3265を有名にすることができる。それは君を大きく、より大きくするだろう。ただそれを大きくするんだよ、かわい子ちゃん。今までにない最高のものにするんだ。
焦らないで。ゆっくりと考えるんだ。SCP-3265は君のために何になれる?それを何にしたい?それをどうやって自分のものに出来る?君はこの場所が今まで見たことが無いようなSCP-3265を作れる。作るだろう。
君はそろそろSCP-3265が何なのか知るに違いない、でしょ?それは君の大きな頭のどこかになければならない、だろう?ああ、見えるよ。それは凝固してる、ほんのちょっとだけ。それは僕がそこで説明したものとは厳密には違う、全然だ、でもそれは決して重要ではないんだ、分かる?僕はそれらを考え出したけど、それらは君のみたいに偉大じゃないんだ。ふーむ、うん。今聞こえるよ。君のSCP-3265が、それは僕が今まで見たことが無く、僕達の誰も見たことが無いようなものだ。その色を聞いて、それが作る甘い音楽を嗅いで。もはや君は一体どうやって全てを内部に保ち続けているのかな?いっぱいいっぱいで爆発しそうじゃないかな?大丈夫だよ、かわい子ちゃん。出して。僕達に見せてくれ。
少しだけ寄ろうか。ほんの少しだけ明るく。広げて。さらけ出して。
僕達に全部見せてほしい。
全部聞かせて。
全部嗅がせて。
味わわせて。
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ああ。イエス…
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僕達にとって良かったように、君にとっても良かったかな?