SCP-3287
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SCP-3287が封入されたシリンダ。

アイテム番号: SCP-3287

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-3287を封入した規格標準のクラスE液体ガスシリンダの本数は、いかなる時も50本以下に保たれます。容器は温度112Kの真空密封チャンバー内で保管され、取り扱う際にはガス不透過の化学防護服を着用する必要があります。

SCP-3287-0は、発見場所の密封容器から半径1m以内の領域に置かれます。該当場所のスクラントン現実錨は定期的にメンテナンスを行い、必要に応じて交換します。

SCP-3287実例の実験を行う場合、対象を真空気密化された指定の実験エリアに移動させます。エリア内を1分間に渡ってSCP-3287で充填し、その後気体を回収します。対象はエアロックを通じて、適切な装備を着用した警備員によって退出させ、残留したSCP-3287は回収並びに収容を行います。

SCP-3287はΩKクラス死の終焉シナリオが発生し、なおかつO5評議会および倫理委員会の許可が下った場合に、人間および動物の個体数を制限する目的で用いられる可能性があります。

説明: SCP-3287は、特定の異常/非異常な動物種の個体数の削減/制御を目的として財団が開発した不妊剤です。オブジェクトは当初の目的であったSCP-████の拡散防止策として用いられた後、██種の異常あるいは非異常な動物に対して用いられてきました。

SCP-3287は室温で気体であり、112Kの沸点を持ち、非可燃性です。淡青色の色味と「リコリスに近い」と表現される独特の臭気が特徴です。生きた対象と接触した際、SCP-3287は溶解し、気体としての性質を失いながら吸収されます。

SCP-3287実例は三つのタイプに分けられ、それぞれSCP-3287-1、SCP-3287-2、SCP-3287-3に指定されています。各SCP-3287は類似した化学組成を持ちますが、タイプ毎に特有の異常化合物を含みます。当該化合物は薬剤の効果を左右しているものと推察されます。

SCP-3287-1はSCP-3287の第一のタイプであり、最も多くの情報が記録に残されています。生きた対象に与えられた場合、SCP-3287-1は対象を完全に不妊とし、生殖を行えない状態に変えます。SCP-3287-1は、自然界における特定種の捕食者に適用することで被捕食者を保護する為に、あるいは上述の通りに特定の異常動物種の出産を妨げる為に用いられてきました。SCP-3287-1はヒトにも適用可能ですが、使用にはレベル4の承認が必要となります。

SCP-3287-2はSCP-3287の第二のタイプです。SCP-3287-1と類似した組成を持ちながらも、その効果は現在のところ不明です。効果の特定の為に複数の実験が計画され、実行が試みられましたが、ランダムに選出したDクラスや動物被検体のいずれもが実験開始以前の段階で不妊だったことを理由に、実験が成功したことはありません。生殖可能な実験対象を選択する試みが為されたことはありません。

SCP-3287-3はSCP-3287の第三のタイプです。SCP-3287-3が実験に用いられた記録は存在しません。

SCP-3287-0はSCP-3287実例の作成方法の詳細を記した文書です。SCP-3287-0は、20██年9月28日にサイト-██の化学実験室の清掃が行われた際に発見されました。発見時、オブジェクトはガラス製の箱に収められ、近くには一つの小型スクラントン現実錨が置かれていました。

作成手順は財団のデータベースに複製され、最終ページに記されていた以下のメッセージと共に保存されています。

財団職員記録によれば、カイト・ショガ Jr. の名前を持つ人物が財団に雇用された事実は存在しません。サイト-██管理官のカイト・ショガに尋ねたところ、彼は妻との間に子供を設けようと複数回試みたが、彼自身が不妊症であることが判明したため、これまでに子供を設けたことは無いと回答しました。

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