SCP-3308-JPの一例
アイテム番号: SCP-3308-JP
オブジェクトクラス: Euclid(暫定)
特別収容プロトコル: SCP-3308-JPを発見した職員は、速やかにSCP-3308-JP担当職員へと連絡してください。回収されたSCP-3308-JPはサイト-81PQの低脅威度物品収容ロッカーに収容されます。
現在、SCP-3308-JPの出現条件が調査されています。当該調査結果より、特別収容プロトコルは改定される可能性があります。
説明: SCP-3308-JPは、「さようなら わすれないでね」と記された付箋紙・メモ用紙です。記された文字は手書きのものであるように観察され、全てのSCP-3308-JPにおいて筆跡は酷似しています。
SCP-3308-JPは、サイト-81PQにおいて、職員のデスク・ロッカー等に出現します。SCP-3308-JPは2025年4月より出現し始め、同年5月までの間において、のべ100名以上の職員に対して出現しています。
記された文の内容より、SCP-3308-JPは何らかの離別・忘却に関連すると推測されます。しかし、SCP-3308-JPが出現した職員に対して、離別・忘却事象との有意な関連は確認されていません。現在、SCP-3308-JPの発生機序および発生条件についての調査がなされています。
補遺: SCP-3308-JPの出現に対し、職員の間で、様々な根拠のない憶測がなされています。
以下は、SCP-3308-JP担当職員が確認した憶測と、それに対する否定の根拠です。
憶測: 記憶処理によって何かを忘れた者が、SCP-3308-JP出現の対象となる。
反論: 「記憶処理の対象となること」と「SCP-3308-JP出現の対象となること」との間に有意な関連は確認されない(相関係数r=0.027)。
憶測: 自身が記憶処理の対象となったという事実が隠蔽されている者が、SCP-3308-JP出現の対象となる。
反論: まず、基本的に、記憶処理をしたという事実が隠される場合は、それにより得られる利益が大きい/回避できる不利益がある場合のみであることに留意すべきだ。また、「自身が記憶処理の対象となったという事実が隠蔽されること」と「SCP-3308-JP出現の対象となること」との間に有意な関連は確認されない(r=0.041)。
憶測: 何らかの親しい人物のことを記憶処理によって忘れており、さらにそのことが隠蔽されている者が、SCP-3308-JP出現の対象となる。
反論: 上述のように、記憶処理は適切に隠されている、また、このことと出現対象となることとの間に有意な関連は確認されない。
憶測: 何らかの親しい人物と死別し、そのことを記憶処理によって忘れており、さらにそのことが隠蔽されている者が、SCP-3308-JP出現の対象となる。
反論: 上述のように、適切な場合にのみ隠される。また、有意な関連は確認されない。
このような憶測に基づいて、各部署への質問を繰り返したり、業務に支障をきたしたりするケースが少なくありません。職員は、根拠のない推測に流されないように留意してください。このような憶測に根拠はありません。









