SCP-3351
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アイテム番号: SCP-3351

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3351が発生すると考えられる区域はその夜間非常線で隔離されます。該当区域を監視する人員はSCP-3351を観測してはなりません。

説明: SCP-3351はイギリス各地で発生する霧として顕在化する現象です。午後10時から午前5時までの間に湖において0.50mm以上の降雨があると、SCP-3351は湖とその周辺2mの範囲で発生します。霧は風に吹き散らされると晴れ、再び発生するまで更なる異常性を発揮しません。

妨害を受けなければ、霧は5つの美術的な、建造物や都市が表面から飛び出して強調された地球の映像の形をとります。1つ目と5つ目の映像はそれぞれの都市が炎に焼かれており、2つ目と4つ目は異常に巨大化した動植物が地球を覆うように群がっている様子が描写されています。中央の映像はそれぞれ地球の30%から50%まで大きさを変動させる大量の星型図形が都市を横断する様子を表現します。

およそ2時間後、5つ全ての映像はそれぞれ一切の都市が存在しない地球を示しています:都市の位置には巨大化した植物のイメージが取って代わります。残った霧は映像の下方で集合し、文字列"C A N"を綴ります。この後6分以内に霧は全ての異常性を喪失します。現象全体は125分間続きます。イギリス、グレーター・マンチェスターのアシュワース湿原貯水池、その岸において非異常的な記念碑上で描かれたのが最初のSCP-3351の観測でした。

SCP-3351を16分以上観察した個人は毎日異なる種の動物、森林、海洋、夜空に関係する視覚的な幻覚を体験し始めます。幻覚は影響された個人が自然保存や環境保護に関連する職業に就くまで続きます。

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