SCP-3351-JP
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アイテム番号: SCP-3351-JP
オブジェクトクラス: Pending
レベル3/3351-JP
Confidential


分類委員会覚書: Pendingクラスは、十分な情報を得るために調査中のオブジェクトの分類として定義されています


特別収容プロトコル: SCP-3351-JPはサイト-8199の標準人型収容室に収容されます。

SCP-3351-JPを用いた一切の研究活動は、担当主任研究員の承認を必要とします。現在の該当者は月杜博士です。

説明: SCP-3351-JPは2099/12/31に自殺した真桑友梨佳氏の死体です。死亡場所は氏の居住していたマンションの一室であり、死因は先端を輪の形状に結んだロープを用いての縊死です。死体に腐敗の兆候は見られません。

SCP-3351-JPは身長が約178cm、体重が約54kg、外形的特徴は20代前半の女性に類似し、キリスト教カトリック系の修道服を好んで着用します。

SCP-3351-JPは人間から口頭で質問を受けると活性化します。活性化中のSCP-3351-JPは質疑応答形式での意思疎通に応じ、その発言内容から生前の「真桑友梨佳」であった頃と同等の知識と記憶を有していると考えられます。SCP-3351-JPは最後の質問から72時間の経過後に非活性化します。非活性化中のSCP-3351-JPは外部刺激に対して反応を示さず、収容室内を歩き回るか、壁を見つめて直立しているか、収容室の中央で頭を抱えて蹲っています。


SCP-3351-JPは、自殺した真桑友梨佳氏の死体の内、異常性を有する最後の個体です。

アイテム番号: SCP-███-JP

オブジェクトクラス: Keter Nagi1

特別収容プロトコル: 財団のウェブクローラーは真桑友梨佳/自殺/死体の語句を含むインターネット上のブログ/記事/投稿をタグ付けします。タグ付けされた情報は全てMITTRON.aicにより審査され、SCP-███-JPの影響が確認された場合は削除され、関係者への接触と隠蔽処理が行われます。

財団エージェントは全国の警察・病院および死体安置施設に潜入し、SCP-███-JP-Aの捜索・回収・隠蔽任務に従事します。

無力化判定を受けたSCP-███-JP-Aは防腐処理を施した上でサイト-81NNの極低温保管庫で保管します。

説明: SCP-███-JPは自殺した真桑友梨佳氏の死体が異常性を発現する現象の指定名称でした。現在、SCP-███-JPは無力化したと見られています。

SCP-███-JPの影響を受けた死体はSCP-███-JP-Aに分類されます。SCP-███-JPの存在が判明する以前、関連する各死体は個別の異常存在としてSCiP.NETデータベースに登録されていました。

補遺-1: 発見

SCP-███-JPの存在は、同姓同名の異常な自殺死体が多数発見される事態の調査中に明らかとなりました。分析により、以下の共通因子が特定されています。

  • 2000年1月1日以降の自殺死体である
  • 生前の氏名が「真桑友梨佳」である

補遺-2: 無力化

2100年1月1日の午前0時0分0秒以降、SCP-███-JPの発生は観測されていません。影響下にあった全ての死体は同時刻に異常活動を停止しました。異常活動再開の兆候が見られないため、SCP-███-JP-A指定を受けた死体群はNagiクラスに再分類されました。

補遺-3: SCP-3351-JPの発見

2100年6月20日 SCiP.NETデータベースの定期スクリーニングにおいて、無力化判定を受けていないSCP-███-JP-A個体の情報が発見されました2。当該個体は財団が保有するSCP-███-JP-Aの内、異常性を維持している唯一の個体である事が確認され、SCP-3351-JPへの再指定が行われました。

SCP-3351-JPの氏名・死亡日時・死因・再指定後の質疑応答記録は、SCP-███-JPとの潜在的な関連性を示唆しています。無力化事象の原因究明に繋がる可能性が考慮され、SCP-3351-JPは高優先度の研究対象に指定されました。


財団記録・情報保安管理局より通達

以下の記録は、SCP-3351-JP研究及びインシデント3351-JP調査の際に収集された関連資料群です。研究及び調査の完了後、報告書全体の更新が予定されています。

— RAISA自動通知システム





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