SCP-3363
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アイテム番号: SCP-3363

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3363に影響された人物にはケースバイケースの評価を行うべきです。対象者の効果範囲が1m以上である場合は、ファラデーケージ遮蔽を施した標準的ヒト型生物収容室に居住させます。効果範囲が1m未満の者や、収容中に範囲が1m未満まで縮小した者は、記憶処理を施してからの解放が認められる場合があります。

雷に打たれながらも生き延びたと報道された人物に対しては、SCP-3363が存在していないか検査する必要があります。

説明: SCP-3363は、落雷に打たれて生存した人間の約0.5%1に影響を及ぼす異常です。影響者は、テレビ信号の受信と復号が可能な機器で検出できる信号を放送し始め、結果としてそこに明確な動画を映し出します。信号の効果範囲は観測値20cm~85mの間で様々です。効果範囲が1m未満の場合、信号強度は動画内に空電しか観測できなくなるまで急速に低下します。事例の90%において、この効果範囲は様々な割合で経時的に縮小していきます。

SCP-3363が放送する動画は、信号を発信している人物が数多くの形式で死亡する様子を映した様々な品質のビデオクリップを主体とする、“ホームビデオ”紹介スタイルのテレビ番組です。この番組は、特定のテーマ(例として感電死や交通事故死など)を共有する5~10本のクリップが番組司会者のナレーション付きで紹介され、続けて一軒家の居間らしくデザインされているテレビスタジオで収録された30~60秒間の合間が入り、ここで司会者が先ほどのクリップを軽く振り返ってから次のテーマを公開する、という予測可能なパターンに従っています。

番組司会者は亡き放送タレント、ジョージ・オーソン・ウェルズの1980年代の容姿に似ており、様々な程度に酩酊しています。30~40分おきに、司会者は合間のコーナーで番組の基本フォーマットを破り、未知のブランドに対応する様々な製品(典型的には食物や飲料)を観客に販売しようと試みます。これらの宣伝は約2分間続き、その後に標準的な番組フォーマットが再開します。

最初に記録されたSCP-3363実例は、ジョージ・オーソン・ウェルズの死から約1ヶ月後、そして“ホームビデオ”系テレビ番組の最初の放送2が行われる約2ヶ月前の、1985年11月に発生しました。

1989年11月26日、司会者はその時点で監視されていた全てのSCP-3363放送で同時に短く謝罪し、その後の約7分間にわたって全ての放送が停止しました。この出来事は、進行中だったSCP-3363への捜査の一環として、機動部隊がスペインのロンダにある建造物へ入場した時刻と一致していました3。建物内からは番組中のセットと合致する居間が発見されたものの、司会者や放送・記録装置の痕跡は見つかりませんでした。放送再開時の居間セットは当初のものと著しく異なっていました。これは標準的な放送パターンからの唯一観測された逸脱であり、新たなセットを発見する試みは失敗しています。

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