SCP-3369-JP
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音声記録3369-JP-1

付記: SCP-3369-JPの住民によって記録された音声。財団が当オブジェクトを認知するきっかけとなった。


<ログ開始>

音声1: 本当だったってば!本当に誰も居ない部屋から音がするの!ポルターガイストとかだって!

音声2: まあ、確かに下の部屋には誰も住んでなかったけどさ。

[テレビの音量が上げられる]

音声1: [悲鳴]

音声2: 嘘……

音声1: だから言ったでしょ!下には誰も住んでないのにテレビの音がするんだよ?

[溜め息]

音声2: どうしよっか……お祓いでもする?

音声1: そうだね。せっかく買った家なんだし、長く住みたいもん。

[舌打ち]

音声2: ……今、舌打ちした?

音声1: ……してない。

音声2: 本格的に呪われてるね、これは。

[唸り声]

[壁が複数回ノックされる]

音声2: ひぃ!

音声1: なになになに!

音声2: どうしよう、幽霊怒らせちゃったかも……

音声1: なにやってるの!

音声2: 大体あんたがこんなボロマンション借りるのが悪いんでしょ!

音声1: はぁ?他人の家に招待されといて何様?

音声2: 招待されたせいで幽霊と会うはめになったんでしょうが!

音声1: 幽霊は私のせいじゃないでしょ!

[舌打ち]

[沈黙]

音声1: ……また、舌打ちされた。

音声2: [悲鳴]

[溜め息]

住民: で、これ、なんとかなりそうですか?上の部屋って誰も住んでませんよね。毎日毎日音を出す度に悲鳴が聞こえてきてやってらんないんですけど。

マンション管理者: これは……本格的に呪われてますね。

音声1: [悲鳴]。下から声が、声が!

音声2: ごめんなさい!助けてください!

[溜め息]

<ログ終了>

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アイテム番号: SCP-3369-JP

オブジェクトクラス: Safe(暫定)

特別収容プロトコル: SCP-3369-JPは封鎖され、カバーストーリー「改修工事中」を適用します。

説明: SCP-3369-JPは██県██市に位置するマンションの304号室です。SCP-3369-JPは外見的/物理的特徴において他の部屋との差異が存在しないことが判明しています。

SCP-3369-JP内部で音を出した際、SCP-3369-JPの天井は日本人女性のものと類似した2人の声(以下、声)を発します。声は会話を行っているように見受けられ、会話の内容としては「この部屋は呪われている」といったもので一貫しています。こちら側からの呼びかけに対して、声が悲鳴以外の反応を見せたことは確認されていません。

現在、SCP-3369-JPの性質について、「SCP-3369-JPの天井が何らかの非実体に対してコンバータ的役割を果たしている」「SCP-3369-JPの天井が他世界/他次元に接続している」等の推測が行われていますが、詳細については現在調査中です。調査は概ね終了しました。詳しくは追記を参照してください。

追記: SCP-3369-JPについて時間軸的/平行世界的/多次元的/霊的/非実体的/反ミーム的/呪術的アプローチを行った結果、SCP-3369-JPは「内部の音に反応し、天井が人の声を模して振動する部屋」であったことが確認されました。その他の異常な性質は確認されていません。

SCP-3369-JPは近々Anomalousアイテムに再分類される予定です。

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