SCP-3377-JP
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アイテム番号: SCP-3377-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3377-JPの発生が観測された場合、カバーストーリー「流産」「正体不明の飛行物体」など、適宜必要なカバーストーリーを適用し、目撃者にクラスA記憶処理を実施してください。SCP-3377-JPの発生から終了までの約20分の間に、発生地点へのエージェント派遣、及びSCP-3377-JP-Aの確保を行うことは著しく困難です。そのため封じ込め処理は記憶処理、報道規制、検閲等の事後処理のみが行われます。

説明: SCP-3377-JPは東北地方北部と中国地方を除く本州において、命名されていない新生児1に対し極低確率で発生する異常現象です。SCP-3377-JPの対象となった新生児(以下SCP-3377-JP-A)は頭部が毎分約10cmの速度で膨張を開始します。膨張と共に拡大するのは皮膚、頭蓋骨に限り、目、鼻、口、脳などの器官は膨張前のサイズを維持します。頭部には強力な弾性、破壊耐性が付与されており、膨張に伴う外傷は一切発生しません。これらの性質は周辺の膨張を阻害する物体を押しのける、もしくは破壊する形で作用するため、膨張を物理的に阻止する試みは全て失敗に終わっています。

発生から5分2が経過し、頭部が直径56〜64cm程までに膨張すると、SCP-3377-JP-Aは一切の情動反応を見せなくなると同時に上昇を開始します。この段階では膨張速度、及び上昇速度は時間経過と共に指数関数的に増加するため、数分で病院などの建造物の壁面や天井を破壊し上空へと加速度的に上昇していきます。頭部の膨張、及び上昇はSCP-3377-JP-Aの発生から10分が経過すると終了します。この時点で頭部の直径は約100m、高度は500m付近に達しています。

SCP-3377-JP-Aが完全に停止してから3秒後、SCP-3377-JP-Aの頭部とそれ以外の胴体部が分離し、胴体部は地上に向かって落下します。頭部と胴体部は脊髄のみ接続しており、落下と同時に脊髄が生成、延長されるため、頭部と胴体部の接続は極めて長大な脊髄によって維持されます。胴体部の落下距離が200mに達すると脊髄の生成は終了し、胴体部の落下は停止します。落下の停止と同時にSCP-3377-JP-Aの頭部はくす玉のように2つに引き裂かれ、内部から巨大な垂れ幕、紙吹雪、多彩な色彩の風船などの物体が出現し、仏具のお鈴を使用したような音が周囲に鳴り響きます3。垂れ幕は時計回りに緩やかな回転を行っており、一つの面に「命名 [特定の名前] 」、もう一つの面に「戒名 [特定の戒名] 」と毛筆で記載されています。また紙吹雪と風船には「おめでとう!」「めでたい!」等の文字が手書きで記載されています。保護者へのインタビューにより、「命名」と記載された側の名前は一度もSCP-3377-JP-Aの名前の候補として挙げられていない、もしくは早期に候補から除外された名前が記載されており、保護者が希望していた名前が記載された事例は存在しないことが判明しています。

垂れ幕の出現から10分が経過すると、SCP-3377-JP-A全体、及び出現した物体は発火の後急速に燃焼し始め、約60秒で完全に消滅します。この際体組織、灰、ガス等のSCP-3377-JP-Aの残骸や痕跡は一切発生しません。

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