SCP-3383
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異常音が発生している最中のSCP-3383。

アイテム番号: SCP-3383

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3383に隣接する住宅地と森林地帯は財団フロント企業によって買収されており、選抜されたDクラス職員たちと、レベル2研究者3名及び保安職員5名から成るスタッフチーム1組が入居します。領域内の全ての住居には基本的な設備が提供され、食料品と必需品が週1回配達されます。

SCP-3383に配属されるDクラス職員は、静かな生活を求める高齢者が多い地域の住民に相応しい振舞いを示すものとします。彼らには、庭の手入れ作業や近隣の財団サイトが利用する倉庫の備品整理など、従事すべき職務が毎日割り当てられます。娯楽用品の追加や周辺地域への監視付きの出入りが要請された場合、保安職員は模範的な行動に基づいてこれらの要請に応じても構いません。

保安職員は私有地の適切な維持管理という偽装の下、定期的にSCP-3383の周囲を巡回します。無許可でSCP-3383に接近する人物は拘留し、インタビューを行い、記憶処理を施してから解放するものとします。

説明: SCP-3383はアメリカ合衆国、フロリダ州北部、エスカンビア郡にある小さな湖です。何らかの人工物がSCP-3383の内部に投入されると、SCP-3383の周囲5m以内にいる全ての人間は、一続きの大きく耳障りなノイズを知覚します。実験の被験者たちは、このノイズがダイヤルアップ接続されたインターネットモデムの送出音に似ていると証言しています。

概して苛立たしい音と評価されるものの、このノイズは長期的な悪影響を引き起こさないようです。ノイズは防音具を装着しても消音されず、電子機器では検出できません。特筆すべき事に、SCP-3383から異常音が発生する際は、その時点での風の状態や湖水を掻き乱す試みとは無関係に、円形の波紋が水面上に現れます。

難聴者は大型スピーカーシステムが引き起こすものに似た振動を知覚します。SCP-3383が送出する音は、少なくとも20分が経過するか、もしくは人工物が湖から除去されるまで継続します。

SCP-3383が財団の関心を引いたのは、当時、高齢者と独身の若年成人のみが居住していた近隣地域の住宅所有者から、複数の騒音苦情が申し立てられた時でした。高齢の居住者たちは隣家の若者が常に大音量でコンピュータ機器を使用していると訴えていましたが、若者たちはダイヤルアップ接続でインターネットを使ったことは一度も無いとして異議を唱えました。

現地に派遣された財団のチームが監視を開始した後、居住者たちは徐々に近隣地域へ移転させられました。

補遺 SCP-3383-1: 確保後にSCP-3383から各種廃棄物1を除去し始めた財団研究者たちは、初期のWindows製品の起動音と概ね一致する新たな異常音を知覚し始めました。後日の清掃試行もまた、作業を開始する前から、より柔らかく聴き心地の良い音の発生を引き起こしました。

20██年の冬、財団が最初の予備清掃を完了した時、SCP-3383は数十年ぶりに完全に凍結したことが注目されました。これ以前の居住者たちは、SCP-3383の湖水は常に“荒れて”いるように見えると述べていました。

補遺 SCP-3383-2: 最近の出来事に基づいて、現在、SCP-3383には1体の異常実体が棲息している可能性があると考えられています。████/██/██、新たにSCP-3383に配属され、現地に到着したサイラス・ハージョ博士とイライアス・ハージョ博士(財団に20年間勤務している兄弟)は、湖の中に大きなヘビ型の輪郭を知覚したと述べました。実体の姿は明瞭ではありませんでしたが、博士2名はこのヘビ型実体の頭部に長いシカのような枝角があるという確信を抱いていました。その後のスキャンや画像分析では、そのような実体は湖の中から検出されませんでした。

翌日、両ハージョ博士は新しい実験プロセスの試行を開始し、様々な電子音の事前録音や短いサウンドクリップを使ってSCP-3383との意思疎通を試みました。事前録音はいずれもSCP-3383の反応をもたらしませんでしたが、両博士が先祖代々伝わるマスコギ語で雑談を始めると2、雄シカの小さな群れが周辺の森から現れました。

報告によると、これらのシカは異常ではないように見えた半面、全ての個体が足の奇形やかさぶたの張った傷など、何らかの形で負傷していました。シカがSCP-3383の縁に歩み寄って水を飲み始めると、傷は消え始めました。その後、シカは両ハージョ博士に接近し、SCP-3383の汀線の傍に横たわって、両博士が宿舎へ戻った後もその場に留まりました。

財団は現在、SCP-3383に棲息する実体との今後の意思疎通を円滑に進めるために、クリーク族インディアン社会の宗教的な指導者、もしくは類似する文化民俗学的背景を有する著名な人物の子孫を探しています。現在、SCP-3383の土手に恒久的に棲み付いたシカに対処する目的で、収容プロトコルの改定が議論されています。

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