SCP-3466
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アイテム番号: SCP-3466

オブジェクトクラス: Euclid

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SCP-3466の定例会議場。写真は事案-3466-02前に撮影された。

特別収容プロトコル: ボーリング協定1に則り、完全な収容はGoI-466(ウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションズ)に委託されます。ボーリング協定の第4次改正を要約すると、SCP-3466個体群には雇用状態を模倣した活動が提供され、賃金が支払われることになっています。

GoI-466によるSCP-3466回収が不可能となるような収容違反が起きた場合は、サイト-64所属の現地機動部隊ベータ-4(“キャスタウェイズ”)2がSCP-3466の完全収容を任じ、個体群をサイト-64の鳥類飼育場に封じ込めます。サイト-64はボーリング協定第4次改訂に詳述されているバックアップ収容プロトコルを実装します。

ボーリング協定についての詳細は、サイト-64管理部門に連絡すれば最新版コピーが閲覧可能です。

説明: SCP-3466は、オレゴン州のクラカマス郡、より具体的にはボーリングの町に永住しているアメリカガラス(Corvus brachyrhynchos)の大群です。この群れに属するカラスへの実験では、同じ地域にいる同種のカラスと比較した場合、問題解決能力・意思疎通・顔認識・率先力において平均よりも高い数値が得られます。SCP-3466個体群はまた、通貨および事業への高い感性を有しているようですが、これが知性を得る一歩手前の状態か否かは確証されていません。SCP-3466が不動産・事業免許書・その他アメリカ国内でのレストラン経営に必要な法的書類を入手するために異常な手段を用いているか否かは現在も調査中です。外部の存在から影響を受けている可能性はまだ除外されていません。

異常な行動の初期報告は2013/3/16、GoI-466が攻撃的な鳥に対処するための即時援助を求める電話通報を受けた(そして共有した)時に発生しました。全ての通報者は屋外で襲われており、その多くが玄関先に置かれた幾つかのテイクアウト用食品容器に言及しました。

この後、現地エージェントが状況を近隣のサイト-64まで通知しましたが、当該事案は不自然に知的ではあるもののごくありふれたカラスの発生と判断されました。異常な状態の確認と収容が達成されたのは、4ヶ月後の事案-3466-02の後です。

補遺-3466-A | SCP-3466経営事業の確立 (事案-3466-02)
2013/7/20、クラカマス-ボーリング高速道路沿いの敷地にある、以前は放棄されていた建物に、バーガーキングの店舗が開店しました。新しいチェーン店(建設中とは報告されていなかった)の内部にカラスが群れており、店員が一人もいないという通報に続いて、GoI-466は現場に従業員2名を派遣しました。カラスに関わる異常活動(GoI-466の不自然性スケール基準で“僅かに不自然”に分類)の確証に続いて、以下の文書がSCP財団との間に共有されました。

補遺-3466-B | 外部存在による影響の疑い
機動部隊ベータ-4 / GoI-466による建物の合同調査で、経営者オフィスのデスクに散乱する法的文書の山が発見されました。予想されていた全ての書類に加え、SCP-3466がバーガーキングを取得した際の取引を示唆すると思われる書類が発見されました。文書の転写は以下の通りです。

書類と共に、大量の“カァソーン博士: 経営学の博士号あります”を宣伝する名刺が大量に発見されました。“大型餌台の優良販売者!”など幾つかの文言が判読できる一方で、その他の電話番号や住所などは短い垂直線で記されていました。

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