雨 の一部
番号 SCP- 1 -JP
クラス: Ke er
収容 されることはありません。 地は、 雨 に より監視され、特に 雨 から観測された場合、その周辺 の侵入を防いでください。
また、 常に ビジョン- 45を参照するように、 更新が実施されます。
明: SCP- 1 -JPは雨 です。 空 は 住 処に留まることはありません。 天 と 地 は 指先が浸かるほどの水で満ちています。この 道 は 現 との境界線 です。
雨 は現 と同 様 であり、異なります。 "嵐のような豪雨" は 視覚、嗅覚、触覚のいずれか、もしくはそれら全てを 欠失させると共に、雨音以外 を遮断します。 雨 音 は 一貫して、 相 対 します。
内から 出で た、もしくは 間 を 見 た人 は いません。 人 は 雨によって 体温 と 明確な 独 り を 知 り、 自ら の 言及 と 存在 を 否定され ます。
そして 、 雨は、そ の記 憶を 全て 覚 え ています。ただ 、人 の 雨 の 記憶 は 、緩やかに いかなる場合においても 不規則かつ部分的にのみ残存 します。
探査 1 現 に おいては、最も 欠落の ない 記録 と 外の 雨 音 、 そ の 全て に、 留意してください。
日 : 0 /0 / 0
被験 D-
対 SCP- 1 -JP
責任 博士
[ 開始]
D- : 雨 だ、先生。
博士: はい。 進んでください。
D- : 了解。 辺り一面、全て水 だ。 靴 も 、傘も ない 。
博士: あなた は それでも不安 ですか？
D- : ああ。 そう みたいだ。もう 浸かっちまって 引っ張り出すのも難しい。
博士: なるほど 。それでは、 前進してください。
D- : わかったよ。 今まで とは、 違うから、これ 以外の 救 い を 俺は 望んじゃいない 。
博士: 立派 です。何か変化があれば報告をしてください。
D- : 塔 が見え る 。 現れた 。
博士: あなた は そこに何 を観 ている のでしょうか？
D- : この雨 の ぼんやりとした、輪郭 が、向こう側に見える 。 見られてる、 気がする。
博士: そのままそちらに
D- : わかってる 。雨が さっきよりも 降ってる 。
博士: 音 が少し乱れ始めました。 雨 と 、 共に その塔へ向かってください。
D- : [ 呟
き]
博士: D- ？ 聞こえていますか？
D- : 先生？ 雨 音が なにも、聞こえないから、もっと大き く 傘生も 靴死もここに もう ない。
博士: 聞こえていますか、D- 。 声に応答してください。
D- : 雨水 よ。
博士: どうか
D- : もっと 音を聞かせてくれ なあ、先生。
博士: 機材の切り替えを、 雨音を可能な限り 聞こえるように 。聞こえますか、D- 。 キャンセリングし
D- : 雨の音しか聞こえない。 お願いだ、俺はどこに 行ったら 出れる 許される ？こんな、雨がこんなにも、美しい恐ろしいだなんて、知らなかった。
博士: D- 、引き返すことは 、不可能 、もし 物罪があるならばそこで待機してください。
D- : 先生。 雨 だ、なあ、先生。 俺、 わか る、 雨 音 が 何を言ってるのか 、先生、雨だ 。
博士: 言葉に応えてください。D- 。
D- : 消 し てくれ、俺を 。
[ 静寂。その後、 終 まで常に雨音が記録されている]
[ 了]
告 : D-29872は存在 し ません。
複数の 塔 は 外部 の観測 を し 続け ています。この地に異常 は、 存在し ません。
ここに
あるの
は
雨 音
だけ
です。
アイテム 35 0 オブジェクト t 特別 プロトコル オブジェクトは通常の
天候内であれば、収容 SCP-3510-JPの発生しうる路 降 時 限り複数のフィールド
エージェントに 強い降 が外部 3km以内を封鎖し、一般人 当報告書は リ 283 定期的にデータ
説 天時にのみ確認される異常空間 この 間に ポータルを経由して移動することが可能ですが、これは数時間～
数日の期間で不定期に日本各地の 戸に挟まれた路地を移動し、定 オブジェクト内は現実の 候 同期して常に降雨状態であり、その 表 常に
地表は侵入地点と地続きの 路であり、オブジェクトに侵入した対象 SCP-3510-JPと 実世界 を認識することは極めて困難 前述の通り、オブジェクト内部
の降 現象 実世界 期していますが、その雨脚の 相は不同 現在までに確認された殆どのパターンでSCP-3510-JP内部は と評される天候を表しています。これ時折、対象の 物理的に機能を の外的要因による音声の殆ど 降 中の領域内の静 レベル ケースごとに 90db 当と推測されており、結果として通信機器と特殊機材による 話を阻害 現時点でSCP-3510-JP 脱 き 空 の出口 発 し 物 確認されて オブジェクト内部に侵入した 物の多く 上記の豪 誘発する低 症、もしくは身体的疲労を理由に内部で死亡している可能性が高い 推測されています。 死亡が確認されたのは、財団の実験中に職員の 断によ 発生した自死 伴った事案の認 のみであ 実験において被験者は 以外 人物について をしたこ はありません。なお、空間が多重に している可能性 含めた複数の提言は被験者が外観の一致する建築物についての発言を行っているために、 てい さらに特筆すべき点としてSCP-3510-JP、並びに内部にて発生している降 れについて 述・記録・記 行った媒体 を対象として、クラス-Ⅵ相当の知 情報の欠落を絶 ず引き起こし し 間 記憶媒体に限り、降 を要因とするこ 欠落は 処理によって遅行させることが可能です。これ おおよそ10時間～31日間をかけて、 進行します。結果として オブジェクト、並びに降雨についての記述・記録・記憶は全て、 する形へと変化 補遺: 記録35 0 -JP 以下は 在まで 行われた探査実験に 異常性による情報の 少 探査 の書き起こし なります。これ以 探査記録は、降 による 声の乱れが激しいか 被験者、 して実験担当者 音声が 欠落しているため 参照性がないことに 付 2 24 8 2 者: 29872 対象: 者: 佐定 ログ が酷 とても静かだ くなってきたみたい このまま進んでいいんだよな？恐らくは領域に入ったのだと思います。 ひどいな、 浸し もう の中まで びしょ濡れだし ちょっと心もと ぜ に提供した装備 撥水性に優れたものであるはずですが、それでも になるほどの雨量ということ ここまでの いうもんも関係ない 足首まで るよ。足を 、ありがとうございます それでは なんか の仕事 全然 変な感じだ。俺 ここに入った人間を 助して、つ でに調査 するんだっけか、 肉体労働だとか、こんな偽善的な仕事は んだけどな それも なあなたの仕事 あー、それなら1個気になることがあってよ。一番奥に高い みたいなの てい んだが あれはなんだ？ 急に よな から送られてくる映像を確認して いますが…… かありますか？ 建築物 測したという報告は今のところありません。内部にのみ存在し 物な もしかして だし、肉眼でしか見えづらい か？ こう、 みたいなもん んだよ 見たことあるような、ないような、 ような なるほど。 進むことはできますか？ できる、 けど また、ああくそ、重いな んじゃないか、これ 声 降 の影響 考えられますので 音声、異常性 注意を払って 不明瞭な あ？ 何か言ったか、 の 酷くて、 話 ないか？ ああくそ、 折れて、 脱げやがった、 捨ててくからな！ 役に立ちやし 何なんだ、これは、 ボリュームは最大です。 私の げほっ、 喉に、転んだ、くそ、馬鹿が。何だってんだ が、 しましたか？ 大きな声で、喋れ、おい、頼む、何か 、今、俺はどうなってる、 また こちらの指示が 処理してください 頼む、声を聞かせてくれ。何も、ずっと 足も上がらない、塔もどこに行ったのかわからない、お願いだ、いるんだ？ どこまで ここを んだ 可能ですか なのであれば 近くに建築 何だよ、なんも、なんも聞こえねえよ この は何なん こんな雨、 知らない。なんだこれ、 らない、潰され重い、沈む、溺れる、 の ばかりでなんも聞こえない、喉 詰まって、自分が もわからない けしか、雨が こちらの え、 にたく、助け、 、先生 5秒間の
機材の破損による記録 了 ログ終 終了報 書 をロスト たものと見做され、回収作業は実施され 実験報告において
言及されている、について、オブジェクトの から ではそのような存在 確認できず、内部で
か認識が不可能である事が予想され調査が られ が観測された場所で 周囲に
そのような建築物が ているといった地理的な証拠は確認されてい