SCP-3512
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“サグラダ・ファミリア”大聖堂

アイテム番号: SCP-3512

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3512の影響を受けた人物は標準的なヒト型生物収容室に居住させます。必要に応じて、行方不明者情報の拡散と記憶処理が実施されます。報道機関の報告をSCP-3512事案を示唆する証拠が無いか監視し、発生の可能性がある場合は調査します。

サグラダ・ファミリアの下部に位置する洞窟網の入口を確保し、監視を確立します。機動部隊ゼータ-9(“メクラネズミ”)が洞窟網の探査を継続し、SCP-3512-1の存在や、その他の異常現象に対する警戒を維持します。

機動部隊アルファ-4(“ポニー・エクスプレス”)は、潜在的なSCP-3512-2実例を出版前または流通段階で特定するための捜索・監視任務を実施します。

説明: SCP-3512は、18~40歳までの特定の女性に、人格と心理的安定性の大規模な変化を引き起こす現象です。今日までに、該当する女性9名が財団によって特定・収容されており、他に影響疑いのあった1名が自宅で死亡しているのが発見されました。

SCP-3512に影響された女性は、NEO-PI-R人格検査の寛容性・外向性・同調性の項目において極端に高い点数を取ります。これは影響以前の人格指標とは無関係に示される特性であり、影響者は自らの変化を認識している様子を見せません。影響者の行動は、高い社会性、抑制心の欠如、そして長時間かつ制御不能の絶叫の発作による行動中断を特徴とします。絶叫の発生率と持続期間は4~5ヶ月間かけて低下するのが観察されています。他の人格変化は恒久的に続くように思われます。

幾つかの国におけるSCP-3512の発生らしき事案が再吟味されています。確証されたSCP-3512事案は全て、財団エージェント ライリー・クーパーとトマス・レイによって調査が行われた、スペインのバルセロナにおける初期発生と関連しています。異常事象と周辺状況の詳細な説明を提供するため、エージェント クーパーの覚え書きが以下に掲載されています。




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