SCP-3548
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浮遊状態のSCP-3548、クララ・チャイコヴァ研究員による撮影。

アイテム番号: SCP-3548

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 機動部隊ガンマ-23("不気味で怖い骸骨たち")は世界中のSCP-3548出現事象の追跡、隔離、記録を担当しています。これには民間人と同様に財団職員によるSCP-3548の目撃、及びSCP-3548の説明と一致する全ての異常事象の報告が含まれます。

SCP-3548が出現した場合、機動部隊ガンマ-23は活動場所の確保、そしてSCP-3548の位置を突き止め、それへのアクセスを制限します。SCP-3548と接触した、もしくはSCP-3548を観察した民間人はAクラス記憶処理が施されます。

説明: SCP-3548は不定種の濃い灰色である鹿の頭蓋骨です。オブジェクトは通常夕暮れから夜明けにかけて出現し、地上から約3mの高さに浮遊します。20分から5時間経過後、SCP-3548は地上に向かって急速に降下し、接触すると消滅します。

SCP-3548は通常ある規定の地点に一度出現します。地点が無作為であるのか、もしくは予め決められているのかは不明です。SCP-3548を目撃した人間はそれを半透明且つ無形であると主張します。

SCP-3548と接触するまでに、知的実体は幻覚作用を経験します。SCP-3548による影響を受けた人間は通常、モールに類似するものに繋がる従業員用通路に転移したと説明します。対象の身体的外観の報告は異なりますが、その地点の中に様々な実体と遭遇すると説明します。注目すべき例外は、各事象の終了付近の銀の鹿頭の人型実体です。

補遺: 2031年9月3日、クララ・チャイコヴァ研究員はSCP-3548と遭遇したことを報告しました。これはSCP-3548の幻覚作用が明確になった最初の実例であると考えられています。以下の書き起こしは、遭遇に関する彼女の個人的な日誌の内容です。

9月3日、異常と遭遇する日になるなんて思っていなかった。それにも関わらず、近くのスーパーに行く途中に、SCP-3548だと思われる浮遊する動物の頭蓋骨と遭遇した。次にいつ財団がこの美しさを写真に撮るチャンスがあるのかと思うと、当然、私は家に帰って自分のカメラを見つけなければならなかった。

私はなんとかいい写真を撮ることができた、少なくとも、夕暮れ時にカメラができる最高のものだ。写真を撮った直後に頭蓋骨が私の上に落ちたので、私のタイミングは幸運であったとすぐに明らかになった。私は気を失った。

目を開いたとき、私はもう近所の通りにいなかった。私は何もない、白い廊下にいることがわかった。幸運にも、私はまだカメラを持っていた。そこはやや薄暗かったが、先には明るいライトがあった。私は立ち上がってそれに向かって進み、青々としているにも関わらず、不自然に見える森を見下ろすプラットフォームにいることがわかった。私の後ろにはかなり興味深いものを売っている店があり、これらのものを記録することにしたが、私はフィルムを節約する必要があった:

➢ 砂嵐しか映さないテレビ。いくつかのチャンネルを変えると、私は奇妙な感覚に陥った。テレビは何か緊急ではあるが話しにくいことを伝えようとしているのだと思った。私はそれを放っておくと決めると、幸運にもその影響はなくなった。
➢ "無の無限層の野生で奇抜な生物ガイド"というタイトルのガイドブック。それをめくると、そこには多くの興味深い生物が描写されていた、その束の中に"静止ウナギ"を見たと思う。私が間違っていなければ、最近財団がそれらの1つを確保していた。
➢ オウムガイ1を象ったシンボルが載っているパンフレット。それら自身には本当に奇妙なものも何もなかったが、1つを戻した後、店全体がこれらのオウムガイのシンボルに覆われた。

このオウムガイの出来事が起こった後、レジ店員(何故かすぐには気づかなかった)が消滅前に店は閉店だと私に話した。混乱して、私はプラットフォームの方を振り向いたが、そこは完全に真っ暗だった。私は別の出口を見つけなければならなかった、幸いなことにこの店の外に別の出入り口があり、それは小さなモールに繋がっていた。全ての店は閉店しているか、空いているかのように見えた。全ての鉢植えの植物やヤシの木に沿って、ピンクやターコイズの鮮やかな色の日よけが至る所にあるにも関わらず、この場所の全体的な雰囲気は私を不安にさせた。私は隠された出口と、何が起こっているか話すことができる誰かを探し続けた。これより前には気づいていなかったが、この世界には少し色の縁2があった。

階段への入り口を見つけた。不審に思ったが、とにかく調べてみることにした。私が入った入り口があり、それに繋がる場所は暗かった。わかりにくかったが、内部は非常に巨大であることがわかった。それは当初放棄されていたように見えたが、暗がりの中でどうにかいくつかの実体に気づくことができた。奇妙でジラジラとした感じであったが、それらは人型であったと思う。ここでは歓迎の雰囲気を感じなかったし、彼らがより近づくと、私の本能はモールの中に逃げ戻ろうとした。奇妙なことに、モールはオウムガイのシンボルに覆われていた。ポスター、壁紙、店先など。普通の世界が通常よりもより粒があるように見えたと共に、色の縁は悪化しただけであった。私はそれらの実体が階段を登る音を聞いたように思い、鉢植えの植物のうちの1つの後ろに隠れた。当時おそらく自分の視界がおかしくなっていると思っていたが、悲しいことに、私が撮った写真を見ると、そこには色の縁とジラジラが確かにあった。

私は何かが腕を掴み、彼らと共に私を引っ張るのを感じた。安堵したことに、これらの実体はその洞窟由来のジラジラとしている人型物体ではなかった。私たちの世界で制作されていないにも関わらず、ロボットに類似していたが、これらの実体が何であるか完全には確信できなかった。彼らは人型であり、頭部は鹿の頭蓋骨と類似していたと思う。私は何枚か写真を撮ろうとしたが、残念なことに全てぼやけてしまっていた。彼らは私を従業員用通路の1つに導き、そこは私が起床した地点に類似していたが、以前より多量のオウムガイのシンボルが存在した。ロボット生命体たちは彼らの間で何らかの議論を行っていたが、彼らが何を言っているのか理解できなかった。私は何が起こっているのか彼らに尋ねようとしたが、彼らは回答を拒否した。

私たちは別の入り口に入った。この場所は劣化の影響を受けていない、もしくは、少なくとも私が色の縁に全く気づかないほどに目障りではないようであった。天井は宇宙を覗くドームのようであったが、周囲は様々なコンピューターや他の機械で満たされていた。実体たちは取り乱しているようであり、この世界を修復しようとしていた。私はより多くの情報を集める必要を感じたが、すぐに輝くプラットフォームに強く導かれた。実体のうちの1人が、遂に私へ話すことを決めた。私にこのように言ったと思う:

"あなたはここにいるべきではない、調査員たちを許してくれ。"

このように私へ話した直後、私は自分の近所の土地に戻っていることに気が付いた。空はこの事象以前のものと全く同じであった。私のカメラはありがたいことに問題なく、思っていたよりもそこで容量を使っていた。その後私は帰宅した。より探求する価値のあるものに遭遇し、発見したものを共有するのを待ちきれなく思う。

付記: クララ・チャイコヴァ研究員は事案全体の記録に成功したと主張しているにも関わらず、SCP-3548が写っている1枚を除く全ての写真は完全に白紙でした。

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