SCP-3558
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洗浄・滅菌処理されたSCP-3558。

アイテム番号: SCP-3558

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3558は標準的なSafeクラス収容ユニットに保管されています。実験時を除き、ケースから取り出すことは認められません。保護素材の層を介したものであっても、直接接触による強制効果を防止するには不十分です。そのため、SCP-3558の全ての取り扱いは提供されるピンセットを用いて行わなければいけません。

SCP-3558の全ての取り扱いは、軽武装ターゲットを非致死的に拘束する訓練を受けた職員が少なくとも2名いる状況で実施しなければいけません。承認された実験パラメータの範囲外でSCP-3558の影響を受けた人物は適切に拘束され、武装解除されます。

説明: SCP-3558は、製造元の不明なピンク色の刃先収納式ボックスカッターであり、フロリダ州マイアミの████ ███████幼稚園から財団により回収されました。回収当時、SCP-3558の持ち手は血液で著しく汚れていました。

人間が手に持った時、SCP-3558はその人物に空いている手で片方の瞼を摘まみ、慎重に眼球から引き離すことを強制します。その後、SCP-3558の使用者は眼球を傷付けないように注意しつつ、引き延ばされた瞼の下でSCP-3558の刃を伸ばします。使用者は瞼の上部に沿って10~12ヶ所の穴を空けた後、周辺組織への傷を最小限に抑えながら、単一のスライス運動で瞼を切除します。使用者はこの後、もう片方の瞼でも同じことを繰り返します。

刃の完全な交換や除去はSCP-3558が誘発する挙動に全く変化を及ぼさず、影響がその持ち手に限定されていることを示唆しています。SCP-3558の使用者は強制効果以外の認知異常を示しません。使用者はSCP-3558が保持下から除去されるか、両方の瞼が完全に切除されるまで影響下の行動を継続します。

結果としてSCP-3558影響者に生じる裂傷は、他の状況における同様の顔面創傷と比較してより迅速に瘢痕化し、また感染症の発生率も低めです。夜間視力の向上と軽度の不眠症もまた報告されています。制御下の試験が行われていない1ため、これらの効果はまだSCP-3558の異常特性の一部であると決定的には断定されていません。

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