SCP-3561-JP
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アイテム番号: SCP-3561-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3561-JPの種子は生物サイト-103の標準的種子保管庫に収容して下さい。種子回収用のSCP-3561-JPの草本は、10年に一度、電波の拡散を防ぐため屋内の電波遮断性植物区画にて10人程度の職員に交代制で生育させてください。

説明: SCP-3561-JPは、異常な性質を有するアサガオ(Ipomoea nil)の一種です。SCP-3561-JPの植物体は、常に波長█μmほどの電磁波(SCP-3561-JP-A)を放っており、種子<葉・茎<花の順で放出されるSCP-3561-JP-Aは強くなります。また、SCP-3561-JPは、自身の半径10m以内に長期間1滞在していた人間の数によって開花する花の数が異なります。結果として、滞在していた人間が多いほどSCP-3561-JPは多くの花を咲かせ、それに伴いSCP-3561-JP-Aの放出も強くなります。

補遺: SCP-3561-JPは、19██年、諜報活動の目的で日本に滞在していたエージェント・ビーコーによって発見され、その種子が回収されました。2エージェント・ビーコーの現地での調査によると、SCP-3561-JPは広島の民間超常植物学者であった███氏によって開発され、その後民間に広く膾炙したとされています。当時戦中であった日本では「人々に愛された数だけ花をつける朝顔」として認識されており、都会の家の花壇など主に人通りの多い場所に観賞用として積極的に育てられ、人々に好意的な印象を与えていたようです。

SCP-3561-JP-Aがレーダーによって上空からでも容易に観測可能であったほか、その検出量が多い地域が米国によって人口密集地とみなされたため、現在日本にSCP-3561-JPは生息しておらず、国内の関連資料も全て焼失し、現存していません。

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