SCP-3566
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アイテム番号: SCP-3566

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: シチュエーション・コメディ調の番組を制作するテレビスタジオは、SCP-3566の発生について監視されます。製作物にSCP-3566の発生の兆候が見られ始めた場合、対象のスタジオは最終編集に録音笑いを追加するよう促されます。これに抵抗した場合、その製作物は打ち切られるべきです。

実験外での被影響メディアの視聴は約20分 (SCP-3566の影響を受けやすい番組の典型的な長さ) に制限されます。

説明: SCP-3566はシチュエーション・コメディ物のテレビ番組のスタジオ録音に影響を及ぼす現象であり、番組の標準サウンドトラックに被さる笑い声として現れます。通常、この音は番組中の不適切な瞬間における不特定多数の笑い声で構成されており、往々にして長時間にわたります。発生するSCP-3566は各視聴後に変化し、観測者からは "不穏" もしくは "躁病的" と形容されています。現時点でのSCP-3566の発生率は潜在的候補となる番組のうちの約10%であり、第1話の放送後に遡及的に影響を受けた番組はこれまでのところ存在しません。

SCP-3566に長期間 (30分以上) 曝露した人物は、頭痛や目眩に苦しみ始めます。曝露から60分経過すると、SCP-3566の効果は視聴者自身に伝達します。すなわち、視聴者は特定可能な音源なしに関連する音を定期的に耳にするようになります1

この効果に苦しんでから約1か月後、被影響者は頻繁な幻聴から典型的に生じるであろう精神衛生上の問題に加え、人格や振る舞いの変化を経験し始めます。これらの変化は通常、その人物の人格や言動といった1つ以上の性格の極端な誇張という形で表れ、観測可能な他の特徴の全てよりも優先されます。

SCP-3566は1940年代に初めて発見されました。当時は影響を受けた多数のテレビ番組が放映前に打ち切られていましたが、後に実際の笑い声 (生きた人間のもの、もしくは収録後での編集で追加されるもの) によってSCP-3566の発生が抑制されることが判明しました。様々なテレビスタジオで録音笑いの使用を奨励したところ、SCP-3566の発生率が大幅に減少し、それ以降は標準的なフォーマットとして受け入れられるようになりました。

補遺1
1972/11/08、普段の振る舞いとは逸脱したSCP-3566が発生しました。この発生では、笑い声ではなく痛々しい叫び声が発生元の番組全体を通して聞こえました。この日付以降の全てのイベントでも同様のパターンが続きましたが、当初の収容プロトコルは依然としてその発生を抑制するのに有効であると考えられています。

長期にわたってこの新たな形態のSCP-3566に曝露した人物は、恐怖と差し迫った破滅の感覚を訴え、それに続いて突発的なスキゾイドパーソナリティ障害3や、稀かつ極端な場合では妄想性パーソナリティ障害を発症します。

補遺2
音声解析技術の発展後、メディアに影響を及ぼすSCP-3566によって生成される音声を解析した結果、その全てが1人の声に由来し、複数人の声に聞こえるように歪められていることが判明しました。SCP-3566の収容当初に為された過去のインタビュー記録との比較したところ、この声が初期調査中にインタビューされたエンジニアであるトミー・タリコのものと一致しました。

当人の判明している中で最後の住所に向かった調査員は、地下室の椅子の上に、1970年初頭のある時点4で死亡したと考えられる乾燥した死体を発見しました。椅子はテレビセットへと向いており、死体は空の亜酸化窒素5タンクに接続されたフェイス・マスクを着用していました。既知のデザインのいずれとも一致しない放送機器も発見されており、この機器の目的は現在調査中です。

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