SCP-3575
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アイテム番号: SCP-3575

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: キュー通りとサウスビュー通りの影響を受けた区画は、無期限に閉鎖されています。区画の殆ど全ては財団によって購入され、現在暫定サイト-99として機能しています。

救助活動が終了するまでの間、SCP-3575の住民には要求された物資が提供されます。住民は大規模な自給自足を行っているため、要求された物資のみを提供してください。監督者の裁量に委ねられていますが、精神面の援助も同様に行われます。

2019/01/07のイベント以降、更なる通知があるまで、SCP-3575の住民が利用可能な物資は提供されません。

説明: SCP-3575はモンタナ州ベオグラードに位置する次元異常です。

SCP-3575はキュー通りとサウスビュー通りの交差点を中心とした305 × 305メートルの空間を包含し、当該地点を通過すると、不明の原因によって移動が困難になります。SCP-3575は1999年時点のベオグラードに相似しており、実際の街の建造物は空間内に反映されていないと考えられています。

SCP-3575には14歳から23歳までの15人の個体(SCP-3575-1からSCP-3575-15に指定)が存在しています。全個体はベオグラードに在住しており、直近18年の間に当該地点を通過したと主張しています。SCP-3575内で生活する人々は当該地点の家屋に居住し、協力して食物を栽培しています。

現在のところ、SCP-3575への入り口は発見されていませんが、空間内のベオグラード出身者は稀かつ無作為に侵入するとされています。一度内部に侵入すると、U-011に戻ることはできなくなりますが、完全に交差点の限界地点を越えた先に出口が存在するという仮説が立てられています。人間以外の動物は、SCP-3575とU-01の間を容易に往来することが可能であることが確認されている唯一の実体であり、そのことから、財団とSCP-3575の住人の間でコミュニケーションを円滑に行うために利用されることがあります(インタビュー記録3575-I4参照)。

SCP-3575に関する財団が所有する情報の大部分は、当該地点のSCP-3575-1との交流に由来します。SCP-3575-1(ベオグラードのニック・ダンガードとされる)は2017年に初めて財団による接触を受けました。以降、実体は頻繁に他の住人のために物資や娯楽を要求し、その引き換えにインタビュー要請に答え、空間内の実体の生物学的検体を供給します。2

追記2019/01/14: 2019/01/07、SCP-3575-1はSCP-3575の出口が交差点を越えた先の地点に存在する場合を考慮し、直ちに当該エリアを去り、探索を行うというグループの決定を説明する手紙を返送しました。

最低でも財団と相談するまで再考することをグループに主張するメッセージが返送されました。現在、返信はありません。

追記2019/01/18: 2019/01/16、 隣接するボーズマンの公園にてバックパックが発見され、カメラと日記が内包されていました。日記の文体は以前SCP-3575-1が財団職員と交流していた際のものと一致しており、ある時点で彼らの所有物であったと推測されます。カメラにはキュー・サウスビュー交差点の写真数枚が収められていましたが、それぞれ数か月分の間隔を空けて撮影されていました。殆どの写真が日記の日付と対応しています。

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