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Info
SCP-3691
The Thinking Man's SCP / 考える人のSCP
著者:
Fishish、
Jack Waltz
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インシデント-3691-A以前のSCP-3691。
アイテム番号: SCP-3691
オブジェクトクラス: Anomalous Uncontained
特別収容プロトコル: インシデント-3691-Aに関する既知の映像は全て財団が回収しています。当該事象の目撃者には、標準財団プロトコルに則って記憶処理が実施済です。SCP-3691の非異常な模造品が発見場所に設置されています。
説明: SCP-3691は2022年6月13日までニューヨーク州オールバニーに設置されていた、オーギュスト・ロダン作の『Le Penseur』1の鋳物です。この像の制作者は不明であり、都市が設立して以降にこの像を制作するよう依頼した、もしくは建設した記録は存在せず、土台にはいかなる類の銘板も存在しません。
発見以来、SCP-3691はいかなる手段でも動かせず、損傷を受けることもありませんでした。現在ではこの像は物理的に動かせないと判明していますが、当初はアノマリーの異常性が、像を動かそうとした人物に苛立ちを覚えさせるというミーム効果であるとの仮説が立てられていました。この仮説は副次的なミーム特性の証拠が発見されなかったために棄却されました。
SCP-3691は、インシデント-3691-Aにおいて、確立された異常効果から著しい逸脱を示しました。
インシデント-3691-A: 2022/06/13、SCP-3691が動き出し、ゆっくりと立ち上がって、財団職員が近くに設置したカメラへと顔を向けました2。以下のやり取りがカメラに記録されました。
[ログ開始]
[13.09] SCP-3691が動き出す。像が立ち上がり、カメラの方を向く。
[13.10] SCP-3691がため息をつく。
[13.12] SCP-3691: すまない、色々考え事をしないといけなかったんだ。
[13.15] SCP-3691がフレームの外へ立ち去る。
[ログ終了]
インシデント-3691-Aに続き、SCP-3691はUncontainedに再分類されました。実体を捜索する取り組みが進められています。