SCP-3695
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回収後に行われた最初の実験でのSCP-3695

アイテム番号: SCP-3695

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3695を使用していない場合は標準的収容ロッカーに保管されます。全ての実験では、オブジェクトの紛失を防止するために研究チームはSCP-3695を適切な方法で繋留しなければなりません。

SCP-3695が太平洋へ直接繋がる海域で紛失した場合は、探索チームはハワイ州マウイ島ラハイナのエミリーズビーチ沖から離れた凡そ20°51'N 156°41'Wの地点に集合します。再収容補助のため、SCP-3695には橙色の識別ラップが取り付けられています。

説明: SCP-3695は設置されている場所の水流を操作することができるサーフボードです。SCP-3695は水流を操作し、マウイ島の上記の場所に向かうように水上を推進します。SCP-3695は初歩的な経路探索が可能であると推測されており、マウイ島への最短経路を通行できない場合は迂回経路を経由します。

反対側に水流が流れている場合、SCP-3695はマウイ島に向かいますが、別のルートを進む可能性があります。SCP-3695が最終目的地に到達することは防止されているため、オブジェクトが向かおうとしている正確な場所は不明のままです。 ただし、目的地の有力な候補は補遺3695-2に詳述されています。

補遺3695-1: 2018/2/18、研究チームによりSCP-3695が向かおうとしている場所の特定が試みられました。SCP-3695の重心周辺に取り付けられた繋ぎ縄を使用し、オブジェクトが指し示していた方角から時計回り30°の角度にオブジェクトを引き摺りました。この方法により研究チームはオブジェクトを到達させることなくSCP-3695の目的地に接近することができました。

場所を1km以内に絞り込んだ後に、SCP-3695は回収され保管場所に戻されました。 捜索範囲内の正確な位置の解明のために潜水チームが配置され、その結果は補遺3695-2に詳述されています。

補遺3695-2: 2018/2/25、潜水チームはSCP-3695が向かおうとしている場所の有力な候補を特定することに成功しました。珊瑚や他の海洋生物で覆われた海底から身元不明の遺体が発見されました。SCP-3695の特別収容プロトコルを維持するため、死体が除去されることはありませんでした。

マウイ島に派遣された財団職員が複数の地元住民にSCP-3695の写真を見せたところ、オブジェクトの以前の所有者は地元のコナー・クレイン(24歳男性)であり、SCP-3695の回収から10年前に行方不明になっていたことが確認されました。 クレインの死因に異常性は無いことが確認されたため、地元当局に連絡を取り両親に彼が死亡していることを知らせました。彼女らは「それが彼が望んだことなのでしょう」と陳述し、彼の遺体をそこに留まらせておくことを要望しました。

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