SCP-3731
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2020/4/26のオレンジゾーン

アイテム番号: SCP-3731

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: プロトコルALABASTERの活性化が宣言されました:

  • 財団の全ての軍事職員は、SCP-3731実例を確保することによるオレンジゾーンの拡大へ再配置されました。
  • 全ての研究職員は、さらに効果的な無力化のプロトコルに加え、SCP-3731への技術的、パラテック的、奇蹟論的な対抗手段を開発するために再配置されました。
  • 移動可能な収容済みオブジェクトは資源の許す限りオレンジゾーンへ移動されました。
  • 移動不可能なオブジェクトは抹消、もしくはそれぞれの緊急プロトコルに基づいて物理的にアクセス不能とされました。
  • 移動不可能なK-クラスの脅威を収容しているサイトは奇蹟論的に防御され封印されました。外見上明白な自動防御システムがこれらサイトの周囲を保持するために設置されました。
  • これまでは機密保持の方針のために制限されていた装備、技術 — パラテック兵器、車両、歩兵強化装備、ジャイアント級無人戦闘ドローンのような自動防御システム — の公然の使用が許可されました。
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ジャイアント級無人戦闘ドローン

  • 倫理委員会のSCP-3731に関係する裁定は不適切であると考えられます。

全機動部隊ユニット/財団軍事資産は、あらゆる必要な手段でのSCP-3731の確保のために再配置されます。SCP-3731実例はオレンジゾーンへ加工のために移動されます。残りのSCP-3731実例を居住させるための暫定収容エリアがオレンジゾーン内部に建設されました。道路、線路、そしてその他の移動のためのインフラストラクチャーは収容された実例の移動のための必要に応じて徴用されなくてはなりません。

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暫定収容エリア2

O5評議会執行令3731-Ov236に基づき、収容されたSCP-3731実例は、無力化処置08-Lilacより基準正常性まで回復されなくてはなりません。回復した実例は世界的な正常性が復帰できるときまでオレンジゾーン内でE-クラス職員として雇用されなくてはなりません。

説明: SCP-3731は地球の知性ある集団であり、以前は「人類」として知られていました。奇蹟論的な共生生物であるSCP-3396の収容の失敗の後、入手可能なデータによるとオレンジゾーン外部の一般人口の100%がSCP-3731に変換されたことを示しています。人間のSCP-3731への変換は、SCP-3396により分泌され、実体間でも伝染性に拡散する半実体の青い物質(ブルーマター)への暴露により引き起こされます。ブルーマターへの暴露とSCP-3731への変換の間の潜伏期間は数秒から数ヶ月までの幅があります。

青い物質に暴露した生物は極度の奇蹟論的神経支配1と変形2、結果としての予想困難で多様な異常な能力を呈します。ブルーマター共生生物のSCP-3731実例の人格や知力への影響に関しては結論が得られていません。入手可能なデータによると、実例は人間であったときの知識と特徴を保持しており、殆どの場合彼らの人としての個性を自認し続けます。

ブルーマターへの暴露が心理的な症状をもたらさないように見える一方で、SCP-3731は集団としては、人間に比べて反体制的な傾向や、その他の反社会的な振る舞いといった物理的な攻撃性を高い割合で示します。変異に関連した、非異常性の症状(新形態の知覚能力や他の実例からのテレパシー的な入力への適応、肉体的な変形への精神的外傷的な反応、文明の崩壊に関連した環境ストレスなど)がこの不安定さに寄与していると仮説付けられています。SCP-3731のコミュニティが様々な成功度で組織され、自治しているのが確認されますが、内紛や他のSCP-3731実例からの攻撃はその成長を一貫して抑制してきています。

プロトコルALABASTERの実施と、財団のオレンジゾーンへの撤退以降、他の収容違反した/未収容のアノマリー(その一部は奇蹟論的な変異を受けています)によるSCP-3731の犠牲者も重大なレベルに上昇しています。偵察データによると、生存しているSCP-3731実例は基準となる人間の人口の5%以下であることが示唆されます。

フィールドレポートによると、SCP-3731実例での奇蹟論的神経支配と変形のバリエーションは時間とともに拡大し続け、実例群にさらに超現実的な形態と能力を獲得させています。結果としての異常な活動の集積は、地球の生態系と地質に破滅的な影響を与えています。地震、自然発火、山岳や陥没穴の生成、様々な理由で生物が生存できない「デッドゾーン」の発生、空からの動物の墜落が報告されています。SCP-3731は現在の速度で活動し続けた場合、2024年までにこの惑星を居住不可能にすると推測されています。


この時点で、対奇蹟論技術のブレイクスルーにより、財団はSCP-3731に対し有効な兵器その他の対抗手段を用いることが可能になりました。

技術 詳細 推奨使用法
制御下神経支配ガントレットControlled Innervation Gauntlets 歩兵用戦闘外骨格のアタッチメント。 近距離にて兵器化された奇蹟論祈願を、ガントレットで打たれたものを標的として発動する。基本的な装填祈願は対象の骨格の燃焼を引き起こす。必要に応じてさらに特化された祈願を装填することも可能。
スペクトル感光儀礼Spectral Emulsion Ordinance 陸上交戦のための歩兵装備。 スペクトル活性を指向性の奔流として火炎放射器に近い形態で放出する。除去困難な呪いをもたらす。
奇蹟論共振振動子 Thaumic Resonance Oscillator 大規模交戦および群衆制御用の車両設置型装備。低周波数では、致死率は低くなり無力化用となる。 実例の体内のブルーマターの成長を刺激する周波数調整されたエーテル波動を発し、異常な活性の制御不能な暴発をもたらす。ブルーマターのエーテルによる刺激の効果は予測不可能であり、安全な距離からのみ使用すべきである。
死界門擲弾砲Thanopenetrating Aperture Mortar 要塞化された領域への爆撃用の長距離砲 炸裂した領域内の表面に穴を発生させる。延長され、多数の関節を持つ人間の四肢が穴から発生し、知的生物を発見し中へ引き込む。その後穴は消滅する。建造物へのダメージを最小限にしながらSCP-3731実例を除去するために有効。
自立無力化ドローンAutonomous Neutralization Drones 未収容のSCP-3731実例を追跡するためのAIを装備したロボット航空機。ドローンはスズメバチに似ており、群れで行動する。 オレンジゾーンの境界周囲に、境界を警備する部隊を補助するために放出される。ドローンはSCP-3731実例の体を掘り進み、体内のブルーマターの生成を撹乱する。この過程を生き残り、回復後にE-クラス職員として雇用できる実例はおよそ2%である。
幾何学不安定化砲Geometric Destabilization Artillery 航空機装備型投射兵器。炸裂範囲内に生物が生存不可能な(例: 表面が内部へと折り畳まれる。複数の物体が同じ時空間に存在する)空間の歪みを発生させ、それが物理的な基準状態となる。 SCP-3731実例が大規模な非人間型に変換された場合にのみ使用することを推奨。進入した生物は循環器系を再配置され、体表面を折り込こまれるため、効果範囲は永久的に居住不可能になる。


処置99-Lilac概要:

奇蹟論阻害成層圏クラスター弾頭Thaumobaric Stratosphere Clusterchargeを地球に残存する地表上で爆発させることが計画されている。オルゴン・エネルギーの過圧縮と協調したT.S.C.M.の使用は惑星レベルでの破壊的な内奇蹟論反応をもたらす。このプロセスはオレンジゾーン外でのブルーマターの生成と、付随した物理組織の、SCP-3731実例の肉体からの激しい拒絶をもたらす。世界中での変異した存在の生存レートの予想はゼロである。

この反応は、אK-クラス"財団神格化アポセオシス"シナリオ(全ての人類が財団の収容下で存在する状態を指す)を引き起こすことを代償として、現在差し迫った地球の破壊を防止すると予想される。

SCP-3731の抹消に続き、軍事及び研究資産は、以前の活動の継続のためオレンジゾーン外へ移動する予定である。オレンジゾーンは機能する基底社会の設立のために使用され、これまでのLilac処置の生存者であるE-クラスに居住される。神格化後には財団のポリシーと人類の正常性は一つとなり、同一となるため、基底現実のパラメーターはゾーンの境界とその管理の必要性を反映するために調整されるだろう。

אKシナリオを引き起こすことは財団のミッションの究極の失敗である。しかしそれはこれまでにない機会を提供する — 清浄な状態からのスタート、監督者の手に導かれることにより形作られ、制御されたより良い世界を作る機会である。それは彼らの上昇ではなく、我々の上昇となるだろう。

ゾーンは確保されるであろう。人類は収容されるであろう。正常性は保護されるであろう。

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