SCP-3733-JP
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財団記録・情報保安管理局より通達

SCP-3733-JPは現在調査中であるため、以下の報告書に不確定な情報が含まれている可能性があることに留意してください。内容に関する質問は現在受け付けていません。

アイテム番号: SCP-3733-JP

オブジェクトクラス: Pending

特別収容プロトコル: 現在、SCP-3733-JPに関する調査が行われています。調査完了後、SCP-3733-JPには適切なオブジェクトクラスが割り当てられます。

SCP-3733-JPについて、カバーストーリー「心霊現象は単なる勘違い」を適用し、インターネット上での宣伝活動を行ってください。

説明: SCP-3733-JPは長野県██村内に存在する旅館です。██村、SCP-3733-JPを構成する木材、従業員、備品に異常性は見られませんでした。

SCP-3733-JPは20██年頃から「幽霊の出る旅館」としてインターネット上で話題となっていました。以下は報告された心霊現象とそれに対する財団による調査の結果です。

報告された現象: 夜中、幽霊の声が聞こえる。

調査の結果: 廊下や部屋に存在する小さな穴によるものだと判明した。夜風が小さな穴を通り抜ける際の音を幽霊の声と勘違いしていたのだと推測される。小さな穴はおよそ50箇所存在しており、その全てが家具の裏などの発見の困難な場所に存在していた。穴について、SCP-3733-JPの従業員は認知していなかったことが判明している。また、穴は高温を使用して作成されたと推測されているが、SCP-3733-JP内で火事等が発生したという記録は発見されていない。

報告された現象: 料理が何者かに食べられている。

調査の結果: SCP-3733-JP内に複数のクマネズミ(Rattus rattus)が生息していたことが判明した。当現象以外にも、複数の心霊現象はクマネズミによるものだと推測されている。発見時、全てのクマネズミは極度のストレスを感じており、飢餓状態にあった。また、胴体、前足、後ろ足、尻尾等に熱傷が見られた。

報告された現象: 天井に手形がある。

調査の結果: 建設当時に付着した皮脂などが経年劣化により浮き出たものであると判明。SCP-3733-JP建築当時の写真等の調査においても、大工らが天井の板材に素手で接触していることが確認できる。また、指紋調査において7件の手形の指紋と大工らの指紋が一致した。特筆すべきことに建築に携わった人物は24名であるにも関わらず、41 43 44件の異なる手形が存在している。

報告された現象: 天井の焦げ跡が顔に見える/部屋が焦げ臭い。

調査の結果: SCP-3733-JP内に焦げ跡は存在しておらず、そのような匂いも観測されていない。また、先述の通り、SCP-3733-JP内で火事等が発生したという記録は発見されておらず、当報告は完全なデマであると考えられる。また、焦げ跡は存在しないため、天井を長時間見上げることは推奨されない。

報告された現象: 悪夢を見た。

調査の結果: 霊がいるというバイアスによるものだと思われる。実験の結果、D-37334、D-37335、D-37336が悪夢を見たと報告した。悪夢のイメージとしては「恐怖」「喉の激しい痛み」「監禁」等が確認された。さらなる調査のため、D-37335の治療は続けられる。

報告された現象: 窓に顔が浮き出ていた。

調査の結果: 従業員が窓掃除をしていた際の姿を誤認したものと推測される。以下は従業員に対する事実確認のインタビューの書き起こしである。

[不適切なものであったためインタビュー記録は削除されました。インタビュー記録を閲覧した職員はSCP-3733-JP担当職員へと申し出てください]

報告された現象: 人魂を見た。

調査の結果: SCP-3733-JP内で人が死んだことはない。

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