SCP-3753

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SCP-3753

アイテム番号: SCP-3753

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3753実例は機密性の箱に収納し、環境制御されたアイテムロッカーに保管します。

説明: SCP-3753は、手作りの木箱に収められた119個の無印のカモミールティーバッグです。

感染症や肉体的な体調不良を抱えている人物がSCP-3753で淹れた茶を飲むと、深い眠りに就きます。覚醒時、対象者は強制的かつ痛みを伴わずに、疾患の要因となっている病原体または臓器を適切な開口部から排出します。SCP-3753-Aと指定される排出物は、対象者の凡その身長に達するまで成長し、2本の腕を生やします。

その後、識別可能な音源が無いにも拘らず、ボクシングのゴングの音が響きます。SCP-3753-Aはどちらか片方が屈服するか、または意識を喪失するまで対象者との徒手格闘を行います。生命維持に不可欠な臓器が排出された場合でも対象者が身体機能を維持し続ける仕組みは不明です。対象者はSCP-3753の効果を本有的に認識し、通常はSCP-3753-Aとの交戦を選択します。対象者が武器でSCP-3753-Aを攻撃しようと試みると、SCP-3753-Aは単純に消失し、対象者の身体は本来の状態に戻ります。

  • 対象者が勝利した場合、SCP-3753-Aは縮んでいき、小さな蒸気の雲を残して消滅します。対象者は再び眠りに就き、排出された臓器は体内に再出現します。覚醒時、対象者は病気や体調不良からの顕著な — 多くの場合、完全な — 回復を報告します。
  • 対象者がSCP-3753-Aを打倒できなかった場合、SCP-3753-Aは強引に体内へ再侵入します。対象者の体調は変化しません。

箱は毎朝1個の新しいSCP-3753実例を自発的に生成します。

SCP-3753実験ログ抜粋:
# 対象者 疾患 SCP-3753-A 勝者 注記
01 エマ・リスター 急性気管支炎 巨大化したウィルス リスター 基準となる実験。リスターにノックアウトされたSCP-3753-Aは消散した。リスターは8時間以内に症状が完全に治まったと報告した。
03 リヴカ・ヤルコーニ博士 ストレス性潰瘍 SCP-3753-A SCP-3753-Aはヤルコーニ博士を腕挫十字固で制圧し、口から再侵入した。ヤルコーニ博士は潰瘍の状態に全く変化が無いと報告した。
08 ロージー管理官 椎間板ヘルニア 脊椎 ロージー 特筆すべき事にSCP-3753-Aは負けを装って奇襲攻撃を仕掛けたが、最終的には敗北した。ロージー管理官のヘルニアは残ったものの、痛みは大幅に和らいだ。
11 エージェント アースラ・ヌニェス 高血圧と鬱病 ヒトの形状を取った血管系、脳1 ヌニェス ヌニェスは様々な罵倒語を叫びつつ、両方の個体と交戦した。血管系はヌニェスに敗北した後に消失。ヌニェスは脳に対しては、屈服した後にも拳と足で暴力的な攻撃を加え続けた。その後の追跡調査では、彼女の高血圧の有意な軽減、一貫して高レベルのセロトニン分泌、鬱症状の頻度の減少が報告された。ヌニェスはSCP-3753の繰り返しの使用を要請した。
16 ヘンリック・ストゥルマテム ステージIIIの肺癌 癌細胞 SCP-3753-A ストゥルマテムはSCP-3753-Aと22分間格闘し、疲労で昏倒するまで降伏を拒否した。容態に変化無し。
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