アイテム番号: SCP-3781
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 1999年10月11日、SCP-3781が公開、利用が可能であったサーバーは全てシャットダウンされ、SCP-3781の検索結果、スクリーンショット、リンクは全てインターネットから完全に削除されました。その後、ゲームのデータベースから収集されたIPアドレスの解析により、SCP-3781の全てのプレイヤーの追跡、拘束の後、クラスC記憶処理が施され、全員が解放されました。
追記 3781.071901: 2001年7月19日の事件発生後、世界中の主要な宇宙機関の協力により、国際宇宙ステーションが損傷のない状態で稼働していることを世界中に誤解させるために、大規模のカバーストーリーが流布されました。SCP-3781のさらなる実験は無期限に中止されました。
説明: SCP-3781はOK ペインター!というタイトルで日本で開発された多人数同時参加型オンラインゲームであり、1999年に東京に拠点を置く独立系ビデオゲームメーカーPaintSoftによって開発及び公開が行われました。このゲームは1999年10月11日に財団によって発見され、その後、サーバーが完全にシャットダウンされるまで6ヶ月間オンライン状態でした。ゲームのデータベースから収集されたデータから、SCP-3781には合計153人のプレーヤーがおり、その全員が東京都内に在住していることが明らかになりました。1
プレイヤーは、日本の漫画形式で描かれた"ちびキャラ"である、ペイントブラシとバケツを装備した白い人型生物"Painters"のコントロールを引き受けます。Paintersはプレイヤーのアバターとして機能し、外観を幅広くカスタマイズすることが可能です。
SCP-3781の主な目的は、塗料を使用して東京の様々な建物を拡張することによって、報酬を得て経験値を上昇させることです。最大レベルの99に達し、バルコニーまたは屋上へ到達すると、"Leave a cool message?"というダイアログボックスが表示され、YESかNOを選択することが出来ます。
YESを選択すると、プレイヤーは、大衆文化に関連付けられたフレーズまたは引用を提供されたスペースに入力するように求められます。(詳細については、補遺3781.1を参照してください。)フレーズを入力すると、Paintersがフレーズを「OK ペインター、[入力]」の形式で壁(屋根の場合は床)にペイントするカットシーンが発生します。その直後に、入力されたフレーズに関連付けられた作品を暗示するイベントがPaintersに対して発生します。
約33分19秒後、Paintersによって生成されたメッセージは、ランダムな現実世界の場所で類似のイベントを発生させます。さらに実験を行ったところ、これらのイベントが発生した場所は、入力されたフレーズが参照した作品の発信元の国に関連していることが示唆されました。