アイテム番号: SCP-379-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-379-JP、-a、-bはサイト-8102にてそれぞれ別のパスワード付きの高耐久ロッカーに保管し、常時監視カメラで監視してください。実験を行う場合はセキュリティレベル3以上の職員の許可を取ってください。運搬する際は2人以上で慎重に運んでください。現在SCP-379-JPの実験は停止されています。

回収時のSCP-379-JP
説明: SCP-379-JPは右に行くに従って模様が上がる、いわゆる「Z巻き」と呼ばれる型のキャスター付きサインポールです。SCP-379-JPは電源に接続されていないにも関わらず常に作動しています。また未知の工学的技術による高度な耐久性を示しており、分解、破壊する事はおそらく困難です。ただしガラスカバーには異常性は無く、問題無く取り外す事ができます。
SCP-379-JPの内部のモーター部分における上底と下底には存在しないはずの空間が開いており、SCP-379-JPの回転筒は回りつつ上底の空間に向かい延々と上昇し続けます。空間は現世界、別世界に関わらず別の同じ異常性を示すサインポールに通じていると考えられ、捜索の結果、現在3台のSCP-379-JPを収容しています。
補遺: 発見経緯について
SCP-379-JPは、小学生の「あのグルグルは上まで行ったらまた下から出てくる」といった趣旨の会話を、当時工事現場で潜入調査していたエージェント・小畑が偶然耳にし、該当オブジェクトを調査したところ異常性を発見し、収容されました。SCP-379-JPは当時、三重県██市にある美容室「██████」で使用されており、同機種の故障の多発による自主回収を名目に回収しました。会話をしていた小学生2人に事情聴取したところSCP-379-JPの異常性については認知しておらず、一方の小学生の推測にすぎなかった事が確認されました。
SCP-379-JPの探査実験は停止する。-白波瀬博士
補遺379
201█/██/██現在、SCP-379-JPのオブジェクトクラスをEuclidへ引き上げるかの協議がなされています。