SCP-3790
rating: +73+x
アイテム番号: 3790
レベル5
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
dark
リスククラス:
notice

doorway3.jpg

SCP-3790の内装。

特別収容プロトコル: 何者もSCP-3790に入場しないことを確実にするため、SCP-3790に通じる吹き抜け階段のドアには常に南京錠を掛け、警備員1名を近くに駐留させます。

監督評議会の指令により、SCP-3790への入場は禁止されています。

説明: SCP-3790は、イギリスのロンドンにある、放棄されたポート・スペリオール缶詰社倉庫の地下に位置する構造物です。この空間への唯一の通路は、背の低い黒色のドアが終端にある狭い吹き抜け階段です。ドアには、ドアノブのすぐ上に取り付けられた“SCP財団 怪奇部門(Department of Abnormalities)”という小さな金属製プラカード以外の識別マークが存在しません。

    • _


    SCP-3790の内装は幾つかの地下階層で構成されており、それぞれ一方の壁に2枚ずつ、合計4枚のドアを有する廊下と、その遠端にある下層階へ向かうための鉄格子付き貨物エレベーターから成ります。SCP-3790の内部にはかつて人間が活動していた証拠があるものの、構造物はかなり長期間にわたって放棄されているように見受けられます。

    各ドアは重厚な金属製で、1枚のスライドパネルが小さなガラスの覗き窓を覆っています。この窓から奥の薄暗く照らされている室内を見ることが可能です。ドアは — 何枚かは錆びていますが、それ以外の損傷は受けていません — 過去の何処かの時点でドアノブと開錠機構を取り外され、溶接によって閉鎖されています。これらのドアの唯一特徴的なマークは、スライドパネルのすぐ下に位置する小さな金属製プラカードです。これらのプラカードには通常、部屋の内容物の指定名称と考えられるものが記されていますが、幾つかのプラカードは除去されているか、または破損しています。

    主要点検口の背面には1束のリーガルパッドを留めたクリップボードが吊るされています。各ページはパッドから千切られたように見受けられます。最前にある無傷の紙片には名称リストと短いメモがあります。残されたページに関連性はありません。

    エレベーターはこの構造物の7つの階層にアクセス可能です。

    SCP財団がこれまでに怪奇部門を有していたという記録は存在しません。構造物に関する情報は発見されていません。

    補遺3790.1: 部屋の内容物

    以下は各階の部屋、各ドアのプラカードの文言、また可能な限りにおける各部屋の内容物の外見的説明のリストです。


    第一階層

    部屋1
    プラカードの名称: ヴィヴァルディ (Vivaldi)
    説明: 室内には、部屋の奥の隅に立て掛けられたバイオリン以外には何もありません。弓は折れた状態でバイオリンの前の床に落ちています。

    部屋2
    プラカードの名称: モンテスマの顔 (Montezuma's Face)
    説明: 金の象嵌細工が施され、大きな鋼の錠前を掛けられた華美な木箱が部屋の中央のテーブルに乗っています。時計のような静かなカチカチという音が、微かに室内から聞こえます。

    部屋3
    プラカードの名称: プラカード無し
    説明: 部屋は空です。

    部屋4
    プラカードの名称: プラカードは損傷しており、文言が読み取れない
    説明: 部屋は空です。長い引っかき傷が壁を覆っています。骨の欠片が部屋の床中に見えます。

    第二階層

    部屋1
    プラカードの名称: イアン (Ian)
    説明: 拘束衣と目隠しを着用している痩せた青白い肌の男性が、部屋の隅に座っています。

    部屋2
    プラカードの名称: 泣き叫ぶ少年 (The Crying Boy)
    説明: キャンバスが室内に設置されています。布がその上に被せられています。

    部屋3
    プラカードの名称: 見張る者たち (The Watchers)
    説明: 3体の漠然と人間らしい形をした実体が、部屋の奥の隅で身を寄せ合い、ドアから視線を逸らしています。実体群は僅かに身じろぎする様子が見えますが、室内の照明条件の都合上、それ以上の詳細は分かりません。

    部屋4
    プラカードの名称: プラカード無し
    説明: ドアの向こうには、別な暗い廊下が続いているように思われます。

    第三階層

    部屋1
    プラカードの名称: 無限の寒さ (The Infinite Cold)
    説明: 室内の床には薄く水が張っています。部屋の内装は、外見上の物理的寸法よりも顕著に広いようです。

    部屋2
    プラカードの名称: 悲哀 (Sorrow)
    説明: 台座が部屋の中央に置かれています。指の跡と一致する4本の平行線が埃の中に残っており、台座の上にあった物が最近除去されたことを示唆しています。

    部屋3
    プラカードの名称: 人の居ない世界 (World Without Man)
    説明: 部屋は空です。

    部屋4
    プラカードの名称: アダムの憎悪 (Adam's Hatred)
    説明: 波打っている不明確な黒い形が部屋の奥に見えます。

    第四階層

    部屋1
    プラカードの名称: 朝の星 (The Morning Star)
    説明: 錆びた剣が部屋の奥の棚に掛けられています。部屋のドアには温もりがあります。

    部屋2
    プラカードの名称: ニガヨモギ (Wormwood)
    説明: 覗き窓の視界は不明瞭です。

    部屋3
    プラカードの名称: ハルモニアの首飾り (Harmonia's Necklace)
    説明: 簡素な金細工の首飾りが部屋の奥の支柱に掛けられ、1本の長い蝋燭で照らされています。室内に床があるようには見えません。

    部屋4
    プラカードの名称: プラカード無し
    説明: 室内には明かりがありません。この部屋を覗く人物は、後になってから長く尾を引く恐怖心を覚えます。

    第五階層

    部屋1
    プラカードの名称: 人の心 (The Heart of Man)
    説明: 室内には、未だに脈動しているヒトの心臓1個がワイヤーで天井から吊り下げられています。部屋の内装は歪曲しているように見えます。

    部屋2
    プラカードの名称: 工具の痕跡は、プラカードがてこの原理で強引に外されたことを示している。“ハロー”という言葉がプラカードのあるべき位置の金属に刻み込まれている。
    説明: スライドパネルは溶接されています。

    部屋3
    プラカードの名称: チャンネル55 (Channel 55)
    説明: 小さなCRTテレビが部屋の中央に置かれています。何かが画面上で再生されていますが、暗色の布がその上に被せられています。

    部屋4
    プラカードの名称: 生ける悪夢 (Living Nightmare)
    説明: 汚れたツインマットレスが金属フレームに乗せられ、部屋の中央に置かれています。1体の実体がマットレスの上に横たわり、シーツを被っています。

    第六階層

    部屋1
    プラカードの名称: ミスター・ちんもく (Mr. Silence)
    説明: 背の高い黒色の木箱が奥の壁に立て掛けられています。木箱には鎖と錠前が掛けられています。金の縁飾りが付いた明るい紫色の“W”が、木箱の正面に描かれています。

    部屋2
    プラカードの名称: 死者の椅子 (The Dead Man's Chair)
    説明: 木製の椅子が部屋の奥の隅に置かれています。微かな影が椅子に“座っている”のを見ることができますが、この影は二回目に覗き込んだ際には消失しています。

    部屋3
    プラカードの名称: エッツィ (Ötzi)
    説明: 氷の層が覗き窓を覆い、視界を不明瞭にしています。暗色の形状が部屋の中央に見えるものの、細かい点は識別できません。

    部屋4
    プラカードの名称: アポリオンの冠 (Apollyon's Crown)
    説明: 銀色の鍵付き箱が部屋の中央のテーブルに置かれています。留意点として、ドアの外装は何かが入室を試みたかのように引っ掻き傷で覆われています。

    第七階層

    第七階層の入口はエレベーターの格子状の床を通して視認できますが、リフト機構が改造されているらしく、当該階層には既にアクセスできなくなっています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。