SCP-3790-JP - The Wayback (戻り道)
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SCP-3790-JPに通ずる扉。
Item #: SCP-3790-JP
Object Class: Safe
取扱方: SCP-3790-JPに通じる扉は封鎖されます。担当職員の許可がない限り、内部に進入することはできません。
概要: SCP-3790-JPは、サイト-81BW翻訳・転写セクション(Translation and Transcription Section)に存在する扉型ポータルから進入可能な、財団施設の内装に類似した小型宇宙です。
この疑似財団サイトは漆喰壁とタイル張りの床で構成されており、構造は1970年代ごろに多く建設された財団施設の流れを汲んでいます。一方で、それぞれの通路の接点には通常サイトには採用されていない押しボタン式の自動扉があり、扉を開けない限り通路の先を確認することはできません。また、収容室、研究室、事務オフィスなどの空間配置には一貫性がなく、施設設計的に非合理な間取りとなっています。
施設内部に生物や異常存在はありません。空間全体にわたって照明が非常に暗く、一部は完全に消灯している箇所もあります。収容室には標準的な設備があるのみで、他の職員用ワークスペースには基本的なデスクや椅子、キャビネットといった備え付けの備品だけが存在し、身の回り品のような個人を特定しうる証拠は発見されていません。しかしながら、部屋の壁や床、あるいは設備などに残る傷や補修、劣化の痕跡は、内部で研究、収容活動が長期間行われていたことが強く示唆されています。
2017年4月23日、翻訳・転写セクションの壁の一箇所に「引っ越し中」と書かれた紙が突然出現しました。当初これは超常現象記録として記録されていたものの、同年7月1日に同箇所に扉と、そこからつながった小型宇宙が出現しました。これを受けて、この異常はSCPオブジェクトに指定されました。なお、この扉が出現した壁は2013年ごろから「向こう側から奇妙な物音がする」旨の報告があったものの、証拠不十分で異常とは見なされていませんでした。この現象と今回の発生との関連性は不明です。
この空間がSCPオブジェクトに指定されたのち、エージェントによる初期調査が実施されました。調査の記録が以下にまとめられています。
調査ログ音声転写3790-JP-1
日付: 2017/07/02
調査エージェント: エージェント 谷山(現象論・方法論セクション(Phenomenology and Methodology Section))
対象: SCP-3790-JP内部 - 低深度域
[ログ開始]
エージェント 谷山: 通信開始しました。チェックワンツー。
司令部: 通信問題ありません。カメラも良好です。
エージェント 谷山: 了解、それでは進みます。
[小型宇宙進入直後の地点。家具のない広間であり、部屋の反対側に扉が存在する。エージェント 谷山は扉を通り、通路に出る。]
通路。
エージェント 谷山: 暗い。 <懐中電灯を点ける。> 天井の電気も心許なさすぎますね。
[彼は懐中電灯で周囲をよく調べながら先に進み、通路の末端に着く。目の前には閉じた扉があり、脇にはボタンがある。彼が警戒しながらボタンを押すと、扉がスライドして開く。]
エージェント 谷山: こういう箇所にはちゃんと電気が通っているんですね。でも……また通路? どうしてわざわざこんな仰々しい扉が。
司令部: わかりません。隔壁の役割を果たしている可能性は考えられます。とは言え、警戒は緩めず調査してください。
エージェント 谷山: ええ、了解。
[彼が前進すると、通路が分岐しており、側面側の道には"倉庫(Warehouse)"と書かれている。彼は脇道に進み、棚が多く整列されている部屋に着く。]
エージェント 谷山: ここは倉庫のようですが、何もありませんね。段ボールはいくつかありますけど…… <段ボールをいくつか漁る。> この様子だと、どれも空っぽでしょう。
司令部: 段ボールの外身からわかることはありませんか?
エージェント 谷山: ああ、確かに。 <外装を検める。> ええと、これは"100mlメスシリンダー(Graduated Cylinder 100 ml)"、他に書いてある内容はないですね。そしてこの段ボールは"A4 PPC"、PPC?1
[彼はしばらく調査するが、目立った成果は得られない。]
エージェント 谷山: うーん、装置系から雑貨まで色々雑多にありますが、中身が残っているのはないですね。何かの研究所の倉庫か何かなのでしょうか。ここの調査は切り上げて、先に進もうと思います。
司令部: 了解しました。
[彼は分岐まで戻る。]
[探索しながら進んでいると、通路の脇に"化学実験室(Chem Lab)"と書かれた扉がある。彼は扉を開ける。]
[彼が扉を開けると、実験台や戸棚が並んだ部屋に出る。]
エージェント 谷山: ここは扉に書いてあった通り実験室ですかね。ほのかにガソリン、それかシンナーのようなにおいがします。他にも……甘いにおいが感じられます。かなり最近まで使用されていたのでしょうか。
[彼が壁際を見ると、床にきれいな部分があるのを発見する。]
エージェント 谷山: 部分的に汚れも日焼けも少ない。ということは、この場所に何か機材があったんでしょうね。これくらいの大きさだとどういうものだったんでしょうか。
司令部: 化学には相当さまざまな機材がありますから、これだけでは推測の余地がとても広いです。インキュベーターでも遠心分離機でも、電子顕微鏡でもこの程度の大きさのものはあるでしょう。
エージェント 谷山: まあ確かに、無意味な質問でしたね。
[彼は部屋の隅々まで調査するが、成果はない。]
エージェント 谷山: うーん、引き出しや戸棚にも何もない。大型機材も運び出されているように見えますし……やはり、あの張り紙に書かれていたように引っ越すために整理されたのでしょうか。 <間。> まあ、先に進みます。
司令部: 了解しました。
[彼は実験室を出て、通路を進む。]
[移動していると、彼は他の扉と様式の異なる扉に遭遇する。その扉には押しボタンがなく、代わりに挿入式のカードリーダーがある。それには"要SCL1以上(REQUIRE SCL1 OR OVER)"と書かれている。]
エージェント 谷山: この扉は……セキュリティクリアランス認証扉?
司令部: <間。> 道理で妙な既視感があったわけですか。
エージェント 谷山: えっ。どういうことですか?
司令部: この空間は恐らく、財団サイトそのものかそれを模したものです。このタイプの認証扉は以前アメリカのいくらかのサイトで見かけたことがありますし、そもそも通路の作りもそことよく似通っています。
エージェント 谷山: ええっ。ということは、ここは私たちと関係があるのですか。
司令部: それについてはわかりかねます。財団の誰かが作り出した可能性もありますし、誰も意図していない偶発的な異常である可能性もありますから。さらに言えば、通路が似ているとは言え、押しボタン式の扉は見たことがありませんから、部分的には財団と無関係であるとも考えられます。
エージェント 谷山: なるほど。 <間。> もし仮に、ここが財団の秘密の場所で、単なる職員が見てはならない機密が隠されていたなら、怖いですね。
司令部: 確かに、現時点ではその可能性は否定できません。ですが、仮にそうだったとしても、私とあなたが記憶処理されて調査記録が闇に葬られ、強権的に扉が埋め立てられるだけでしょう。いわば、気にしてもムダというものです。
エージェント 谷山: まあそうですね。とは言え、この扉はどうしましょうか。職員カードは持っているので、それで開けられるでしょうか。
司令部: いえ、そのカードリーダーに何があるか不確実なので、それはしないでください。サンプル用の職員カードを支給するので、一度の帰還をお願いします。
エージェント 谷山: 了解、それでは帰還します。
[その後彼は何事もなくサイトまで帰還する。]
[ログ終了]
調査ログ音声転写3790-JP-2
日付: 2017/07/02
調査エージェント: エージェント 谷山(現象論・方法論セクション)
対象: SCP-3790-JP内部 - 中深度域
備考: エージェント 谷山には、本人と同レベルのサンプル用SCL2職員カードを所持させた。
[ログ開始]
[前回の最深到達点である認証扉の前から記録開始。エージェント 谷山が扉脇のカード挿入装置にサンプルカードを挿入すると、扉が開き、その先の通路を明かす。]
エージェント 谷山: 開きました。偽のカードでも開いちゃうんですか。
司令部: そのカードはSCL以外の職員情報がデフォルト状態であることを除けば正規の機能を持っています。ですのでSCLが必要な場面で使用できるのは正常な仕様です。
エージェント 谷山: なるほど、偽物というわけではないんですね。
[彼は納得し、先に進む。]
[調査の最中、彼はこれまでも多々あった押しボタン式扉に遭遇する。彼はボタンを押すが、扉は反応しない。]
エージェント 谷山: あれ。 <ボタンを何度も押す。> 反応しない。
[彼はボタンの装置を検めるが、無駄に終わる。彼は扉そのものも調べるが、やはり開く気配はない。]
エージェント 谷山: うーん、完全に壊れているんですかね。電気は通っているようなんですが、うんともすんとも言いません。装置の中身を検査するための器具でも持っていればよかったんですが。 <間。> 強行突破はどうだろう。
司令部: この扉の様子からして、支給した装備では破壊することは困難かと思われます。
エージェント 谷山: ええ、ええ。私もそう思います。言ってみただけです。
司令部: この扉にばかり気にするよりは、別の場所を探索するのが得策ではないでしょうか。
エージェント 谷山: それもそうですね。
[彼は分岐まで戻り、もう片方の道に進む。]
[各所を探索していると、通路の奥まった場所に厳重な扉がある。扉の脇には"要SCL2以上(REQUIRE SCL2 OR OVER)"と書かれたカード挿入装置がある。]
エージェント 谷山: ここは……収容セル? 収容対象の表示がないですが。
司令部: 確かに収容セルのようです。
エージェント 谷山: なるほど。 <小声。> これも調べるのか。
司令部: 十分な警戒をもって調査してください。
エージェント 谷山: <間。> ええ、了解です。
[彼は装置にサンプルカードを挿入し、扉が重々しく開かれる。中には何もない。]
収容室内部。
エージェント 谷山: 何も……ない? 何もないならいいんですが。それと少しかび臭いですね。 <辺りを一瞥する。> 正方形の部屋ですか。それに天井が高い。5、6メートルくらいはありそうです。
[彼は収容室内を調べ、床に小さなちりのあるのを発見する。彼はそれを調べる。]
エージェント 谷山: これは……木片? スギのようなにおいが強くします。収容設備のかけらか、オブジェクトのかけらでしょうか。何が収容されていたかわからないことには、どうにも判断できませんね。
司令部: サンプルを回収してはどうでしょうか。何かの発見がある可能性があります。
エージェント 谷山: ああ、確かにそうですね。
[彼は装備から採集容器を取り出し、木片を入れる。2]
エージェント 谷山: よし。ここはこれくらいでしょうか。他の場所に向かいます。
司令部: 了解しました。
[彼は収容セルを退出し、探索を続ける。その次に入った部屋にはデスクが整列されている。]
エージェント 谷山: ここはオフィスのようですね。 <そばのデスクを見る。> あ、名前が書いてある。"Dr. Sarcophagus"……この名義を照会すれば何かわかることがあるかもしれませんよ。
司令部: ええ、その可能性はあります。後で調査する必要がありますね。3
エージェント 谷山: ですね。ただ…… <デスクを調べる。> デスク自体には何もない。本当に、いくら調べても調査の光明になりそうなものが滅多に見つからないと、やになっちゃいますね。 <別のデスクを調べる。> こっちにも名前が。"Dr. Labyrinth"。それで…… <デスクを調べる。> 何もなしと。
[彼はオフィスの調査を続けるが、大きな成果はない。]
エージェント 谷山: うーん、名前こそいくらか見つけられましたけど、それ以外の収穫はなかったですね。 <間。> ところで思ったんですが、サイトの部屋の配置ってこんなものなんでしょうか? うちのサイトのように、収容室やオフィスなどはもっとそれぞれ集約されているものだと思うんですが。
司令部: 確かに、この空間ではかなりバラバラに配置されている印象です。
エージェント 谷山: そうですよね。秩序ある空間の広がり方ではないですよね。
司令部: ええ、もしかするとそれに重大な意味があるかもしれません。ただ、現時点では未知数です。
エージェント 谷山: 結局、ここは財団サイトそのものなのか、それともそれを模しただけの空間なのか。
[彼はオフィスの調査を続けるが、大きな成果はない。]
[現時点で調査可能な場所の調査があらかた終わり、残ったのはSCL認証扉程度となる。この扉はレベル3以上を要する。]
エージェント 谷山: 残っている中で探索できそうなのはこの扉の先くらいですが……支給されたカードよりレベルが上ですし、私よりも上です。どうしましょうか。そもそも開くかもわかりませんが。
司令部: そうですね、とりあえず一旦帰還してください。協議したいと思います。
エージェント 谷山: 了解しました。
[彼は何事もなく帰還する。]
[ログ終了]
調査ログ音声転写3790-JP-3
日付: 2017/07/04
調査エージェント: エージェント 谷山(現象論・方法論セクション)
対象: SCP-3790-JP内部 - 高深度域
備考: サイト上層部との協議の上、特例でエージェント 谷山にはサンプル用SCL5職員カードを所持させた。
[ログ開始]
[前回終了時点と同地点から再開。エージェント 谷山は装置にカードを挿入し、扉が開く。]
エージェント 谷山: よし。 <間。> 協議ではここに機密情報はないだろうと同意されましたし、私もそう思いますが、もし本当にレベル5の最高機密があったらどうしましょう。
司令部: それは実際にあってからのお楽しみではないでしょうか。
エージェント 谷山: えっ。うーん、まあそうですかね。
司令部: 真面目な話をすれば、以前も話した通り記憶処理が施されるだけでしょう。妙な推測は危ういですよ。
エージェント 谷山: ああ、ええ、そうですよね。
[彼はしばらく探索していると、強固な扉が密集する場所に着く。]
収容房の扉。
エージェント 谷山: ここは収容室……いや、Dクラス収容房でしょうか?
司令部: おそらくそうだと思われます。
エージェント 谷山: 刑務所の独房のような外見ですね。まあ、用途を考えるとそうなるのも当然でしょうけれど。
[彼は扉の一つに近づき、調べる。]
エージェント 谷山: "D-9341"…… <扉の小窓を覗く。> うーん、中にあるのは簡易ベッドと洗面台くらいですか。ますます独房みたいだ。 <扉のハンドルをいじる。> 固い?
司令部: 収容房を開けるときには何らかの鍵が必要であることが一般的です。物理的なり、電子ロックなりがあるのではないでしょうか。
エージェント 谷山: ああ。 <ハンドル周りを見て、失笑する。> 鍵穴がありました。そりゃあ動かないわけだ。とは言え、鍵はないので結局開けられませんね。
[彼は扉を離れ、他の収容房も調べていき、あらかた見終える。]
エージェント 谷山: 2、30ほどありましたか。これは多いんでしょうか?
司令部: この施設の今まで調査してきた規模感からすると、おおよそ相場通りと言ったところです。
エージェント 谷山: なるほど。こんなにあるんですね。 <間。> 周囲に鍵らしいものもありませんし、ここで調べられるのはこれくらいでしょうか。先に進もうと思います。
司令部: 了解しました。
[彼はこの場所を離れる。]
[彼は施設の調査を進め、探索可能な範囲の大部分の探索を終える。最後に残った場所には、SCL5の認証扉がある。]
エージェント 谷山: とうとうレベル5の扉ですか。何があるんでしょう。
[彼はカード読み取り機にカードを挿入し、扉が開く。直後、彼は当惑して警戒を強める。]
エージェント 谷山: トイレのようなにおいがします。いや、糞便臭? 何かいるかもしれません。
司令部: ええ、警戒を怠らないでください。
エージェント 谷山: はい、もちろん。
[彼が先に進むと、眼前に収容室が現れる。扉は開いている。彼は恐る恐る中を覗く。]
収容室内部。
エージェント 谷山: <間。> 何もない?
[彼は慎重に収容室内に足を入れると、床に広がった赤褐色の半固形物質を踏み、驚いて後ずさる。]
エージェント 谷山: うわっ。何だこれは。 <屈んで調べる。> うっ。これが、糞便臭の発生源のようです。近くでかぐと腐敗臭もあります。
司令部: 生物災害の危険性があります。不用意に触れないようにしてください。
エージェント 谷山: ええ、そうですね。帰還後は検疫が必要でしょうか。4とは言え、サンプルは回収しようと思います。
[彼は半固形物質の一部を採集容器に入れ、厳重に密閉する。5その後彼は靴に付着した物質をふき取って消毒する。]
エージェント 谷山: よし。 <立ち上がって外部から収容室を一瞥する。> 本当に何もないな。何が収容されていたんでしょうか。この汚物はオブジェクトから出たものだと思いますが。
[彼は扉の外から収容室内部を隅々まで見る。その間、沈黙が場を支配する。]
エージェント 谷山: 特殊な設備はない……ですかね。ちょっとした備品だけのようです。これが……本当にレベル5の機密だったんでしょうか。
司令部: 私よりもレベルが上なので憶説は避けたいですが、とてもそうとは見えません。
エージェント 谷山: ですよね。とすると、やはりここは引っ越した後の完全な廃墟といった場所なんでしょうか。電気こそ通っていますが、今までどこもかしこもがらんどうで、大事そうなものは何もありませんでした。探索する側としては、何もなくて進んでいくだけというのはありがたいですが。
司令部: ええ、未探索の部分は残っていますが、全体としては機能を除いて何もない部屋がほとんどです。
エージェント 谷山: 確かに、扉が開かない場所はありましたけれど、その先もきっと同じ感じじゃないでしょうかね。まあ仮説に過ぎませんけれど。 <間。> とは言え、身も蓋もないことを言えば、財団の管理していたわけではない単なる異常空間だとしたほうがよりよく説明できるでしょうね。
司令部: ええ。認証扉などこそ財団が関与している証拠になりますが、それ以外の証拠が特に発見されなかったことを考えると、間接的な関連と考えたほうが自然でしょう。
エージェント 谷山: そうですね。例えば、財団の活動をまねていた集団が、何かの影響で拠点を手放さざるを得なくなったとか。
司令部: そのストーリーは少し空想が入りすぎではないでしょうか。 <間。> とは言え、これで、現時点で探索できる箇所は一通り探索したでしょうか。
エージェント 谷山: ええ、確かそうだったと思います。
司令部: それでは、今回の調査は終了です。帰還してください。
エージェント 谷山: 了解です。
[彼は帰還を始める。]
[彼はサイトに向かっている。]
司令部: ところで、探索中は指摘していませんでしたが、この探索を通してずっと独り言が多くありませんでしたか?
エージェント 谷山: えっ。まあ確かに、よくしゃべっていたと思いますが。
司令部: 不用意に話していると必要な指示が通らなくなる可能性があるため、なるべく話さないようにするのがいいでしょう。
エージェント 谷山: ええ、それはわかっていますが……すみません。ただ、この場所はどこもかしこも薄暗くて、怖かったんですもの。
[彼はもと来た道を戻り続け、サイトに到着する。]
[ログ終了]









