アイテム番号: SCP-3799-JP
オブジェクトクラス: Eparch1
特別収容プロトコル: SCP-3799-JPはサイト-81AMの人型収容チャンバーにて常時監視下に置かれます。SCP-3799-JPに対する尋問手段としての脅迫・暴力・薬品投与・精神誘導・外科的処置は倫理委員会裁可I-136に従い無制限に承認され、同時にその生存を恒久的に保証するためSCP-3799-JPにあらゆる延命処置を施して下さい。
説明: SCP-3799-JPは収容以前は██ ██として知られていた、本稿執筆時点で34歳の日本人男性です。SCP-3799-JPに異常な点は存在しません。
SCP-3799-JPはその生涯のいずれかの時点で、何らかの手段によりSCP-001として現在指定されている財団の最重要機密オブジェクトと偶発的に接触したことが判明しています。SCP-001の形而上学的-時系列超越性により接触の日時や場所、原因は特定されておらず、現時点ではその目的を推測することもできないと考えられています。
SCP-001との接触時、SCP-3799-JPはそれと再び接触する時点・地点について契約を交わしました。しかしながら現在のSCP-3799-JPは財団による精神鑑定で重度の統合失調症と診断されており、尋問中のSCP-001に関する証言や反応は否認・虚偽・怯え・怒り・錯乱及び要領を得ない妄言に集約されているため、再接触の時点・地点についての尋問は効果を示していません。
交渉試行‐ロメオ616にて財団とSCP-001間の関係が破綻して以降、財団はSCP-001との再接触の方法を模索し続けてきました。既知のあらゆる交渉手段が意図に反して破棄された後、付近の路上防犯カメラ映像を確認していたエージェントによりSCP-3799-JPが発見され、その死の防止のため即座に財団の保護下に置かれました。
現在、SCP-001と再接触の可能性がある人物は唯一SCP-3799-JPのみです。差し迫っている破局を打開するために、SCP-001と財団との交渉は最優先の急務であると見なされています。O5評議会指令に従い、SCP-3799-JPの生涯過去34年間の包括的調査によりSCP-001との1回目の接触時点・地点の特定、及びその中で指定された再接触時点・地点を特定する試みが進行中です。
補遺I: 調査記録
以下は財団未詳資料/目録編纂室(UCCA)によりリストアップされた、SCP-3799-JPに関する包括的調査の結果です。各エントリには担当部門による総括報告が付記されています。
身体検査記録:
▶ SCP-3799-JP身体検査結果 #1~21 [更新あり]
現在までの総括報告: 尋問による負傷を除き健康を保っている。また、SCP-001との接触によるものと見られる痕跡は発見されていない。
インタビュー記録:
▶ SCP-3799-JPインタビュー記録 #1~539 [更新あり]
▶ 関係者インタビュー記録 #1~213
現在までの総括報告: SCP-001に繋がる有用な証言は確認されていない。
SCP-3799-JP居住・活動地域に対する広域調査結果:
▶ 第三次異常存在痕跡捜査記録 [更新あり]
▶ 第二次異常存在痕跡捜査記録
▶ 第一次異常存在痕跡捜査記録
現在までの総括報告: SCP-001の顕在化痕跡は発見されていない。
回収されたSCP-3799-JPに関する映像記録:
▶ 収容チャンバー 監視カメラ映像記録 #1~2507 [更新あり]
▶ 株式会社████ 防犯カメラ映像記録 #1~1588
▶ ████大学 防犯カメラ映像記録 #1~9420
▶ ███高等学校 防犯カメラ映像記録 #1~6396
▶ ████中学校 防犯カメラ映像記録 #1~5501
▶ ██小学校 防犯カメラ映像記録 #1~11892
▶ ██保育園 防犯カメラ映像記録 #1~8506
▶ ███病院 防犯カメラ映像記録 #1~567
▶ その他施設 防犯カメラ映像記録 #1~38871
▶ 路上防犯カメラ映像記録 #1~72009
▶ 自宅内監視カメラ映像記録 #1~81226
▶ 実家内監視カメラ映像記録 #1~119377
▶ 子宮内監視カメラ映像記録 #1~55
現在までの総括報告: SCP-001に関する事物の記録は発見されていない。