SCP-3839-JP
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SCP-3839-JPによって撮影されたD-38390。撮影の瞬間に背後にもやが発生した。

アイテム番号: SCP-3839-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3839-JPはサイト-8195の標準収容ロッカーに収容されます。SCP-3839-JPの撮影実験の際は周辺に物品のない屋外で行われることが推奨されます。

説明: SCP-3839-JPは████製のカラーフィルム式カメラです。大きさは幅139.5mm/高さ95.5mm/奥行き87.5mmです。SCP-3839-JPの内部構造は市販のものと同等であることが確かめられています。

SCP-3839-JPによって人物(以下"被写体")を撮影しようと試みると被写体の周辺の環境に急激な変化が発生します。この環境変化は被写体の外見にも影響を及ぼし、結果として被写体及び撮影環境を一般的に「写真写りが良い」と評される状態へと変化させます。撮影時の環境変化について以下の事例が確認されています。

  • 日光やライトの光量が増加し、顔が明瞭に写るようになる
  • 突風により被写体の毛髪が整えられる
  • 画角内の雲が消滅する
  • 被写体の足場が崩れ、SCP-3839-JPに正対するようになる
  • 背後に霧や霞、もやが発生し被写体の輪郭が際立つ
  • 撮影者と被写体との間に極小の質量空間が出現することで空間の歪みが発生し、被写体のみにピントが合うようになる

補遺: 撮影実験から6ヶ月後、D-38390がDクラス職員宿舎の自室で心臓発作により死亡しているのが確認されました。遺体の焼却処分後、撮影実験の際の写真が写真立てに入った状態で室内にある机の上に置いてあるのを、部屋に立ち入った清掃員が発見しました。写真立ては黒色で、四切サイズ1用の市販品であることが確かめられています。写真は写真立てに合うように拡大コピーされており、裏に手書きと推測される字体で文章が記入されていました。記入されていた文章は以下の通りです。


現在、同時期に行われた他の実験について追跡調査が行われています。
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