SCP-3843
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アイテム番号: SCP-3843

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: シェルビウス=デッカー学習用コンピュータ・プサイ-22("ASA")は、ゲームフォーラムおよびWebサイトにおいて、SCP-3843-1実例が出現したことを示すキーワード1を検索します。これらのキーワードの出現は、財団職員によって調査されます。SCP-3843-1実例が報告された場所で確認された場合、当実例は直ちにサイト-11に引き渡され、その所有者にクラスA記憶処理薬が投与されます。

大手ゲームメーカー内に潜入している財団工作員は、出荷される製品にSCP-3843が作成したコードが存在するかどうかを調査します。このコードの存在が確認された場合、発見されたSCP-3843-1実例は直ちに回収され、影響を受けていない複製品と交換されます。SCP-3843-1実例と接触した全てのゲームは同様に調査され、処分されます。

SCP-3843に関連する全ての実験は、少なくとも1名のクリアランスレベル3の職員によって承認されなければなりません。実験はDクラス職員1名が、1台のテレビと椅子を備えた密閉されたチャンバー内で実施します。研究員は隣接するチャンバーから観察を行います。実験中は、このDクラス職員以外の職員はチャンバー内に入室してはなりません。

現在収容中のSCP-3843を保全するため、定期的に新たなSCP-3843-1実例に感染させることを許可しています。感染が完了した後、元のSCP-3843-1実例は破壊されます。

説明: SCP-3843は、現時点で未知数のビデオゲーム内に存在するノンプレイヤーキャラクターであり、プレイヤーの身体的/精神的に変化を引き起こす能力を有しています。SCP-3843が存在するゲーム(以下SCP-3843-1と呼称)は、物理的に近接する他のゲームへSCP-3843を感染させる能力を有します2。SCP-3843によるSCP-3843-1実例への感染は永続的なものではないようであり、SCP-3843は5年から10年が経過した後にSCP-3843-1実例から消失することが確認されています。

感染に必要な距離は一定ではなく、隣接する建物内にあるだけで感染するゲームもあれば、直接的な物理的接触を必要とするゲームもあります。SCP-3843は、オンライン接続のみによるマルチプレイ専用ゲームには感染できません。また、マルチプレイとシングルプレイの両方の要素を持つSCP-3843-1実例がインターネットに接続されている場合、その実例には出現しません。

SCP-3843は、SCP-3843-1実例において、ゲームの設定に適合したノンプレイヤーキャラクターとして登場します。ほとんどの場合、「サム」、「サミー」、あるいはその類似した名前で識別されます。SCP-3843は、登場するゲームに合わせて外見や基本的なゲームプレイ上の役割を適応させますが、その会話(存在する場合)は通常、ゲームの設定に全くそぐわないか、あるいは完全に支離滅裂です。

SCP-3843の主要な異常効果は、ゲーム内でプレイヤーキャラクターがSCP-3843と接触するか、SCP-3843がプレイヤーキャラクターと接触した際に発現します。この時点で、プレイヤーは操作しているキャラクターを反映する様に恒久的な改変を受け始めます。プレイヤーがSCP-3843を単に無視した場合はいかなる変化も生じません。

SCP-3843による精神的改変は通常、プレイヤーが自身のプレイヤーキャラクターが実際に有するであろう技能や知識を得る形で現れます。実験では、例えば銃器が重要な要素となるアクションゲームをプレイ中に、プレイヤーが銃器の適切な使用法に関する知識を得る事例が確認されています。SCP-3843によるプレイヤーへの身体的改変は通常比較的軽微で、特に危険ではありませんが、SCP-3843-1実例に非ヒト型プレイヤーキャラクターが登場する場合はその限りではありません。その場合、当該キャラクターに似せるためにプレイヤーに加えられる改変は身体的外傷を伴い、多くの場合、その過程中または直後に死に至ります。

SCP-3843は、SCP-3843-1実例がプレイされている間、被害者の認識に重大な影響を及ぼすようであり、SCP-3843の被害者はゲームプレイを停止するまで、自身が経験している改変を認識できません。

SCP-3843は、1980年から1983年にかけて活動していた小規模な異常ゲーム会社「インディゴ・ゲームズ」の制作物であると推定されています。(インタビュー3843-1を参照。)

補遺 3843-1(取得済み実例ログ):

以下は、1983年10月4日にSCPとして分類されて以降に発生したSCP-3843の収容違反事例の一覧と概要です。全事例において、エージェントが派遣され、SCP-3843-1実例の回収に成功し、必要に応じて目撃者に記憶処理を施しました。回収された実例の周辺にあった感染の可能性のあるゲームは全て安全に処分されました。

ゲーム名: 『スーパーマリオブラザーズ』(1985)、ニンテンドー・エンターテインメント・システム3
日付: 1985年12月21日
SCP-3843の役割:4 SCP-3843はワールド1-1において白い甲羅を持つ「ノコノコ」のような敵として出現する。プレイヤーがこの敵を倒した時点で改変が始まる。

事件概要: アンドリュー・カルフーン(22歳)は、タブロイド紙「ウィークリー・ワールド・ニューズ」に、ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』をプレイした後、瞬時に立派な口ひげが生えてきたと主張する手紙を送った。新聞社から派遣された記者も、このゲームを調査中、同じくゲームの主人公を彷彿とさせる口ひげを瞬時に生やした。ウィークリー・ワールド・ニューズに潜入していた財団工作員が、この時点で異常な活動を報告し、派遣されたエージェントがSCP-3843-1実例を回収。カルフーンと記者の両名は、徹底的に剃毛され、クラスB記憶処理を施された。

ゲーム名: 『メタルギア2 ソリッドスネーク』(1990)、MSX25
日付: 1990年12月20日
SCP-3843の役割: SCP-3843はゲーム中盤に登場するボスキャラクターとして現れ、「ソルティ・サム」と名乗る。海賊のような格好をした元KGB工作員であり、武器としてウォーターカッターを使用する。プレイヤーキャラクターとの戦闘前に、彼は敵基地における食糧不足と「塩と肉ども[原文ママ]」6に関する長々とした独白を行う。ボス戦開始時に改変が始まる。

事件概要: ダリル・マッケンジー(24歳)は、彼の故郷██████近郊にある厳重な軍事施設への侵入を試みた際に射殺された。事件の監視カメラ映像の分析によると、マッケンジーは高度なステルス戦術と一切訓練を受けたことのない銃器の両方を使用していたことが確認された。その後、UIUが彼の自宅を家宅捜索していたところ、SCP-3843-1実例が発見され、エージェント・コブが輸送中に回収し財団の管理下に置かれた。

ゲーム名: 『パックマン』(1990)、ゲームボーイ
日付: 1995年4月11日
SCP-3843の役割: SCP-3843は「サミー」と識別される五体目の「ゴースト」として登場し、マップ内でプレイヤーキャラクターを追跡する。SCP-3843がプレイヤーキャラクターを殺害するか、プレイヤーキャラクターがSCP-3843を摂取した時点で改変が始まる。

事件概要: アラン・カーバー(35歳)は、自宅裏庭で近所の猫を食しているところを通行人に目撃されたため、警察に逮捕され、地元の病院へ搬送された。被害者は病院到着直前に死亡。その後の遺体分析により、死因は一見したところ餓死であることが判明した。被害者は皮膚の著しい黄変と頭蓋骨の膨張に苦しみ、重量の増加により首に損傷が生じていた。さらに両耳、両鼻孔、片目を覆うほど皮膚が増殖していた。

事態対応のため派遣されたエージェントが、被害者の自宅においてSCP-3843-1実例を回収した。

ゲーム名: 『ゴジラ怪獣大乱闘』(2002)、ゲームキューブ
日付: 2003年7月6日
SCP-3843の役割: SCP-3843は、巨大な白い鳥類怪獣「サムテンシ」と識別される、操作不可能なボスキャラクターとして登場する。特筆すべきこととして、オリジナルの『ゴジラ怪獣大乱闘』には操作不可能なボスキャラクターは存在しない。プレイヤーが初めてSCP-3843を攻撃した時、またはSCP-3843が初めてプレイヤーを攻撃した時に改変が始まる。

事件概要: █████市にいた財団エージェントが、明らかな原因もなく自然倒壊したアパートの現場へ派遣された。瓦礫の調査により、アーラヴ・カプーア(20歳)の遺体が発見された。遺体はアパートのフロア全体を埋め尽くすほど膨張し、その過程で倒壊を引き起こしていた。特筆すべきこととして、カプーアの皮膚と筋肉は改変時に膨張したものの、骨格やその他の内臓器官は膨張しなかった。

全ての目撃者と生存者にはクラスA記憶処理が施され、建物の崩壊原因を説明するために、基準を満たさない構造建築を主軸としたカバーストーリーが作成された。SCP-3843-1実例の残骸は現場で回収され、再構築されたコードの分析により、かつてSCP-3843を内包していたことが確認された。

ゲーム名: 『Mass Effect 2』(2010)、プレイステーション3
日付: 2010年2月4日
SCP-3843の役割: SCP-3843は、プレイヤーキャラクターの船上でサミュエル・ベルキラと名乗る盲目の兵站将校として登場する。SCP-3843と会話すると、船上の食糧不足、特に「塩と肉ども[原文ママ]」について長々と愚痴をこぼした後、プレイヤーにその食糧不足を解決するクエストを与える7。会話の開始と同時に、改変が始まる。

事件概要: キャサリン・エレラ(32歳)の自宅が青白い閃光と共に激しく爆発した際、財団は通報を受けた。瓦礫を調査したエージェントは、エレラの焼け焦げた遺体とSCP-3843-1実例の残骸を回収した。一般向けにはガス爆発を装った適切な偽装説明が提供された。一般向けにはガス爆発を含む適切なカバーストーリーが提供された。

エレラが様々なゲームのプレイ内容を詳細に綴ったブログを積極的に運営していたため、研究員らは改変プロセス中に爆発が起きた原因に関する正確な仮説を構築することができた。ゲーム内においてエレラは「アデプト」というクラスのキャラクターを操作しており、プレイヤーキャラクターの身体に埋め込まれたインプラントを介して「マスエフェクトフィールド」を駆使し、敵や物体を投げつける戦法が中心であった。SCP-3843がこれらの架空の科学概念と、それを活用するインプラントを現実世界に移そうとした際、標準的な現実との不整合が生じ、その結果、その入れ物(この場合はエレラの身体)に対して激しい拒絶反応を引き起こした。

ゲーム名: 『ニーア オートマタ』(2017)、プレイステーション4
日付: 2017年9月22日
SCP-3843の役割: SCP-3843はゲーム内の工場エリアに商人キャラクターとして登場し、7Hとして識別される9。商人として、SCP-3843は「肉ども[原文ママ]」と呼ばれるアイテムを200点有している。当該アイテムは何の機能もない。SCP-3843との会話では、主にアンドロイドであるため肉を食べられないこと、およびそれがもたらす苦痛に焦点を当てた長々とした演説で構成されている。

事件概要: ロシアのモスクワで「ロボット」が目撃され、その報告と証拠写真との間にある一貫性から、財団の注目を集めた。財団エージェントは、アレクサンダー・テテレフ(18歳)、ヴァディム・フォキム(20歳)、ティムール・クプリーン(21歳)が共同生活しているアパートまでその存在を追跡するが、最初の追跡は逃亡という結果に終わる。現場では、ヴァディム・フォキムとティムール・クプリーンの遺体が発見された。検死の結果、死因は、体内に様々な機械的インプラントが突然出現し、重度の内出血を引き起こしたことによるものと判明した。

現在アレクサンダー・テテレフと推定されるロボット体は、まだ発見されていない。共同アパートで発見された文書から、3人はSCP-3843の効果を認識しており、身体能力の向上のためにその効果を利用しようとしていたことが示唆されている11

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