SCP-3847
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-3847

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 確保境界を確立するため、影響範囲から20m離れて、SCP-3847周囲にフェンスが立てられました。アウトポスト-3847がSCP-3847の入り口に立てられ、サイト-143により維持されます。アウトポスト-3847は一般人を警告し遠ざけ、領域をモニターするため継続して2名の職員が駐在しなくてはなりません。SCP-3847に関する実験とアップデートは、サイト-143に報告されなくてはなりません。

説明: SCP-3847は中華人民共和国、河南省、█████ ██, ████████にある概ね40 m X 80 m X 5 m 20 mの領域です。SCP-3847の中では、鳥類が発する声はヒト対象にとって、対象の母語によるメッセージとして知覚されます1。以降、これをSCP-3847-1とします。

SCP-3847-1は散漫なメッセージであり、時折繰り返しながらの激励や慰めの言葉を多く含みます。それらは影響を受けた被験者に対するものというよりも、特定の未知の人物に対する呼びかけのように見え、コミュニケーションの試みには応答しません。

SCP-3847内での鳥類の発声を録音する実験により、人間の知覚のみが影響を受けており、元来の音声は影響されていないことが明らかとなっています。SCP-3847-1実例もまた、元来の発声の長さ、音量、音程と関連しません。さらに、被験者が異なると、同じ発声を別のメッセージとして知覚することもしばしば起こります。したがって、領域に進入した鳥類がSCP-3847-1の発生源ではなく、その過程において知性は獲得しないと考えられています。

SCP-3847は数人の現地人が偶然その特性を発見した後に財団の注目するところとなりました。

アップデート: さらなる実験により、ヘビ類2の生物はSCP-3847内で鳥類と同様の影響の対象となることが見出されました。この方法により生成されたメッセージを以降SCP-3847-2と呼称します。SCP-3847-2はSCP-3847-1とはトーンや態度が劇的に違います。

補遺: SCP-3847の境界を探る探索により、SCP-3847は地下にも延長されていることがわかりました。発掘により、SCP-3847の地下の一角に埋められた170体の蛇の遺体が発見されました。その全てが頭蓋を粉砕されていました。

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