SCP-3872
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SCP-3872 (ウィリアム・ヘンリー・スワードとしての人生において撮影された肖像)

アイテム番号: SCP-3872

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3872は、苦悩を最小限に抑えるため、1930年以前の家具を備えた標準的なヒト型生物収容室に収容します。追加の要請には、必要に応じてジェイムソン博士の承認が必要とされます。

以下のアイテムが要求され、SCP-3872の精神的安定性の改善を根拠としてジェイムソン博士に承認されました。

  • 蓄音機、1台。現代のレプリカが承認され、余暇時間に使用するためSCP-3872に与えられた。SCP-3872の年代に適切な録音が幾つか提供されている。
  • 数点の万年筆とノート。ヴィンテージスタイルの万年筆を再現した現代品に、現代風インクを充填して提供された。

心理カウンセリング・セッションが、ジェイムソン博士との間に隔週で行われます。

如何なる状況においても、SCP-3872にSCP-2045の存在を知らせること、もしくはどのような形であれ引き合わせることがあってはなりません。

説明: SCP-3872は、1861年から1869年までアメリカ合衆国の国務長官を務めていたウィリアム・ヘンリー・スワードであり、生物学的に不死身であるように思われます。SCP-3872は現在、生物学的には56歳です。SCP-3872は視覚的・医学的な老化の兆しを示していません。SCP-3872はこれ以外の異常特性や属性を帯びていません。

歴史上の記録はウィリアム・ヘンリー・スワードが1872年に死亡したことを示していますが、全米確保収容イニシアチブ(ASCI)サイト-22から回収された記録は、SCP-3872が不明確な期間にわたって収容下にあったことを示しています。SCP-3872は、75~80年間にわたってASCIサイト-22跡地で孤立状態にあったことが原因と仮定される深刻な精神衰退の兆候を示しています。ジェイムソン博士による心理的評価の記録は補遺Bで閲覧可能です。

互いに矛盾しているASCIの記録を基にすると、SCP-3872は1920~1936年の何処かの時点で収容されたと思われます。収容の必要性が認められたのは、1919年にボストンで発生し、230万ガロンの糖蜜の流出・21名の死亡・多数の負傷者を出した“糖蜜大洪水”にSCP-3872が関与したことが確証された後のことです1。SCP-3872は、消費財としての糖蜜の使用を阻止するために流出を起こしたと主張しています。



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