SCP-3889-JP
アイテム番号: SCP-3889-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-3889-JPはサイト-8100内の低脅威度物品保管ロッカーに保管されています。
説明: SCP-3889-JPは異常性を持つディルド型バイブレータです。SCP-3889-JPは自身の先端部に時空間異常を形成する機能を有しており、ディルド部と充電機能付きのコントローラ部に分かれています。
SCP-3889-JPはコントローラ部のボタンを押す事でディルド部の制御を行う事が可能です。SCP-3889-JPには振動の強弱1を制御するレバーの他に『ポリネシアンモード』と記載されたボタンがあります。SCP-3889-JPは『ポリネシアンモード』のボタンをON側に押下した状態で振動の強度設定を『神』に設定した場合のみ2異常性が発現します。異常性が発現した場合、SCP-3889-JPのディルド先端部に時空間異常が形成されます。
SCP-3889-JPが形成する時空間異常は現在SCP-3889-JPが置かれている時空間とは異なる地点と接続し、その際に発生する時空間の歪みを補正する特性を持つと推定されています。そのため、時空間異常を通過した物体の時間及びその流れ、空間の座標、物体の大きさや性質なども変化している可能性があります。
時空間異常はディルド部を緩やかに飲み込んでいき、『ポリネシアンモード』または『神』状態を解除するまでディルド部全長の1/3は時空間異常を通過した状態が維持されます。時空間異常が安定状態となるとSCP-3889-JPは微細な振動を伴いながら半径5cmの歳差運動を始めます。前述の機能は時間経過で強度が上昇します。SCP-3889-JPの最終的な振動及び歳差運動の周波数は測定不能です。また、振動による熱でSCP-3889-JPは最大9000℃の熱を発し、高温発光により████████ cd/m2の輝度で発光します。
SCP-3889-JPの時空間異常の解析は人類が外宇宙へ進出する足掛かりとして期待されていましたが、SCP-3889-JPの異常性を調査する上で温度及び振動に耐える環境構築が出来なかったため、SCP-3889-JPの稼働を停止し、解析は無期限保留となりました。
発見経緯: SCP-3889-JPは埼玉県██市内で全焼したアパート跡地の地中3から発掘されました。発火元はSCP-3889-JPと推定されており、同アパート在住でSCP-3889-JP所有者の稲田源五郎氏4が異常性を発現させた事が原因と見られています。
補遺1: 2025/03/01、成人男性6000人が同時に失踪し、2時間後にその全員が帰還する事件が発生しました。対象は失踪中の記憶を一切残しておらず、身体的、精神的な異常は確認されていません。
また、失踪事件と関連して失踪からの帰還から1時間後に地球外知的生命体が地球に来訪し、財団との接触5が行われました。対象は失踪事件について認知しており、サイト-8100で対話が行われました。
映像記録SCP-3889-JP-1
日付: 2025年3月1日
記録担当者: 鬼藤研究員
注記: 対象は人類より高度な技術力を有しており、失踪事件の被害者から取得した情報から地球の言語に対応した翻訳機を作成し、対話に臨んでいる。
<記録開始>
鬼藤研究員: 先日の失踪事件について説明頂けるとの話ですね、よろしくお願いいたします。
地球外知的生命体: 申し訳ありません、本件は星間調査員への指導不足が原因で発生したものです。
鬼藤研究員: 星間調査員とは何でしょうか。
地球外知的生命体: これは失礼しました。星間調査員とは、星間を移動して必要な資源回収や植民地化に使えそうな星の座標を記録する公務員の事です。
鬼藤研究員: お話遮る形となり申し訳ありませんが、植民地化と言うのはどう言う事でしょうか。
地球外知的生命体: 居住可能な星に我々と同族の一部住民が移住するという事ですね。もちろん現地生物が絶滅しないよう、保護区は作成しますよ。
鬼藤研究員: 地球はその対象に入りますか?
地球外知的生命体: ご安心下さい。現在はその対象からは外れています。その件は後で説明いたします。
鬼藤研究員: 了解しました。その失踪事件に関わっていた方はどうなりましたか?
地球外知的生命体: 彼は降格処分となりました。業務上発見した資源を私空間へ転移しようとした横領の罪に問われています。
鬼藤研究員: 私達は資源扱いですか?
地球外知的生命体: そうですね、当初は飼育生物として見られていました。
鬼藤研究員: 当初という事は、今後対等な関係を築いて行ける事を期待しても良いでしょうか。
地球外知的生命体: ご要望に添えず申し訳ありませんが対等と言う扱いは出来かねます。今後はこのような事が無いよう、謝罪も兼ねてこの星を含めた太陽系を我々の保護下に置きます。18時間以内に保護区として制定される予定です。
鬼藤研究員: 謝罪とおっしゃいましたよね?
地球外知的生命体: ええ。大変申し訳なく思っております。
鬼藤研究員: 受ける側の意思決定を無視するのが謝罪なのですか?
地球外知的生命体: 申し訳ありません。あなた方の事情を汲むような余裕がありません。今回話をさせて頂いた目的は議論や交渉ではなく、謝罪と通達のためである事をご理解下さい。
鬼藤研究員: ご理解下さいと言われましても、何から保護するのか、その目的や背景が何一つ分からない段階では理解できかねます。
地球外知的生命体: 保護の目的は今回のような事案を防ぎあなた方の野生絶滅を回避する事です。
鬼藤研究員: 『野生』絶滅と言う事は、全人類が飼育下に置かれるという意味でしょうか?今回のような失踪事件が原因で野生絶滅となる可能性が高いと言う判断ですか?
地球外知的生命体: そうですね。例えば空間転移の技術は我々の文明では数万年前に確立した古い技術ですが、あなた方はその対策を持っていませんよね。一度狙われたらひとたまりもありません。
鬼藤研究員: 何故私達が狙われるのでしょうか。
地球外知的生命体: 我々にとってあなた方の市場価値は非常に高いのですよ。例えば、この地球と同水準の資源を持つ星はあまり多くはありませんが、人間一体の価値はその星より重いと考えてください。対策がなされなければ野生絶滅まで3日も持たないでしょう。
鬼藤研究員: [5秒間の沈黙]その対策とは具体的には何をするのでしょうか。
地球外知的生命体: こちらからの干渉を防ぎます。稀にあなた方の所へ代表者が視察に来る事はあると思いますが、今まで通りの生活となる事を保証します。悪い条件ではないはずです。
[10秒間の沈黙]
地球外知的生命体: 不審に感じましたか?
鬼藤研究員: そうですね。この提案はあなた方に利益が無いように見えますが、何のために提案しているのでしょうか。
地球外知的生命体: 利益などは初めから考えていません。こちらとしては騙す労力を使うくらいなら初めから実力行使をすれば良いわけです。そうですね、例えば、あなたは動物を保護した事はありませんか?
鬼藤研究員: 仕事で行うことが多いですね。
地球外知的生命体: それなら話が早い。保護と言うのは利益や合理性のみで行われる物ではありません。対象の意思は二の次ですし、善意を悪意で返されようとも気にならないものです。悪意で返されたとしても牙がこちらに届く事は無いわけですから。あなた方の気が済むなら抵抗していただいても構いませんよ。
鬼藤研究員: それは流石に、いやしかし……。
地球外知的生命体: 納得出来ない気持ちは分かります。飲み込むまで時間を取っていただいても構いません。
総括: 地球外知的生命体は人類に好意的であり、短期的な危険性は皆無と考えられる。一方で、地球外知的生命体が人類を好意的に見ている原因は、人類を地球外知的生命体と同等の知的生命体として認識しておらず、知能の高い愛玩動物程度の扱いをしているためで、地球外知的生命体の意思一つで人類への対応が大きく変化する恐れがある。また、現時点で人類はその対抗手段を持たない。
映像記録SCP-3889-JP-2
日付: 2025年3月1日
記録担当者: 鬼藤研究員
目的: 地球外知的生命体の価値観について調査する。
鬼藤研究員: お時間頂きありがとうございます。一点お聞きしたいのですが、何故私達の価値はそこまで高いのでしょうか。
地球外知的生命体: あなたちは肉体に神を宿している希少な生物だそうです。私は先入観を持たないよう詳細を知らされていませんが。
鬼藤研究員: 神ですか?
地球外知的生命体: 我々の種族はほとんどの人が特定の神を信仰しています。それに関しては実際の姿を見てもらった方が早いでしょう。こちらが我々の母星で5万年前に撮影された神の姿です。
[地球外知的生命体は宇宙空間で発光する巨大なSCP-3889-JPの先端部の写真を提示した]
[30秒間の沈黙]
地球外知的生命体: 声も出ませんか、無理もありません。私も初めて見た時はその荘厳さに震えた物です。こちらの神の御姿とあなた方のペニスと言う器官が類似しているとお聞きしました。
鬼藤研究員: あの、何故このディ、この棒状の存在が神となったのでしようか。
地球外知的生命体: この地球と言う星で生命が誕生し、繁栄するためには太陽が必要だったはずです。その認識で合っていますか?
鬼藤研究員: はい。
地球外知的生命体: 我々の母星にとっての神とはあなた方にとっての太陽のような存在でした。
鬼藤研究員: 地球で言う太陽神という事ですか。確かに信仰の対象となりやすい存在なのは確かですが、信仰が集中している理由はあるのでしょうか。
地球外知的生命体: 確かに遠い昔は多様な神が信仰されていました。ですが、科学技術の発展とともに不可思議だった存在は神秘性を失い、信仰の対象から外れていきました。その一方で、神は未だにほとんどが解明されておらず、神秘性を保ち続けています。故に現代においても神として崇められている訳です。
鬼藤研究員: 解明はされていないんですね。
地球外知的生命体: はい。例えば、神は我々の母星の星としての役割を持ちながら、この宇宙上にあるどの恒星とも似つかない性質を持っていました。太陽以上の質量を持っているにも関わらず、球体とかけ離れた形状な訳です。その異質さが分かりますか?
鬼藤研究員: あまりにも不自然ですね。
地球外知的生命体: 分って頂けますか。それ以外にも、神は物理的に説明の付かない謎の公転軸を持っていたようです。例えるならそう、まるで棒を持ってグルグルとかき回すような動きですね。我々の母星は一般的な惑星と同様にガスや塵が集まって誕生したのですが、この動きの影響が無ければ生命が生存出来ないような公転周期になっていたと言われています。さらにですね、
鬼藤研究員: まだあるのですか?
地球外知的生命体: はい。私個人としては証拠不十分な説なので話半分に聞いてください。母星周辺の小惑星が解析された事がありました。その小惑星はほぼ氷塊で、我々の星が誕生するより前に発生した存在です。我々の母星に含まれる水はこのような小天体由来だと分かっていますが、この小惑星に含まれる氷は純粋な水ではなく、栄養素が極めて豊富で生物が生育できるような環境だったようです。さらに、その氷にはこの写真のような微生物がいたのですよ。
[対象は人間の腸内で確認される大腸菌などの生物や、液体の成分などを写真で提示した]
地球外知的生命体: あなた方は初めて見る生物だと思いますが、実はこの生物、我々の肉体を分解していくと同じ構造が見られるんですね。これがどういう事か分かりますか?
鬼藤研究員: この生物はあなた方の生命のルーツの一つという事ですか。
地球外知的生命体: そうです。ここまでは客観的事実なのですが、この氷塊は神由来という説があります。と言うのも、神は我々の母星が生まれた70億年前よりもさらに昔の時期は低温だったらしいのですよ。
鬼藤研究員: 難し過ぎる話なので、少し理解するためのお時間頂いてもよろしいでしょうか。
地球外知的生命体: 構いませんよ。話のレベルが高すぎたようですね。あなた方への配慮が足りず申し訳ないです。
総括: 地球外知的生命体はSCP-3889-JPの存在により誕生した存在であり、地球外知的生命体はSCP-3889-JPに対して極めて強い信仰心と神秘性を感じている。SCP-3889-JPが人類側でどのような経緯を辿っていたのか認知された場合、人類が地球外知的生命体から愛玩動物程度の認識で扱われている事を考慮すると、人類の抹消が行われる可能性が高い。SCP-3889-JPが地球に存在している事実が認知される前に保護区に制定されるよう促す必要がある。
鬼藤研究員は本件の担当者を固辞したが、現段階での担当官の交換は不自然なため却下された。
また、確認のため、SCP-3889-JP元所有者の稲田源五郎氏の腸液の採取と解析6を行う。
映像記録SCP-3889-JP-3
日付: 2025年3月1日
記録担当者: 鬼藤研究員
目的: 人類の存亡をかけ、保護区制定を促す。
鬼藤研究員: 先程は失礼しました。一つ考えたのですが、かつて神が低温であった事と、氷塊が神由来の物資である事は関係無いのでは?
地球外知的生命体: その通りです。だからこそ、それを明らかにするために我々は神を探しています。
鬼藤研究員: 母星の周囲にいるはずでは?
地球外知的生命体: それが、5万年前に突然消滅してしまったのですよ。それ以来神の姿は一切確認出来ていません。
鬼藤研究員: 恒星の役割を持っていた神が消滅ですか。問題なかったのでしょうか?
地球外知的生命体: 大変な事になりました。当時の技術力はあなた方と大差無いレベルだったので、99%以上の人々が死亡しました。その頃の悲劇は未だに語り継がれ、どうしました?
[鬼藤研究員は頭を抱えている]
鬼藤研究員: いえ、その、あまりにも悲しく辛い話だったので。
地球外知的生命体: 共感していただきありがとうございます。その後、我々の祖先は空間転移を行う技術を開発し、全滅する前に何とか移住出来る星を探し当てて今がある訳です。神は我々を見放したのか、試練を与えたのか、巣立ちを促したのか。今となっては誰にも分かりません。だからこそ我々は神を追い続け、あなた方のペニスを求めてしまう訳です。
鬼藤研究員: なるほど。
地球外知的生命体: あなた方に危害を加えそうな相手は密猟者だけではありません。宗派の中でも過激派はあなた方の存在自体が不敬としてあなた方の絶滅を訴えていたそうです。姿形だけで不敬とは酷い話です。
鬼藤研究員: そうですね。ちなみにですが、不敬と言うのは重い罪なのでしょうか?
地球外知的生命体: 重いですね。神の偶像を汚した者は最悪の場合極刑となります。当然あなた方には関係ない話なので安心してください。
鬼藤研究員: [3秒間の沈黙]そうですね。
地球外知的生命体: おや、もうこんな時間ですか。保護区として制定される前にやらないといけない用事があるので、この辺で話を打ち切らせて頂いても良いでしょうか。
鬼藤研究員: 何の用事でしょうか?
地球外知的生命体: 神を探すため地球を全面スキャンする予定です。
鬼藤研究員: [5秒間の沈黙] 恒星のような巨大な物体がこの星にいるとお考えですか?何らかの根拠がある話でしょうか。
地球外知的生命体: 時空間に異常が起こっていた場合、時間や大きさが変化する可能性がありますから、地球上にいないとは言い切れませんね。この星にあるかもしれないという根拠は一切ありませんが、私はペニスのあるこの星に運命的な物を感じました。非科学的な話ですが、神とペニスに全く関係がないとは思えないのです。
鬼藤研究員: ですが地球上のスキャンと言うのはそんなすぐに出来る物なのですか?保護区に制定されるのは18時間後ですよね。
地球外知的生命体: 8時間あればこの地球上のどこにあったとしても発見できますよ。
鬼藤研究員: そうですか。たった8時間で。
地球外知的生命体: 保護区に制定された後は調査不可能ですが、その前なら始末書を書けば何とかなりますので。
鬼藤研究員: まだ時間はありますし、もう少しお話したい事があるのですが、お話に付き合っていただけないでしょうか。
地球外知的生命体: もちろん構いませんよ。スキャンが終った後は予定が空いておりますのでその後にお話しましょう。
鬼藤研究員: 実は地球の文化として、外からやって来たお客様には十分なおもてなしをすると言う風習がありますので、少々付き合って頂けないでしょうか。あなたはペニスを見た事が無いんですよね。本物のペニスに興味ありませんか?今すぐ見たいとは思いませんか?
地球外知的生命体: 無いと言えば嘘になりますね。では、本物のペニス、見せて頂いても良いでしょうか。
[鬼藤研究員は男性Dクラス職員の顔写真を提示した。]
鬼藤研究員: この写真の人物であればすぐ呼び寄せる事が出来ます。もちろんこの者達のペニスはどのように扱っていただいてもかまいません。
地球外知的生命体: 何故ここには顔の写真しかないのでしょうか?
鬼藤研究員: 何故、と言いますと?
地球外知的生命体: ペニスの写真が無ければどのペニスが良いか判断付かないでしょう。[3秒間の沈黙]もしやあなた方にとってペニスは重要な器官ではないと言う事ですか?
鬼藤研究員: いえ、重要な器官です。
地球外知的生命体: 体内の臓器でしょうか?
鬼藤研究員: いえ、体外に露出しています。
地球外知的生命体: 外見的な特徴に個人差がほとんど無いと言う事ですか?
鬼藤研究員: いえ、個人差は大きいです。
地球外知的生命体: そうですか。まさか神の御姿が恥ずかしいと言うこともないでしょうし……。これは決してあなた方の文明を見下すためにいう訳ではありませんが、合理的ではありませんね。顔写真だけでなく、ペニスの写真も並べて置く事を強くお勧めします。
鬼藤研究員: それは、[5秒間の沈黙]そうですね、前向きに検討させて頂きます。
地球外知的生命体: すぐ見れないと言う事であれば私も忙しいのでこの辺りで
[鬼藤研究員は椅子から立ち上がるとズボン、下着を脱ぎ、自身の局部を露出した。]
地球外知的生命体: ムッ、これは……!拉致事件を引き起こした調査員の気持ちが分かりました。これがペニス、いや、御ペニスですか。
鬼藤研究員: 気に入って頂けたようで何よりです。
地球外知的生命体: 御ペニスの発光は可能ですか?
鬼藤研究員: 発光は難しいですね。
地球外知的生命体: その機能はないんですね、残念です。では、御ペニスの回転運動を見せて貰えませんか。神の御姿のように公転運動を加えた姿を見てみたいのです。
鬼藤研究員: なるほど、そう言う事でしたら先ほどの写真の者を連れてきましょう。
地球外知的生命体: それだと時間がかかりそうですね、残念です。では私はこの辺りで
[鬼藤研究員はペニスの根本を掴み、回転させ始めた。]
地球外知的生命体: 確かに良いのですが思ったほどではありませんね。少々期待し過ぎていたのかもしれません。神のように見えざる手で動くような姿が見れたら嬉しかったのですが。
[鬼藤研究員は手を頭の後ろで組むと、足腰を激しく動かして自身のペニスを回転させ始めた。]
鬼藤研究員: フンッ!フンッ!地球外知的生命体: おお、…なんと美しい。
[地球外知的生命体は鬼藤研究員がペニスを回転させている10分間の間、祈りを捧げた]
地球外知的生命体: 神が宿るとはこういう事なのですね。良い物を見せて頂きました。どうしました?
鬼藤研究員: 無理な体勢で腰に負担がかかりまして。ともあれ気に入って頂けたようで何よりです。では、今お祈り頂いた時間で先ほどの写真の者の準備ができましたので、彼らに引き継がせていきます。
地球外知的生命体: いえ、それは結構です。
鬼藤研究員: 何故ですか?気に入って頂けたものだとばかり思っていましたが。
地球外知的生命体: あなたの御ペニスだけで十分感動させて頂きました。これ以上、御ペニスを見せられると、法に触れてでも御ペニスが欲しくなってしまいます。
鬼藤研究員: ペニスが欲しいのなら写真の彼らの物を差し上げますよ。
地球外知的生命体: 拉致事件が問題となった以上、人間を連れて帰るわけには行かないんです。なので私はこれで
鬼藤研究員: フンッ!!フンッ!!
[鬼藤研究員は再度手を頭の後ろで組むと、腰を動かして自身のペニスを回転させ始め、地球外知的生命体は祈りを捧げた]
[8分後、スッポンを持った事務員が入室し、床に崩れ落ちた鬼藤研究員に手渡した]地球外知的生命体: ムムッ、この生き物は!信仰心の昂りを感じます!
鬼藤研究員: 腰痛により横になった状態で失礼します。実はこの地球にはこのようなペニスに似た外見的特徴を持つ生物が多数います。これは人間ではないので持ち帰っても大丈夫では?よろしければ解説致しますが。
地球外知的生命体: なるほど、確かに。是非聞かせて頂きたいです。
鬼藤研究員: はい。これはペニスに似た生物の中の1体で、スッポンと呼ばれています。攻撃的で一度噛み付くと
地球外知的生命体: 御ペニスとスッポン、横に並べて頂いてもよろしいですか?比較したいです。
[以後略]
総括: 鬼藤研究員の尽力7により太陽系が保護区に制定されるまでの時間を稼ぐことが出来た。今後は地球外知的生命体代表者の視察に備え、各サイトにおいてDクラス職員への指導8及びペニス写真の資料作成、またペニスに類似した生物の飼育を行う事とする。









