SCP-3890
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アイテム番号: SCP-3890

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3890の性質のために、そして現在の状況のために、私は収容プロトコルを制定することが出来ない。当分の間は、SCP-3890及びSCP-3890が生じさせる異常現象の調査に集中して取り組むつもりだ。

説明: SCP-3890は私、エリザベス・グラハム博士が何らかの理由により、2016/2/17にサイト-22から転移させられた、おそらくは異次元、ないしは地球外に存在する空間である。その時、私は幾つかのSCPアイテムの収容のための定型書類を運んでいたが、私はそれらがこの異常に関係しているとは思わない。同様に、私がここへと転移させられたことが、財団の関与によるものであるかということに関しても確証はない。

地理的観点から言うと、私の見る限りではSCP-3890は、砂中から様々な建築様式の廃墟が突き出ている、極めて広大な砂漠である。私は古代ローマやエリクシャンの建造物であるように見える廃墟と共に、現代的様式の建造物が存在していることに気が付いた。これらを調査してみたところ、そのような設計であったためなのか、それとも過去のある時点で、(ひょっとしたらSCP-3890-1の実例による)略奪に遭ったためなのかは分からないが、その内部には殆ど何もなかった。

私の知る限りでは、SCP-3890における太陽活動周期は地球のそれと同一のものだ。もしかしたらこの場所は異次元や地球外ではなく、地球上のどこかの(ひょっとしたら反ミーム的カモフラージュによって)隠されている場所なのだろうか?しかしながらここは日中は暖かく夜間は寒いものの、それが不快なほどになることは決してない。このように実際の砂漠とは大きく異なっている。

SCP-3890-1はSCP-3890を徘徊するヒト型実体たちに、私が与えた総称である。SCP-3890-1はどんな刺激にも反応せず、私が知る限りでは特定の目的地を持たずに歩き回っているだけだ。私はSCP-3890-1の内の幾体かが建造物の周囲をぐるぐると歩き回っているのを見た。この行動には意味があるのか、それともただ単にSCP-3890-1が知性を有していないというだけのことなのか?現時点では確信が持てない。建造物群と同様に、SCP-3890-1の実例たちは、幾体かは現代、また幾体かは古代、というように、様々な場所や時間に起源を持つように見える。私は1体のSCP-3890-1の実例のポケットからナイフを回収した。これで必要があれば最低限ではあるが自分の身を守ることが出来る。

付け加えておくと、SCP-3890-1の実例たちは、攻撃を受けた時に自分の身を守らない。1体のSCP-3890-1の実例を解剖してみたところ、SCP-3890-1と一般的な人間との間に解剖学的な差異は発見されなかった。私の考えでは、可能性は以下の2つである。

  1. SCP-3890-1の実例たちはヒトに似せて創造された存在である。実例たちの知性を欠いた性質は、不完全な創造の結果である。
  2. SCP-3890-1の実例たちは、何らかの方法で精神を変容させられ、人間的な機能を喪失したヒトである。

ひとまず、SCP-3890の内部の人物は飢えや喉の渇きを経験しないようだ。私がここに来てから3日になるが、調子はここに初めて来た時とほぼ同様である。私にはもはや食料と水が必要ないのか、それともただ単にそう考えているだけなのか、確信が持てない。私はここでSCP-3890-1以外に食料となるものを手に入れていないので、前者の場合であることを強く願う。

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