SCP-3898
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アイテム番号: 3898
レベル1
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
dark
リスククラス:
danger


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初期収容の際のSCP-3898、エージェント・パルマーの変換の数秒前

特別収容プロトコル: SCP-3898は15x15x15以上の通常型危険オブジェクト収容ユニットの中央に保管します。

財団職員はいかなる状況においてもSCP-3898の効果範囲に進入することは許可されません。もし暴露されると、職員は拘束され、健康であり本人及び他者への危険はないと判断されるまで心理観察下に置かれます。

SCP-3898の隔壁は、対象の確保のための遠隔操作型の拘束および鎮圧装置、および試験の結果生じる体液、海水、死体、岩屑の除去のための自動清掃システムを装備しなくてはなりません。

説明: SCP-3898は長さ2.5メートル、重さ約350キログラムの鉄製のアドミラルティ型の船舶用の錨です。SCP-3898は推定140-150年分の海水への暴露に相当する腐食と劣化の様子を示しています。SCP-3898は物質的あるいは化学的な異常性を示しておらず、サンプル採取や破壊テストでは予想されるとおりに切削可能です。

SCP-3898の表面からおよそ5メートル以内に進入した人間は、一連の異常な心理効果を受け、それは個人ごとに変化します。これらの効果は、その持続時間と、必要とされるSCP-3898からの距離に応じて即時型と持続型に大きく2種類に分けられます。

SCP-3898への暴露の即時型効果はSCP-3898の効果範囲に対象がいるときにのみ発現します。この効果には、様々な発現率や重症度の幻覚、幻聴、SLUDGE症候群1を伴う卒倒、能動的な自殺の試みといったものが含まれます。

SCP-3898への暴露による持続型効果は対象がSCP-3898近傍から取り除かれた後も持続します。対象は常に大うつ病性障害に該当する症状を呈し、更に自殺念慮、非致死的な自傷、躁病エピソード、慢性的不安感、免疫力の低下を様々な程度で示す可能性があります。これらの効果の持続期間と重症度は対象が最もSCP-3898に近づいた際の距離および総暴露時間と相関します。抗うつ薬、記憶処理といった治療法は、これらの症状を軽減させ、持続期間を短縮すると判明しています。

SCP-3898の被覆されていない表面へ接触すると、以下のログに詳述されたような広範で劇的な異常な効果がもたらされます。

接触テスト: これらの試験のいずれにおいても、対象はSCP-3898に可能な限り速く接近し(近接テストとなるのを避けるため)、手で触れることにより物理的に接触するように指示されています。

日付 対象 接触結果
2015年4月13日 D-3898-13 対象の肉体は即座に等容量の透明な液体に変換され、凝集力を失い収容チャンバーの床に散布される。この液体のサンプル分析では海水と同定され、太平洋中部の表層水と一致する生きた微生物が含まれていた。
2015年7月27日 D-3898-20 対象は死亡する。検死により対象の腹部臓器の大部分が藻類、珪藻類、様々な切断と腐敗の程度を示す死亡した魚類、甲殻類、水棲軟体動物、生きた蛸、3つのオデンザメ科に属する鮫の歯、腐敗した海藻、および海水に置換されており、ほぼ即死をもたらしたことが判明する。死体は焼却された。
2015年10月9日 D-3898-34 対象の肉体は高速の、突如の上方からの衝撃により均質なペーストになる。衝撃の源は不明である。衝撃のエネルギーはおよそ400 kNと推測される。残骸からは情報は得られなかった。
2015年10月9日 D-3898-38 対象は呼吸困難となり、咳き込もうとして対象の透明な液体を吐き出す。対象は収容チャンバーから遠隔操作型回収システムにより回収される。医療処置が試みられたが成功せず、対象の肺は不明な源からの液体で満たされ続ける。対象は窒息し死亡する。液体はサンプリングされ、4月13日の試験で得られたものと同一の海水と同定される。
2015年11月27日 D-3898-58 事案レポート3898-01を参照。

事案レポート3898-01: 2015年11月27日、テスト対象D-3898-58はSCP-3898に指示されたとおりに物理的接触した。しかしながら、以前のテストと違い、即時的に観察できる影響はなかった。D3898-58は片手でSCP-3898の中央軸を掴んだまま長時間動かず、チャンバーのインターコムで観察スタッフが質問しようとするまで小声で発話し続けた。D-3898-58は応答せず、上級研究員レイノルズはチャンバーから対象を引き出すように命令した。対象にロボットアームが触れる前に、D-3898-58は発話を終了し、解読不能な最後の一言を発声した。彼はその後腕を上げ、350 kgのオブジェクトを頭より高く持ち上げ、天井へと向けた。対象はその後服を残して消失した。SCP-3898は床に落ちたが、外見上ダメージはなかった。

事案の評価とそれに続くセキュリティ映像記録の解析により、消失以前のD-3898-58の発言が明らかとなった。書き起こしは以下となる。

このイベントの意味は不明です。SCP-3898のSCP-3983及びその他全ての関連アノマリーとの関係についての調査が進行中です。

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