
サルベーション高等学校。

米国インディアナ州サルベーション。
特別収容プロトコル: インディアナ州の町であるサルベーションは隔離、封鎖され、街の中心から2kmの隔離領域が設けられます。近辺の街エミネンスに通じる道はすべて撤去、変更されます。財団職員は一般人の兆候が分かるように、サルベーションへの既知の旅行ルート全てを監視する必要があります。サルベーションへの侵入を試みた全ての市民は、地方自治体の管理下に移送されなければいけません。カバーストーリー3935.18 “有害廃棄物災害”が現在流布されています。
SCP-3935を含む建物であるサルベーション高等学校は財団のセキュリティ担当者により保護されています。いかなる状況にあっても未承認の人物がSCP-3935へ入ることは許可されません。SCP-3935によって何らかの影響を受けたと思われる個人は、評価のためにエミネンス付近にある臨時サイト-81-5に移動されます。
現在、本来のサルベーションの住民は生殖を行えないと予想されます。この予想からの逸脱は綿密に監視されるべきです。
現在、SCP-3935の探査は禁止されています。SCP-3935内の危険な状態のため、将来の探査はD-クラス職員に限定されます。
説明: SCP-3935はインディアナ州にあるサルベーション高等学校の下に位置する超時間的かつ超空間的な非ユークリッド空間です。SCP-3935は上記の特定の異常を示しますが、SCP-3935外でも異常現象が報告されているため、現在異常はサルベーションの町全体に影響を与えていると考えられます。これらの影響の全体の程度は明らかになっていません。
SCP-3935は、サルベーション高等学校のプールの下、建物の北西の角の近くにある地下室の崩壊した部分を通ってのみ到達することができます。SCP-3935は、連邦調査局異常事件課のメンバーによって調査され、収容された1970年代半ばにサルベーション高校で起こった変則的な活動の源であったと考えられています。彼らの調査に関する情報はこのファイル内で入手できます。
SCP-3935へのアクセスポイントは、崩壊した地下部分の約25 m下、石造りのアーチが含まれる小さな前室に存在しています。アーチの本来の作成者やどのようにして最初に地下に埋められたかは調査対象となっています。アーチにはどの文献にも存在しないと考えられる英語の語句が刻まれています:
下へと続く道はより深く、より長くうねり、
それが描き出す模様は言い表せない。
永遠に彷徨う定めの喪われた物
これこそが静かな狂気が作りし物だ。
補遺 3935.1: 発見
SCP-3935は1976年6月18日の週にサルベーション高等学校内で起こった一連の超常現象に続いて初めて発見されました(補遺 3935.2参照)。学校の主要な超常活動期間が終わった後、土台の狭い隙間につながる壁と床の崩れた部分が、用務員の一員によって発見されました。地下一階の下部に存在する用途不明な地下室に存在していた崩壊した壁は、土台の隙間が人が侵入するのに十分に大きさまで劣化していました。
請負業者による被害の監査の間、独立チームのメンバーはSCP-3935近くの前室に偶然に滑り落ちました。個人を容易に外に出す方法がないため、管理者は個人にSCP-3935に少しばかり侵入し、出口があるかどうか確認するよう勧めました。個人がSCP-3935から帰ってこなかったため、請負業者と地方自治体の人員が調査を行いました。 SCP-3935に入った11人のうち2人だけが前室に戻り彼らが体験したことを説明し始めた際に、地方当局に潜入していた財団職員が調査を引き継ぎました。
時間経過とともに、サルベーション高校の外での異常現象がより顕著になり始めました。1976年6月に発生したイベントのあと、町は正式に居住を禁止され、全町民1が移転しました。
補遺3935.2: UIUファイルレポート
注記: 以下はUIUエージェントであるロニー・カーター、パトリック・ウィルソン、エラ・ヒューズにより提出されたフィールドレポートの要約です。
最高機密
連邦捜査局
異常事件課

UIUファイルに添付された画像。状況不明。
以下は1976年6月18日から6月23日まで、インディアナの町、サルベーションで起きた超常的活動を詳述する包括的な報告書です。エージェント・カーター、ウィルソン、ヒューズが報告された活動の現場に派遣されました。深刻な異常現象が発生し、この隠蔽のために追加支援が要求、採用されました。SCP財団やそのエージェントの関与は報告されていません。世界オカルト連合またはそのエージェントの関与は報告されていません。他の要注意団体、またはそのエージェントによる関与は報告されていません。
報告された超常現象の範囲確認後、派遣されたエージェントはサルベーションの全住民に110剤2を投与しました。全住人に説明が行われ、さらなる分析のためにインディアナポリスにある処理センターに移動させました。サルベーションの周囲には検疫所が設立されました。
サルベーションの住人に対する広範囲なインタビューの後、これら目撃者の証言から超常現象のタイムラインが以下のように構築されました:
日曜日夜: 10年生であるダイアン・ビースリーとカサンドラ・トンプソンが日曜日の夜に教会からそれぞれの家に帰る際、高校のそばで「誰かが地下で話そうとしている声」と形容する音を聞いたことを報告する。トンプソン氏はこのことを母に報告するが、母はそれを無視する。
月曜日: 体育の授業中、11年生のオリバー・ベーカーがプールの下から声が聞こえると主張する。 他の数人の生徒もこの話を裏付けている。学校の職員が調査を行った際は、職員は異常な物事を何も識別しなかった。プールの底の内張りの亀裂が現れていることは注目に値する。
数名の女子学生が、通り過ぎる際に2階のトイレの鏡の中に自分自身の像ではなく「顔の無いもの」を見ると報告する。 彼女らはこれにより悩まされていないように見える。
昼食のお知らせの間、多くの生徒が放送の中に第三者3の不明瞭に話す声が聞こえると説明する。 放送室はプールの近くのメディアセンターにあり、地下二階の入り口と崩壊した壁から40m以内に存在する。
火曜日: 学校に到着した生徒たちは、インディアナ州旗が旗竿の先端より3m以上上部に、何にも取り付けられていない状態で存在していることに気がつく。アメリカ国旗は見つからない。観察した際生徒は、視認すると即時に消える、旗竿からロープで吊り下げられた9人の女性の姿が見えると主張する。
新入生の生物の授業の際、一人の生徒が突然立ち上がり、白目をむいているように見える。 そして急に床に落下し見えなくなる。生徒は直後に部屋の隅にある天井パネルの上部に再出現する。その生徒の特定ができないにもかかわらず、いくらかのクラスメイトはそれは単なる冗談だと主張している4。
火曜日に数名の学生が学校で見たことのない学生を見たと説明する。出現した学生の詳細を伝えるよう強要したが誰も出来なかった。この学生の明確な唯一の特徴は、白い刺繍で「失神」と側面に書かれている、紫色の鞄であるようだ。
用務員はプールの底に立ち彼を見つめる何者かの存在を見たことを報告する。
水曜日: 学校に到着すると、保守係と用務員は、学校の全ての階に2インチの水が存在することに気づく。不可解なことに、学校の校長であるアービン・ホワイト博士は学校を閉鎖しないことを決定する。
午前7時56分に、学校にいる人物全体が右の耳に何者かの「ハロー」という囁きを聞く。
学校のバンドのメンバーは、楽器がもはや音を出さないことに気がつく。 演奏している時、学生らは部屋の隅の壁の方を向いている「小さくて黒い人間の形をしたもの」が視界でちらつくのを見たと報告する。
学生の一人であるアヴァ・ライドウェイは、不可能な角度で空中を歩いて上昇しながら学校から遠ざかる黒い人影を目撃する。やがて姿は見えなくなり、再び見ることは出来ない。 他の学生はこれに対処しない。
木曜日: 体育の授業中、上級生であるネイト・ベネットがドッジボールでよけようとする際にボールが彼をすり抜ける。 彼は床に沈み始めた際に助けを求めて叫ぶ。 気付いた人は誰も彼を助けるほどの動機を持たなかったようである。
午前11時23分に学校全体が基礎から少し浮き上がる。調査を行うために訪れた副校長は、建物が再びゆっくりと接地する前に「何かたくさんの顔を持つ小さいものが、建物の下から私を見て笑っている」と説明する。
男子のロッカールームが消え、「叫ぶ何か」に置き換えられる。 目撃者はこれ以上の詳細を提示することはできない。
生徒がその日に学校を去ると、彼らは学校の駐車場の約25メートル上に、45度前方に傾いている、空中に吊り下げられた9人の若い女性を目撃する。女性は静かに言葉を発するように見える。すべての目撃者はその外観を「醜い」や「形容しがたい」と表現した。女性は午後3時ごろに消失する。同時刻に 全居住者の大部分は、自分たちの下で「ハロー」という子供の声を聴いたと証言する。町の役人たちは空中の女性たちにたいして何の反応もしないため、パニックが続いている。校長は金曜日に学校を閉鎖することを決定する。
金曜日: 金曜日に学生全員が登校する。ドアがロックされており学校に入ることが出来ないため、生徒は正面玄関の外に集まり待機する。この集団の誰もなぜ彼らがそこにいたのかを説明することができない。窓を叩く音がし、全ての生徒が二回の教室の外に立つ小さく黒い人型実体を目撃する。人影は窓をすり抜けて出入りを開始する。実体は消失し、別な窓で出入りを開始する。目撃者はその動きを「不気味、不安定、痙攣している」と表現する。実体が消失すると正面扉のロックがひとりでに解除される。学生は学校に侵入する。
学校内部は非ユークリッド空間になっている。生徒が空間の「後ろ」に近づくにつれ、彼らは自身が空間の中ではなく下に向かって動いている事に気がつく。すべての生徒がこの時点で囁きを聞いており、グループの端にいる数名は遠くの太鼓の音を聞いている。 遠くにはSCP-3935につながる前室が見える。 突然、学生全員が空間の外に50m移動し岩石と大地に閉じ込められる。学校への再出現までの間生徒はこの区域に閉じ込められ、約20秒を過ごす。
すべての学生は、自身は建物内にいる唯一の人物であり、廊下を少しの時間彷徨い「出入口の下の出入口」を通り、小さな地下室に入ったと報告する。地下室の内部についての生徒の報告には三つの別々な風景が含まれている。一つは水の上に身を投げ出しており足の周りには血が広がっている、腕を伸ばし肘まで水につかっている女性、二つ目は上空に9体の人型がぶら下がっている、炎上する林の中に存在する農家、そして手が腐り落ち始めるまで畑を掘り返す泣いている女性である。一度幻覚が引くと、小さな黒い人型実体が現れる。学生は実体が再び「ハロー」と話すのを聞き、すぐに9人の悲鳴を上げる女性の人型に囲まれると、突然自身の家にいる。
追加のエージェントが被験者に記憶処理を適用するために町に入るのを開始すると、町の周辺でさらに異常な活動が報告される。何名かの住民は空にぶら下がっている死体を見ると報告する。またいくらかの住民は、蛇口から水の代わりに流れ出る人間の髪と粘液を報告する。更にいくらかの住民が町中に顔の無い生物を目撃したことを報告する一方で、ほかの住民が自身の顔の特徴が完全に消えたかのように感じることを伝える。まったく身動きしない黒い人型実体が、町の主要な道をあちこちに、狂ったような急速かつ持続的な出現と消失を行っているのか確認される。
1人の未確認の女性が、泣いている若い女性が学校の建物に走って戻ってきていることを報告する。彼女に追随し開け放たれた地下に向かうが、若い女性は見つけられず代わりに崩壊した床の最初の報告者となる。
余波概要: 数日後、UIUの記憶処理が効果を発揮し始める。ほとんどの町民は、彼らが見た物が工場から南に吹き込まれた有毒ガスによる幻覚であると容易に確信している。次の週の終わりに、学校への被害を評価している請負業者は地下室とSCP-3935への入り口を発見する。その後財団の関与が始まる。
補遺 3935.3: 最初の探索ログと回復ログ
補遺 3935.4: サルべーションでの超常現象
以下は財団が町を占領している際に職員により報告された、インディアナ州サルベーションでの超常現象事件です。
- UIUエージェントの服装をした、高校に向けて個人を誘導しようとする人物の報告。この人物は観測が長すぎる場合消失する。
- エージェント・ウィルズは車に接近する際、小さな黒い人影が車両の下に座っているのを見たと報告した。車の下を見たあと、その人影はそこになかった。エージェント・ウィルズはその後常に周辺視野に黒い人影を見ると報告している。
- 高校の近くの森林から音が聞こえるという多くの報告。森林の調査では荒廃した寝室が一つある家屋と裏庭の9つの[削除済み]のみが発見された。吊られた9体の女性実体の出現により探査チームは逃走した。さらなる森林の調査では家屋を発見することはできなかった。
- 日没後、多くのエージェントが、暗闇の中で自身の方に痙攣しながら移動し、到達する直前に地面に滑りこみかき消える9体の女性人型実体5を目撃したと報告する。森林の中で似た存在が報告されている。
- 町の外の小さな池の底から浮かびあがり、再び沈み消失するまで水面に留まるいくつかの遺体(一度に9体まで)の報告。 森の中の家の裏庭に現れた9つの[削除済み]に何らかのつながりがある可能性がある。
補遺 3935.5: 要注意人物へのインタビュー
注記: 以下のインタビューは2002年にエージェント・ライアン エイムズにより行われました。対象であるバレリー・フレッチャー夫人は1976年の超常現象の期間中、サルべーション高校の教師でした。

宙にいる不明な人物の写真。UIUの報告から集められた。
[ログ開始]
エージェント・エイムズ: サルべーションにいた時の貴方について教えていただけますか?
フレッチャー夫人: あら、ええと…… ご存じの通り、私は既に記憶喪失についてはお話ししました。何もかもを一緒に筋道立てることがもう出来ないようで6…… 私は教師で、ええと。 私は、うーん……英語を教えていて、そうです、はい、私はしばらくの間サルべーションにいました。
A. エイムズ: 町について教えていただけますか?なにか目立った出来事は?
フレッチャー夫人: ええと…… 静かでした、ご存知でしょう。一本道が通っていて、そのまま外に続いています。それほど多くの人が越してくるところではなかったので、極めて密なコミュ二ティでした。警察がいる事さえ考えたことがありません、だって誰が必要とするのです?犯罪なんてありません、本当に。(静止)噂話をする人はいつだっているものです。彼らは……
A. エイムズ: 大丈夫ですか?
フレッチャー夫人: 何かしら?ハロー?ハロー?
A. エイムズ: ちょうど噂話をする人について喋ろうとしていたんですよ、フレッチャー夫人
フレッチャー夫人: あら。若者たちは森にいっては、そこで見たと思っている幽霊だか亡霊かのことで神経をとがらせていたんです。 (静止) 奇妙なことがいくらかありました。えぇ、私はそれらが実際に起きた不思議なことであったかどうか、あるいは私の記憶に問題が起きているだけなのか分からないのですが。 確か…… 時々、通りを運転しているときに、道の横に誰かが立っているのが見えて、こんな風に手を振るんです。でも、振り返るとそこには誰もいない。きっといたずらする子供たちだったんでしょう。
A. エイムズ: 高校については?なにか不思議なことは起こりましたか
フレッチャー夫人: 高校?
A. エイムズ: あなたが教師をしていたところです。サルべーション高等学校では?
フレッチャー夫人: 私は……えぇ、私は教師でした。英語を教えていた、そう思います。
A. エイムズ: あなたは学校で何か奇妙なことが起きたことを覚えていますか?
フレッチャー夫人: いいえ……いや、何と言うのでしょう、普通じゃないことはありませんでした。 一度一人の生徒が消えたことがあった、と思います。彼女を最後に見たのはプールの傍で……そのあと誰も二度と姿を見ることはありませんでした。確か― ええと、確か最終的にはただの家出だろうという結論になったはずです。生徒のうちの何人かは問題児で、わかるでしょうが、厄介でした。そして周りにできることはまったく何もありません。あの子にとってもあれで良かったんじゃないでしょうかね。サルべーションの中にはいくらかの強い主張を持つ人たちがたくさんいて、その内の何人かは若者にとってあまり納得しがたい人たちでした。
A. エイムズ: どういう意味です?
フレッチャー夫人: あら、お判りでしょう。教会は街にとってとっても重要で、住民がほんの少しでしたから、ほとんどみんな行っていました。ですが、覚えていることが正しければ、妊娠した女の子が一人いたと思うんです……ごめんなさい、私達何について話していましたっけ?私は……なんでしたっけ……ハロー?
A. エイムズ: 妊娠した少女が。
フレッチャー夫人: そうそう、婚姻を結んでいなかったから、かなりのスキャンダルでしたよ。彼女に何が起きたのかは覚えてないんですが、多くの人がその事で動揺したことは覚えています。(静止)分かっていると思いますが、私はその女の子の名前を覚えていなくて……いいえ、いいえ……でも彼女が私の所に来て、彼女が聞いた奇妙なものについて私に尋ねたことが一度ありました。彼女は妊娠していました、婚姻関係がないのに。かなりのスキャンダルだったし、そして― ええと、男の子達に見てほしくなかった、でも……彼女は観覧席に座り、ある― ある叩く音をずっと聴いていると言ったんです。誰かが叩いているような……何かを叩き続けている……彼女は望んでなかった……男の子たちに……彼らにしてほしくなかった―
A. エイムズ: フレッチャー夫人?
フレッチャー夫人: ごめんなさい、今はまったく終わったことです。彼女、うう、彼女は時々何か見えるとも言っていましたが、その事について私は何も知りません。それと彼女は……ええと、夢かそうじゃないかわからないけれど、彼女が私に向かってハローと言ったことは覚えています、何度も何度もです。突然、あまりにも突然、挨拶じゃないみたいに。彼女が知っている唯一の言葉の様に……あの一瞬、まるで……まるで彼女の全部が……ハロー?A. エイムズ: サルべーションについてなにか他に覚えている事はありますか?
フレッチャー夫人: 私は…… (静止) それ以降のことは、全部一緒に霞がかっています。私はある時のことを覚えているようですが……そのときは、あ、ええと、誰かが女の子を見つけて……多分、同じ……ええと、わかりません、 ですがその子は首吊りの様に森の中で吊るされていました。彼らは自殺と言っていたと思います、彼女はチアをしていた女の子の一人だと、えぇ、ですが、ううん、誰だったか……ええと、何故あの子があんなことをしていたか私にはわからないのです。彼女はメモを持っていて、うう、何かについて書かれていて……ううん……すみません、とにかく、彼女の手にはノートがありました。実は、私はそれを見に来てほしい、筆跡やら何やらが同じかを確認してほしいと頼まれたんです。
A. エイムズ: なんとありましたか?
フレッチャー夫人: あぁ、ええと……覚えてることがあっていれば、その片方の面には、あった、落書きみたいなものがありました。 建物のような、でも奇妙な何か……なぜか思い出せません。もう一つの面には一つの言葉が何度も上書きするように書かれていました……何だったかは思い出せません、それはwetか……そういう感じで、理解のしようがないものでした。今思うと、とても奇異でした……そう思う……死ぬ直前に書くには何て奇妙なことでしょう。そう思わないですか?
A. エイムズ: 避難した週の出来事を何か覚えていますか?
フレッチャー夫人: いえ、いえ、 ええと……、私がいいたいことは、あの週は蒸気がとても凄かったです、工場からのが。 彼らは幻覚を体験するかもしれないと言っていましたが、私は間違いなく……見ました、見たんです、何か見たと思うんです。見たのは……ええと、ある日の私は、一人の子供が後ろに漂いながら壁に吸い込まれて……ええと、そして、その子が、ううん……窒息するのを見たと思いました。彼が壁に叫んだり、壁を叩くのをききました、みんながそうでした。それは……奇妙な幻覚でした。彼は止まって……ごめんなさい、私はここで何をしているんでしょう?
A. エイムズ: お話しているだけですよ、フレッチャー夫人。自分は保険会社と一緒に来ました。幻覚についてお話していたんです、覚えてますか?壁の中の少年については?
フレッチャー夫人: あら、そうでした。ごめんなさいね、私もうあまりはよく覚えていなくって。その幻覚は……私は少年が吸い込まれるのを見て、そのあと私たちは何も聞きませんでした。 今考えてみると、とても奇妙なことでした。その幻覚はとってもはっきりしていて、彼は……とても長い時間泣いて、とても怖がっているように見えました。でも……ええと…私は……私はそれを気にして覚えていない様です。私は……私はそれはただの― いたずらだったと思います。
A. エイムズ: 最後に一つ質問ですが、フレッチャー夫人。地震の後、プールの近くの地下の下に部屋を見つけたんです。そのことについて何か知っている事はありますか?
フレッチャー夫人: (居心地が悪そうに見える) いいえ、私は― 用務員以外の誰もその部屋に入ったことは無かった、そう思います。ただの物置き場ですよ。ですが……(静止)そうそう、あの女の子が一度その部屋について尋ねたことがありました。彼女がいうには……まぁ……そこから何か物音を聞いたらしいのです。彼女はそれにとても興味を持って、思うに彼女がああなる前の……まぁいずれにしても。でもわからない、私の記憶は正しく覚えていないかもしれません。私は― ええと、幻覚のいくつかは、ご存知の通り、彼らがそれらについて考えないようにしなさいって私たちに言ったから、そうしないようにしています。ですが……私は同じ経験をした他の人もいくらか知っています、ですが彼ら…彼らもうまく対処できているわけではありません。
A. エイムズ: お時間ありがとうございます。フレッチャー夫人。 (退出のため立ち上がる) そうだ、帰る前に、これについて何か知っていませんか?(9体の不明な女性実体を撮影した写真を見せる。)
この時、対象は著しく蒼白となり、息を切らす。
フレッチャー夫人: ええ……知っています。これは、うう。チアリーダー達です。(静止) チアリーダーには、ええと、よく考えさせて……チアリーダーは10人いました、そう思います。彼女らの一人に何も起こっていなければ、間違いなく10人です。
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