SCP-3939
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収容前に撮影されたSCP-3939。

アイテム番号: SCP-3939

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3939は現在、サイト-39の仮収容保管セルC(39-PC01-C)に保管されています。試験中でなければ、適切な大きさの標準収容ロッカーに保管してください。

説明: SCP-3939は製造時期が不明ですが、1930年代の設計及び製造の傾向と一致する蓄音機またはレコードプレイヤーです。磨かれたマホガニー材で作られた八角形の木製台座があり、当時のHMVのロゴが刻印されています。この台座の上には蓄音機の機構と大きな真鍮製のホルンに接続されたターンテーブルがあります。全ての部品の状態は良好です。

現在、SCP-3939のターンテーブルには黒いレコード盤があり、目に見える電源がないにもかかわらず、標準的な速度で回転しています。

財団が怠惰なのか?

いや。

財団には多くのものがある。冷酷だ。配慮を気にしない。例え皆が反対をしても、やらなければならないことをする。時には非倫理的なこともある。しかし、それは怠惰とは言わない。何十億ドルもの資金によって収容をする。同様に同じくらい多くの手間。同じくらいの多くの命。そうだな、同じくらいではなく、もっとたくさんだ。

これがまだここにある理由が何であれ、誰もそれを解決する気になれなかったからではない。

怠惰というのは正当な理由になるが、あなたは自分で考える。そして、そうだ。このスキップは些細なものだったから、誰もそれをわざわざ文書化しなかったのかもしれない。これよりももっと重要なスキップがたくさんあって、それらを適切に収容するためにきちんと文書化しておく必要があったのかも。これが原因であるなら、文書に記入することは出来ないだろう。なので、あなたはその可能性を省いておく。

しかし、まだ1つ疑問が残る。

何故これがSCPなのか?何がそれを異常なものにしているのか?何が正常性を危険にさらすのか?そもそも何がそれを文書化する価値のあるものにしているのか?なぜこの仕事を任されたのか?

その質問に対する答えは明日の仕事になるだろう。

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