SCP-3947
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アイテム番号: SCP-3947

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3947個体群は、サイト-88の大型高価値品収容室に設置された浴槽の中に保管されます。金銭、装飾品、風呂用玩具の要望は、それらが収容違反リスクを増大させない限りにおいて容認されます。

SCP-3947に割り当てられた職員は、スラップスティック・コメディへの十分な理解と愛着を持つ必要があります。逃走の試みを防ぐため、機動部隊オメガ-16 “これでおしまい!” が常に現場で待機します。

説明: SCP-3947はアヒルを象ったゴム製の風呂用玩具5個の総称です。SCP-3947のデザインは各個体ごとに独特です。SCP-3947個体群は知覚力を持ち、大袈裟な訛りがある人間的な発声が可能です。

SCP-3947個体群はフライパン、ボクシンググローブ、金床などの、スラップスティック系ギャグアニメで一般的に使用される物品を生成できます。また、SCP-3947個体群は過去に複数回、一時的に自らの形状を改変して四肢を生やしたり、縮小サイズのボートや爆弾に変身する能力を示しています。SCP-3947個体群は生成された物品を、その大きさや重さに関係なく使用できます。

SCP-3947個体群の暴力を受けた人物や物体は永続的な悪影響を被りません。SCP-3947個体群も同様に、他者の行動による永続的な損傷を負いません。どちらの場合も、被影響者は痛みを感じるものの、弱体化するほどの被害は受けません。身体が引き延ばされる、大きなこぶが生じるなどの変化がしばしば伴いますが、これらは急速に治癒します。

SCP-3947個体群は、窃盗や暴行などの行為に従事する目的で、しばしば収容室から脱走しようとします。施設そのものからの脱走が試みられたことはありません。

SCP-3947個体群は喫煙を好み、タバコを最も頻繁に生成します。また、SCP-3947個体群はスラップスティック・コメディへの嫌悪感を公然と表明する人間を明確に敵視しており、そのような人物らへの窃盗・攻撃を積極的に試みながら、繰り返し相手を侮辱します。

補遺3947.1: 各SCP-3947個体の挙動:

指定番号 説明
SCP-3947-1、“ボス” SCP-3947-1は個体群のリーダーを務めており、自分自身は敵対行動を起こさない代わりに、他のSCP-3947個体にそのような指示を出します。SCP-3947-1は様々なメディアにおけるマフィア首領を連想させる訛りで発話します。SCP-3947-1は概して落ち着いた上品な態度で振舞い、インタビューや議論にも前向きに応じますが、他の個体が任務を完遂できなかった場合などに激昂する傾向があります。SCP-3947はタキシードを着用し、細い横長の口髭を生やし、後ろに撫でつけた頭髪を有するデザインです。
SCP-3947-2、“ピンストライプ” SCP-3947-2は個体群の戦略家 兼 交渉役を務めており、他の個体よりもかなり高い知性を示しています。SCP-3947-2が武器の生成以外の目的で現実改変能力を行使することはごく稀です。SCP-3947-2は個体群の活動を阻止しようとする人物の威嚇を試みます。この威嚇は相手の家族や身の安全に対する脅迫という形式を取りますが、個体群はまだSCP-3947-2の脅迫を実行に移そうとしていません。SCP-3947-2はフェドーラ帽とピンストライプ・スーツを着用したデザインです。
SCP-3947-3、“タイニー” SCP-3947-3は個体群の活動に干渉しようとする人物らを直接攻撃します。SCP-3947-3は単純な語彙を使って発話し、数学と科学の基礎的な理解が欠如しているようです。この個体は一般的なゴム製アヒル玩具の1.3倍の大きさです。SCP-3947-3はレザージャケットを着用し、ポンパドゥールの髪型を有するデザインです。
SCP-3947-4、“ナターシャ” SCP-3947-4は女性的な姿をした唯一のSCP-3947個体です。SCP-3947-4は財団の保安システムを無効化することが可能です。SCP-3947-1の指示で窃盗に従事している際を除いて、SCP-3947-4は落ち着いた態度を取っており、ロシア語訛りで発話します。SCP-3947-4は目出し帽と青いドレスを着用したデザインです。
SCP-3947-5、“ブラスティー” SCP-3947-5は、個体群がSCP-3947-1の指示を実行している間、他の個体から離れた場所で混乱を引き起こします。これは通常、爆発物の使用によって達成されます。SCP-3947-5の性格は極めて不安定であり、様々な機会に笑う、叫び声を上げるなどします。SCP-3947-5は防爆装甲服を着用したデザインです。

補遺3947.2: SCP-3947-1へのインタビュー

回答者: SCP-3947-1

質問者: カーヴァー博士

序: 2009/5/7、SCP-3947-1は、SCP-3947研究主任 カーヴァー博士との単独インタビューに応じた。

<記録開始>

カーヴァー博士: まず最初に、今回のインタビューに応じていただき、ありがとうございます。

SCP-3947-1: あぁ、大したことじゃないさ。俺も世界一多忙な男ってわけじゃないんだ、好きなだけお喋りしようぜ!

カーヴァー博士: それは素晴らしい。早速本題に入りましょう。なぜ、あなたと他のSCP-3947個体たちは、犯罪を犯す必要性を感じるのですか?

SCP-3947-1: 俺たちが犯罪を犯す理由はな、あんたたち研究者が研究する理由と同じだ。俺たちは犯罪者なんだぜ! 俺に言わせりゃ、そう難しいこっちゃない。

カーヴァー博士: いえ、私が言いたいのはですね、犯罪を犯す動機は何なのですか?

SCP-3947-1: あー、分からん。楽しいからかな。俺たちはただいつもそういうことをやる、それだけだ。

カーヴァー博士: つまり、取り立てて言うほどの動機は無いんですか? 物欲さえも?

SCP-3947-1: ええい、またその下らん話か! なあ、昔は色々と単純だったよ。俺たち悪党にケチな“動機”やら何やらは必要なかった! 俺たちは悪者だから悪事をやったんだ! 誰もが複雑な裏話を持ってると思うなよ。正体不明の誰かさんに俺たちが作られた経緯だとか、世の中には単純な楽しみのために存在するものもあるってのを受け入れろとか、そんなのをくどくど言ってどうなるってんだ!

カーヴァー博士: 仰ることは理解できました。警備員、SCP-3947-1を収容室に連れ戻してください。

(警備員がSCP-3947-1を護送し始める。)

SCP-3947-1: やっちまえ、野郎ども!

(天井から2個のボウリングボールが警備員の頭上に落下し、意識を喪失させる。)

SCP-3947-5: ヘヘヘヘヘェェ! バカどもめ、な-な-何が起きたか、わ-わ-分かんねえでやんの!

カーヴァー博士: (無線に) SCP-3947が収容違 -

(SCP-3947-3がカーヴァー博士をフライパンで殴打する。)

SCP-3947-3: デッヘッヘ! 参ったか、ガリ勉男!

SCP-3947-2: 遊んでる場合か、ボケ! お宝の在処を探しに行くんだろうが!

SCP-3947-4: そうよ。他の警備員が来る前に行かなくっちゃ。今回はウォッカが見つかればいいんだけど。

<記録終了>

結: いかなる状況においても、SCP-3947個体群を収容室から退出させることは認められない。

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