アイテム番号: SCP-3977-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-3977-JPは低脅威度収容ロッカーに収容されます。前述のロッカーにはクラス2の気密性と換気機能が付随しています。
説明: SCP-3977-JPは自身をアドルフ・ヒトラーであると主張する大便です。SCP-3977-JPは不明な方法で発声が可能であり、ヒトラーに関する詳細な記憶や知識を保有しています。SCP-3977-JPから採取された大腸菌のDNA情報はヒトラーのものと一致する部分が多くありますが、同時に、一致しない部分からは他の生物のDNAや不明な由来のDNAなども確認されています。
SCP-3977-JPの外見は198gの人間の大便であり、感覚器官などのその他の機能を一切持ち合わせていません。しかし、SCP-3977-JPは不明な機能により、視覚や聴覚、発話機能、思考能力を持っていることが確認されています。
インタビュー記録3977-JP.1
インタビュアー: ツェルナー博士
対象: SCP-3977-JP
[記録開始]
ツェルナー博士: それではSCP-3977-JP……
SCP-3977-JP: 私はドイツ最高指導者、アドルフ・ヒトラーである!
ツェルナー博士: [苦笑] そうだったな。だが今の管理番……
SCP-3977-JP: アドルフ・ヒトラーである!
ツェルナー博士: [溜息] 仕方ない。ヒトラー
SCP-3977-JP: なんだ?
ツェルナー博士: 君はヒトラーでいいのか?
SCP-3977-JP: いかにも
ツェルナー博士: しかし……今の君はただのクソにしか見えないが?
SCP-3977-JP: そうだ。今の私はクソだ。だがそれに何の問題がある?私は依然として自分がヒトラーであることを知っている
ツェルナー博士: なるほどな。クソのヒトラーであるというわけだ
SCP-3977-JP: それを恥じるようなことだとは思っていない。あまり身動きができないのは少々不便ではあるがな
ツェルナー博士: そうか。君はどうして自分が大便になったのか知っているか?
SCP-3977-JP: もちろん。私は自分のことを知らない無知蒙昧な大衆とは違う。とはいえ、全てを知っているわけではないがな
ツェルナー博士: 話せる部分だけでいいから話してみてくれ。
SCP-3977-JP: クソの身の上話が聞きたいなら話してやろう。ある程度簡潔にだがな。詳しいことが知りたいなら私に付き従っていたものに聞く方がいい
ツェルナー博士: そうしよう
SCP-3977-JP: まず言っておくが、君たちが知っている私の歴史はまやかしだ。私は忌々しい共産主義者共に敗北を認めたことは一度もない!アカ共がベルリンに迫ってきていた時も、私は前線に立って戦っていた!そしてその戦況を覆す素晴らしい作戦も持っていた!
ツェルナー博士: 史実では、そこで君は自殺を決め、最終的に亡くなったとされているがね
SCP-3977-JP: それこそが作られた歴史だ!私は軍人の1人に暗殺され、死んでしまった。敗北を恐れたヒムラーの部下に殺されたのだ
ツェルナー博士: なるほど、続きを聞こう
SCP-3977-JP: 私が死んだ後、軍部は2つに分裂した。抗戦を続ける派閥と、和平を求める派閥だ。私の信頼する部下たちは徹底的に戦ったが、最終的には政治的に敗北した。その間、私の遺体は霊安室に安置されていた。当時のドイツの最高技術を以ってな。このままでは国を立て直せないと考えた者たちは私の遺体を持ち去り国から逃亡した
ツェルナー博士: なるほど、ヒトラーの生存説や復活説は出来の悪い陰謀論でよく聞く話だな。クソになるという話は未だに聞いたこともないが
SCP-3977-JP: そうだな。正直に言うが、私自身復活することができるとはついぞ思わなかった。ましてやクソなら尚更だ
ツェルナー博士: 私も喋るクソは初めてだ
SCP-3977-JP: 話を戻そう。アフリカに逃亡した私の部下たちは、当時の最先端技術を以て私を復活させようとした。我々は現代の科学力でも未だたどり着いていない科学技術をいくつも持っていた!しかし、今でも死者が生き返ることがないように、それには失敗した。既にいくつかの臓器や脳の半分は腐敗を始めていたからだ
SCP-3977-JP: 次に同胞たちは生き残っていた私の脳細胞を培養し、それを他の者に移植して私の人格を再現しようとした。だが、これも失敗に終わった。人格の再現こそできたものの、大元が別人なのだから、私になるはずもない。党員としてなら出来が良くて使い物になっただろうがな
ツェルナー博士: それで、今の君がクソであることにどうつながる?
SCP-3977-JP: 防腐処理を施した私の遺体も劣化を続け、頼みの糸であった脳細胞も役に立たない……もはや打つ手なしと思われた時、強力に私のすべてが詰まっているものが見つかったのだ!それがクソだ!体のすべてが機能を失い、もはや死を待つだけの時、私の腸に残ったクソだけが未だ命の灯を絶やしていなかった!君は腸と脳の関係を知っているかね
ツェルナー博士: ……悪いが専門外だ
SCP-3977-JP: そうか、ではここで学んでいくといい。実は腸と脳には密接な関係がある。ドイツ医学は誰よりも早くそれを発見していた。例えば認知症の老人に腸内環境を改善する薬を与えたら認知症が改善したという報告もある。つまり腸とは脳なのだ!腸に残留した便を発見した科学者たちは、便から腸内細菌を培養した
ツェルナー博士: つまり、今の君はその大便を増やしたものだと?
SCP-3977-JP: その通り。腸とは第二の脳なのだ。糞脳味噌一緒というわけだな。そこから形作られた私も、またアドルフ・ヒトラーというわけである
ツェルナー博士: しかし、クソを増やしたところで君のようなものができるとも思えないが
SCP-3977-JP: もちろんだ。君のクソも突然喋り出したりはしないだろう。腸内細菌はあくまで一つの細胞だ。複雑に構成された人間の脳とはわけが違う。私は、そのいくつもの腸内細胞をニューロンとシナプスの如くつなぎ合わせることで構成されている。詳しいことは君たちが捕らえた科学者に聞くといい。快く話してくれるはずだ
ツェルナー博士: にわかには信じがたい話だ。だが君のことはよくわかった。ではもう一つ質問だ。クソになった君はこれから何をしたい?
SCP-3977-JP: もちろん、屈強なドイツの復活だ!
[記録終了]
インタビュー後、SCP-3977-JPを管理していた組織の構成員から聴取を行うことができました。SCP-3977-JPの供述通り、オブジェクトの大部分はアドルフ・ヒトラー大便及び大便に含まれる微生物で構成(90%以上)されており、そこにアドルフ・ヒトラーの脳(2.3%)や使用できなくなった脳組織を代替するためのブタの脳(5.8%)などから作成されていました。
SCP-3977-JPの研究に参加していた構成員は当時のナチ党メンバーや研究者の子孫であり、構成員は所持していた遺体がヒトラーのものであることを知らないか、伝えられていたとしても信じていませんでした。構成員の殆どは、非倫理的な研究を政府の検閲なしに行うことを目的として参加していました。
参加していた構成員によると、SCP-3977-JPが作成されたのは2020年頃であるとされています。研究員は培養したヒトラーの腸内細菌を抽出し、細胞にいくつかの変化を加えることで、真核生物と同様に細胞間での情報共有ができるように再構成しました。
SCP-3977-JPは認知能力の研究のため、自由にインターネットを閲覧できる環境を与えられていました。SCP-3977-JPが持つ現代の知識はこれに起因していると考えられます。認知テストの結果によると、SCP-3977-JPの認知能力は一般的な成人男性の上位10%に当たるとされていますが、これは一般的な能力の範疇を逸脱していません。
インタビュー記録3977-JP.3
インタビュアー: ツェルナー博士
対象: SCP-3977-JP
[記録開始]
ツェルナー博士: 今日は君のことを聞かせてくれ。一体君は何を考えている?
SCP-3977-JP: その前に博士……
ツェルナー博士: なんだ?
SCP-3977-JP: よっぽど腹の調子が悪いようだが
ツェルナー博士: 驚いた。私の腹の調子が分かるのか
SCP-3977-JP: [笑い声] クソになったからな。腹の内なら何でもお見通しだ1。ストレスで腸内環境が悪くなっているのだろう。この歳の男の悩み事など決まっている。大抵妻だ。更年期の女はよく便秘をする。消化に良いものでも食わせておけ
ツェルナー博士: どうかな。参考にはしておこう
SCP-3977-JP: クソの出が悪ければ全てに失敗する!私がドイツ総統に返り咲いた暁にはまた再び国を強くしていくつもりだ!丁度いい、私の政策について聞けば君も考えが変わるだろう!
ツェルナー博士: 興味深い。話してくれたまえ [ツェルナー博士が振り返り、簡易的なメモを取るように職員に要求する]
SCP-3977-JP: それでは私のクソ政策だが……まずは食生活からだ。多くのドイツ人は大腸がんに冒されている!健康状態が悪ければ強い兵は作れないし、常々言っているように、クソが悪い奴は頭も悪い!私が相当だったころのように、飲酒、喫煙は厳しく取り締まるつもりだ。腸に悪いからな
ツェルナー博士: なるほど
SCP-3977-JP: そしてよりよいクソを出すためには口に入れるものが肝心だ。今のドイツは食糧自給率が落ちているが、なんと情けない!有機農業を復活させ、健康な食事を国民に取らせねばならない!もちろん食物の肥料は……
ツェルナー博士: 肥料は?
SCP-3977-JP: 糞だ!人間のな!良いものを食べ、良い糞を出し、良い農作物を作る!このサイクルを途切れなく回していくことこそが重要なのだ!
ツェルナー博士: [笑い声] なるほど、傑作だな
SCP-3977-JP: もちろん工業化にも力を入れるぞ。問うが、化石燃料が枯渇する今の時代に注目されている新たな燃料は何だ?
ツェルナー博士: 様々あるが、例えば水素だな
SCP-3977-JP: その通り!君は実に勤勉だ。人間の糞には大量のメタンが含まれている。これはもちろん分解すれば水素を生み出すことができる!水素を活用しドイツ工業は再び復活する!他にも、大便にはリンなどの希少資源が含まれてもいる。これをうまく利用できれば、ドイツは輸出分野でも優位に立てるだろう!バイオテクノロジーは近代国家が取り組むべき再胃優先の課題だからな
ツェルナー博士: なるほど……いくつか聞いたが、君の政策は大便にまつわるものばかりだな
SCP-3977-JP: もちろん!糞は人間の生活の基盤であり、絶対に欠かせないものだ。私はユダヤ人を毛嫌いしているが……実のところ、その理由が分かったのはつい最近の事だ。奴らはクソが汚いのだ。知っているか?
ツェルナー博士: 自分以外のクソを見たことはない。悪いが
SCP-3977-JP: そうか、今後人付き合いをする時はクソをまずみるといい。クソは人間の全てだ。ユダヤ人が人間として劣っているのはクソが汚いからなのだよ
ツェルナー博士: 私の知るべきところでは特定の人種の排泄能力が劣っているなんてことはないが……仮に健康的なクソを出すユダヤ人が居たら君はどう考える?
SCP-3977-JP: ユダヤ人のクソがキレイだなんてことはあり得ない。残念なことに、ドイツ人でありながら汚いクソを出す国民は居るがね
ツェルナー博士: 散々語ってもらって悪いが……今の君は大便の話ばかりしているな。聞くと君の構成要素は殆ど大便で、君の脳はわずかしか残っていないらしい。クソになったせいで頭の中までクソまみれになっているんじゃないか?
SCP-3977-JP: 何を言う!新しい知識を身に着け、正しい道理が分かるようになっただけだ!つまり……
ツェルナー博士: つまり?
SCP-3977-JP: 人間はクソだということだ!すべてにおいて!
ツェルナー博士: それだけは同感するかもしれないな。別の意味でだが
[記録終了]
付記: SCP-3977-JPによる提案のいくつかは廃棄部門に提出され、その有用性が検討されています。
映像記録3977-JP.8
対象: ツェルナー博士、機動部隊隊員
付記: サイトのカフェテリアに設置されていた監視カメラの映像です。
[記録開始]
ツェルナー博士: それと……サラダを頼む
[ツェルナー博士がカフェテリアで食事を注文し、席に着く]
隊員: サラダですか、珍しいですね
ツェルナー博士: 最近健康に凝っていてね
隊員: 健康ですか。お互いそろそろ気を付ける年齢ではありますが急になぜ?
ツェルナー博士: こういう仕事をしていると、突然特定の分野に詳しくなることが多々あってね。今の私は健康オタクというところさ
[ツェルナー博士が笑う]
隊員: 中々実利のある研究みたいですね。うらやましい
ツェルナー博士: まぁ次の研究に移れば飽きるだろうさ。再来月にはまたジャンキーな食事に戻っているよ
隊員: 体は資本ですから無駄になることはないでしょう。私もそろそろ気にしなければいけないとは思っているんですが……
ツェルナー博士: その点で言わせてもらえば、君の食事は肉が多すぎるな。脂質は消化にあまり良くないぞ
隊員: [苦笑] これは手痛い
ツェルナー博士: 実地に向かえば数日は十分な食事をとれないこともあるだろう。そういう時にモノをいうのは腸の消化力だ
隊員: どうも野菜は苦手で……
ツェルナー博士: そういう時は乳製品を取るといい。乳酸菌が胃腸の働きを助けてくれる。パイナップルなんかも肉の消化を助ける役割がある
隊員: なるほど、参考にしてみます
ツェルナー博士: 食事が人間の体を形作る。腸内環境は精神状態にもよく影響するようだ。カリカリして嫌われないためにも体に入れる物はしっかり気を付けた方がいい
[記録終了]
映像記録3977-JP.8
対象: 機動部隊隊員アルファ、ベータ、オメガ、シグマ、SCP-3977-JP
付記: これはSCP-3977-JPの収容房に設置されていた監視カメラの映像です。
[映像開始]
SCP-3977-JP: いいクソは出ているか!若者諸君!
ベータ: ご忠告どうも!いいクソが出てるよクソ独裁者!
アルファ: おい、オブジェクトに話しかけるな
オメガ: 気にするなよ。1日中クソの話ばかりされてちゃこっちの気が狂っちまう。野次ぐらい許してやれ
シグマ: そうだ。これぐらいの掛け合いどのオブジェクトでも日常茶飯事だ。知性を持つオブジェクトは初めてか?
アルファ: そんなことはない。気性の荒い奴が相手ならこういうこともある。ただ……
シグマ: ただ?
アルファ: あいつはヒトラーだ
オメガ: ヒトラー?確かにそうだな。クソだが
SCP-3977-JP: 私はドイツ帝国総統アドルフ・ヒトラーである!
ベータ: そうだ。あいつは今やただのクソだ
SCP-3977-JP: 私はクソである!
シグマ: [笑い声] だそうだ。クソだとよ!
オメガ: 落ち着けよ。あいつは今宝石の如くショーケースに展示されているクソに過ぎない。ただの世界一高級なクソさ
アルファ: だがあいつはヒトラーだ!話していいことなんて何もない!
SCP-3977-JP: 諸君、朝の食事には気を付けろ!朝のクソが1日を決めるのだ!健康無くして大便はない!
ベータ: 今の言葉!教科書で見たことがあるぜ!クソじゃない奴だけどな!
オメガ: 今だってクソの話しかしていない。奴が何で世界を脅かすんだ?クソか?
アルファ: 奴の言葉に耳を傾けるべきじゃない!
SCP-3977-JP: そこの若者!クソの出が悪そうだな。有機野菜を食べろ!
シグマ: [笑い声] だとさ。そういやいつも便所にこもっている時間が一番長いよな。お前
アルファ: うるさい!
ベータ: クソに痛いところを突かれて怒るなよ。クソ以下になるぜ?
SCP-3977-JP: 私は世界一のクソ、アドルフ・ヒトラーである!諸君、クソの出が悪い奴には気をつけろ!奴らは社会の大腸ガンだ!
オメガ: まぁ男のクソなんて見ないからどうでもいいけどよ。屁が臭いことだけは勘弁してくれよな。結構臭いときあるぞ
[記録終了]
インシデント記録3977-JP: SCP-3977-JPの収容に当たっていた警備員4名の間で暴行事件が発生しました。サイト-████の男子トイレの前で警備員同士による口論が発生し、機動部隊員アルファを他3名の警備員が襲撃しました。暴行を受けたアルファは命に別条はないものの、復帰まで3か月を要する重傷を負いました。これに対して関与した職員は黙秘を続けています。
以下はインシデント後に行われたインタビューです。
インタビュー記録3977-JP.12
インタビュアー: ツェルナー博士
対象: SCP-3977-JP
[記録開始]
SCP-3977-JP: [笑い声] よく来たな博士。今日は何が聞きたい?……なんだ?浮かない顔だな?下痢でもしたのか。食物繊維を取るといい
ツェルナー博士: ご忠告どうも。今日は愉快な話をしに来たわけではない
SCP-3977-JP: クソの話はいつでも愉快だ!顔をしかめるご婦人も多いがな
ツェルナー博士: 先日、君の収容を担当していた職員の間でいざこざが起こった。何を話した?
SCP-3977-JP: 監視カメラを見ればわかるだろう。何が聞きたい?
ツェルナー博士: どうやって職員の心を掌握した?精神影響は認められなかったはずだ
SCP-3977-JP: 私はただクソの話をしただけだ。君が楽しそうに聞いてくれたようにな
ツェルナー博士: それは君から情報を引き出すために過ぎない!私はお前が何をやったのかと聞いている!
SCP-3977-JP: 私には何もできない。今日の私は哀れなただのクソだ
ツェルナー博士: 違う!お前はアドルフ・ヒトラーだ!
SCP-3977-JP: いかにも私はドイツ最高指導者、アドルフ・ヒトラーである!
ツェルナー博士: その紋切り型の名乗りをやめろ!
SCP-3977-JP: ……なぁ博士、人には人の付き合いがある。たまたま相性が悪かっただけだろう?私にも相性の合わない者はよくいた。それだけの話ではないかね?
ツェルナー博士: 彼らの間に何の問題があったというんだ?
SCP-3977-JP: 例えば人一倍クソが臭ければ──
ツェルナー博士: その何でもクソに結び付けるのをやめろ!
SCP-3977-JP: 何を言うか!クソは人間の全てだ!私は全てがクソだがな!
ツェルナー博士: Shit!
[ツェルナー博士が机を叩く]
SCP-3977-JP: ストレスは腸に悪いぞ?香水はストレスを和らげる効果がある。例えばステルクスという香水は──
ツェルナー博士: 今日はもう終わりだ。続きは明日にする
SCP-3977-JP: 下痢は脱水症状を引き起こす。今晩は水分を取るといい
ツェルナー博士: 私は下痢になどなっていない!
SCP-3977-JP: 恥ずかしがることはない。腹はあらゆる人間が下すものである。君の腹の内は分かっている!
[ツェルナー博士が椅子を立つ]
ツェルナー博士: インタビューは終わりだ!話したいことがあるなら次までに考えておけ!
SCP-3977-JP: まぁ待て、君は部屋を出るつもりなんかないだろう?その動きはただの脅しに過ぎない。インタビューを打ち切ろうとすることで私から何か引き出そうとしているわけではないのかね?
ツェルナー博士: 何を……私は……
SCP-3977-JP: 嘘をついてもわかるぞ!君の腹の内は分かっている!
ツェルナー博士: 記録担当!音声を切れ!インタビューを終了する!
[ツェルナー博士が部屋を出る]
SCP-3977-JP: 私はドイツ最高指導者、アドルフ・ヒトラーである!
[記録終了]