SCP-3992-JP
評価: -14+x

アイテム番号: SCP-3992-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3992-JP-1は現在、サイト-81██の低脅威人型オブジェクト収容房にて収容されています。SCP-3992-JP-1の妊娠が発覚した場合、妊娠11週間以内に最寄りの財団フロント病院に指定の医師を要請し、収容房にて堕胎を行ってください。また、SCP-3992-JP-1には週に1回、心理カウンセリングを受講させてください。

SCP-3992-JP-2は現在、現在、発見場所である██神社の裏山にて収容されています。██神社の裏山周辺を立ち入り禁止とし、民間人の侵入を防いでください。民間人の侵入があった場合駐留職員により捕縛し、Aクラス記憶処理を施した後解放してください。また、適時SCP-3992-JP-2-祈祷手順を実行してください。

説明: SCP-3992-JP-1は身長163cm、体重48kgのモンゴロイド系成人女性です。SCP-3992-JP-1の以前の氏名は高島 彩奈であり、青森県███町██にて出生、生活をしていました。SCP-3992-JP-1の異常性は妊娠をする際のプロセスにあります。SCP-3992-JP-1の妊娠は性交を介さずに発生し、その周期は最後の発生から約1ヵ月で発生します。また、この妊娠プロセスにより妊娠、出産された子供は記録上全員女性でありこの異常性が遺伝しますが、胎児期より妊娠が発生するため確認されているすべての例で栄養失調などの理由により1歳未満で死亡しています。

SCP-3992-JP-2は青森県███町██神社の裏山に存在する空間です。SCP-3992-JP-2には約190cm×約170cmの入り口が存在していますが、中は繰り返された崩落により非常に狭く、探査が完了していません。地元の集落では"うみわらし"、"うみわらし様"などの呼称がなされており、厄神の一種として信仰されていました。記録によれば少なくとも245年前から存在しており、その頃から██神社の宮司を務めている高島家がSCP-3992-JP-2の管理をしていました。現在SCP-3992-JP-2の異常性の性質を検証する実験が進行中ですが、異常性を保有する可能性自体はほぼ確定的であるため先んじてナンバリングが与えられました。

回収経緯は青森県███町立病院から身元不明であり、腹部が不明な理由で肥大している乳幼児が持ち込まれたという連絡を財団フロント病院が受け、受け入れをし診察したところ異常性が発覚。乳幼児を持ち込んだ男性によりSCP-3992-JP-1及びSCP-3992-JP-2の存在が明らかとなりました。男性はSCP-3992-JP-1と同じ地区の住人であり、複数人でSCP-3992-JP-1を監禁していました。また、SCP-3992-JP-2の存在は男性を含む限られた年齢以上の青森県███町██の人間以外には厳重に秘匿されており、これが財団及び蒐集院が今までこのSCiPを認知出来なかった一因とみられています。

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