SCP-4007-JP
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アイテム番号: SCP-4007-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-4007-JPはサイト-81██の低脅威度物品収容ロッカーに保管されます。SCP-4007-JPの屋外への持ち出しは原則禁止されます。

説明: SCP-4007-JPは、異常な絵画です。180mm×120mmのキャンバスにアクリル絵具で描画されており、二点透視図法が用いられています。

SCP-4007-JPには、Rhopalocera、すなわち蝶と思われる生物が描画されています。これらの蝶は15体存在しており、空中を飛翔しているか、後述の花卉の上で静止しています。これらの蝶は、モンシロチョウ(Pieris rapae)やナミアゲハ(Papilio xuthus)などに類似した外見を有しますが、若干の絵画的なデフォルメがなされていると評価されています。

SCP-4007-JPの背景下側40%程度には、多量の花卉が描画されています。当該花卉には赤橙色・淡桃色・黄色・紫色のものが存在し、全ての花卉が十分に開花しています。花弁の形状には複数の種類が確認されますが、外見的特徴からでは当該花卉の種族は特定困難だと判断されています。SCP-4007-JPの背景上側60%程度には、空と思われる深青色の領域が描画されています。当該領域には、僅かに青みがかった白色の、巻積雲ないし巻雲が確認されます。雲量は2です。太陽は直接描画されてはいませんが、晴天時の日中と同等の環境であると評価されています。

SCP-4007-JPが照度10000lx以上の環境に置かれた場合、異常性が発現します。「照度10000lx以上」という条件は、日中の屋外ならば容易に達成される一方、屋内では基本的に達成されないものです。この状態のSCP-4007-JPの周囲100m以内に存在する蝶は、飛翔し、SCP-4007-JPの周囲に移動します。当該異常性と、SCP-4007-JPに描画されている内容に関連が指摘されています。実験により、蝶の飛翔・移動には、外部エントロピー的な力が加えられていることが判明しています。

SCP-4007-JPは、潟平 𣜿夢(7)氏が所持していました。同氏は、SCP-4007-JPの入手経緯について、「知らないおばあちゃんから貰った」と証言しています。𣜿夢氏にSCP-4007-JPを譲渡した人物について、𣜿夢氏への詳細な聞き取り調査が行われましたが、同氏は若年であるため、証言の信憑性が高くないと判断されています。

SCP-4007-JPは、財団による、監視カメラのライブ映像の巡回に際して発見されました。ライブ映像には、𣜿夢氏が、透明なポーチに収納したSCP-4007-JPを屋外へ持ち出している様子が確認できます。その際、周囲に存在していたモンシロチョウの幼虫が、SCP-4007-JPに向かい飛来してきました。これは、付近で確認されていた「アオムシが大量に飛んできた」旨の証言と合致します。

SCP-4007-JPには、少なくとも100匹のモンシロチョウの幼虫が飛来していました。そのため、発見時の𣜿夢氏には、相当数の幼虫が付着していました。しかし、モンシロチョウの幼虫は、いわゆる毛虫と異なり、ヒトの皮膚に付着しても健康被害を与えません。よって、SCP-4007-JPの回収および聞き取り調査後、同氏へは記憶処理のみが行われ解放されました。

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