SCP-4015-JP
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アイテム番号: SCP-4015-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-4015-JPが民間人に目撃・侵入されることを防ぐため、SCP-4015-JPを覆う形でサイト-81██が建設されます。サイト-81██には、SCP-4015-JP-Bの制圧および再収容の訓練を受けた人員が配置されます。SCP-4015-JP-Bの脱走が確認された場合、即座にSCP-4015-JP-Bを無力化し、サイト-81██外への脱走を防いでください。また、SCP-4015-JP内部のカメラで、SCP-4015-JP-A/Bの行動を常に監視してください。

説明: SCP-4015-JPは異常な空間です。収容以前当オブジェクトは「豚楼亭」というビュッフェ形式の飲食店でした。SCP-4015-JPの内部は洋風な内装が施されており、テーブル、椅子、キッチン、中央には全長10mの飾り机が存在します。飾り机には確認できた限りで100品ほどの料理が設置されています。この料理の種類は非常に多く、料理の種類は和・洋・中に限りません。この料理を摂取すると血圧が必ず上がります。特筆すべき点は、その料理を摂取した対象が「満腹だ」と感じた時点で必ず140mmHgで血圧の上昇が止まります。そのため、SCP-4015-JP-Bの出現の予測は容易です。また、ほとんどの被験者がこの料理に対して「非常に美味である」という旨の感想を述べています。

SCP-4015-JPの異常性は、SCP-4015-JPイベントの発生によって発現します。SCP-4015-JPイベントの順序は全ての実験において一貫しています。SCP-4015-JPイベントの順序は以下の通りです。

  1. SCP-4015-JP内部に侵入する
  2. SCP-4015-JPに「ビュッフェコース」を注文する1
  3. 飾り机の料理を摂取(この時摂取された料理は、摂取前の状態で自動的に元に戻る)
  4. 3を繰り返す
  5. SCP-4015-JP内部に侵入した人物(以下対象と呼称)の血圧が140mmHGに達すると豚のような二足歩行の実体(SCP-4015-JP-Bと指定)が対象を摂取する

SCP-4015-JP-Aは日本人女性2と思われる人型実体です。SCP-4015-JP-Aは対象に対して、特定の質問をします。SCP-4015-JP-Aの質問に対して、その質問を承諾した場合、「ビュッフェコース」が注文されたとみなされ、開始されます。この「ビュッフェコース」は無償でSCP-4015-JP内部中央にある飾り棚の料理を食べることができるというものです。SCP-4015-JP-Aはこのコースを侵入者に注文するように促します。侵入者が食品を食べた場合、SCP-4015-JP-Aは消失します。消失する瞬間は確認できていません。

SCP-4015-JP-Bは人を好んで食す3実体です。SCP-4015-JP-Bは豚のような容姿をしています。全長3mと推定され、通常の豚よりも知能・腕力・脚力・犬歯が異常に発達しています。脚力が発達しているため、二足で行動します。また、SCP-4015-JP-Bは人間を見つけると、その異常な脚力で標的の元へ向かい、蹄で殺害した後、犬歯で標的を噛み砕く姿が報告されています。また、SCP-4015-JP-Bは、なんらかの方法で人間の言葉を発声することができ、多少の意思疎通が可能です。SCP-4015-JP-Bは、侵入者が「満腹だ」と感じることで出現することが確認されています。

SCP-4015-JP内部カメラ映像から、SCP-4015-JP-A/Bにはなんらかの関係性が存在することが確認できました。4現在、SCP-4015-JP-A/Bの関係は不明です。

以下は、SCP-4015-JPの映像実験記録です。

映像実験記録-4015-JP-1

日時: 20██/03/██

対象: D-7618

[記録開始]

D-7618: 見えていますか?博士。店の中に入りましたよ。

牛山博士: ああ。見えている。何か変わったところはないか?

D-7618: そうですね…。飼育小屋みたいなな匂いがします。それに、誰もいません。気味が悪いですよ。…あっ。ビュッフェだ。お腹空いてたんですよ〜。ちょうどよかった…あれ?誰かいます。話しかけますね。

牛山博士: ああ。用心してくれ。

店員の服装をした実体(SCP-4015-JP-Aに指定): いらっしゃいませ。一名様ですか?

D-7618: え。あ、はい。一人です。

SCP-XXXX-JP-A: かしこまりました。では、あちらのお席へどうぞ。

牛山博士: そのままその席に座ってください。

D-7618: 了解です。…あの、博士。一個いいですか?

牛山博士: ああ。どうした?

D-7618: 本当に…。これが終わったら家族に会えるんですね?

牛山博士: …ああ。会えるさ。約束しよう。

[対象がSCP-4015-JP-Aの指定された席に座る]

SCP-4015-JP-A: いらっしゃいませ。「豚楼亭」へようこそ。当店は、セルフのビュッフェ形式の店となっております。料金はいただきません。ご注文されますか?

牛山博士: それを注文してください。

D-7618: 了解です。では、それを一つお願いします。

SCP-4015-JP-A: かしこまりました。それでは、中央にある飾り机からお取りください。

牛山博士: …鼻息が荒いですがどうしたんですか?

D-7618: あ…いえいえ。興奮していて。無料っていう言葉は大好きなんですよ。あの店は無料じゃ無かった。それじゃあ家族にご飯を食べさせられない。だから…

牛山博士: …本件に関係のない発言を中断させてください。気を取り直して、飾り机の料理を取ってください。

D-7618: …すみません。それじゃあ取りますね。

[取り皿にはおよそ300gと推定されるほどの料理が盛られる]

D-7618: ざっとこれくらいですかね。じゃあ、いただきます!!

[SCP-4015-JP-Aが消失]

牛山博士: お味はどうですか?

D-7618: 博士!最高です!こんな美味しいご飯…今まで食ったことないです!…妻たちにも食べさせたかったな…。

牛山博士: …よかったですね。では、満腹になるくらいまで食べてみてください。

D-7618: はい!

[D-7618が五回飾り棚から食品を取り、摂取する。飾り棚の料理が減る様子はない。]

[警告: 血圧が140mmHgに達しました。]

牛山博士: もう満腹ですか?

D-7618: そうですね。お腹いっぱいです。もう食べれません。

牛山博士: それはよかったですね。では…

D-7618: うわ!博士!後ろに豚の化け物がいます!や、やだ!やめてくれ!

牛山博士: 入り口には機動部隊が待機しています。すぐに逃げてください。

D-7618: そ、そんなこと分かってますって…。

[D-7618がSCP-4015-JPの侵入口から3mのところまで到達]

D-7618: よかった。助かっ…

[D-7618がSCP-4015-JP-Bに蹄で殴打される]

D-7618: あ…ああ…

豚のような獣(SCP-4015-JP-Bに指定): よおし。まずは1匹目だ。へへっ、肥えてる肥えてる。おっと。逃げんなよ。

D-7618: あと…少しで…家族に…会…えると…思っ…た…の…に…

[D-7618がもう一度蹄で殴打され死亡する。SCP-4015-JP-BがD-7618を犬歯で噛み砕き、捕食される]

牛山博士: 早く…早く侵入口を閉じろ!急げ!

[SCP-4015-JP-BがSCP-4015-JP内部から脱走。侵入口前にいた機動部隊員二人もSCP-4015-JP-Bに捕食される]

牛山博士: あ、ああ。…に、逃げないと…

[記録終了]
追記: 上記実験の後、SCP-4015-JP-Bは周辺にいた財団職員を約1█人殺害・捕食、1█名が行方不明となりました。その後、機動部隊が到着し、SCP-4015-JP-Bを無力化しました。しかし、無力化直後、SCP-4015-JP-Bの死体は地面に吸収されるように消失しました。

補遺: 以下はSCP-4015-JP内部カメラによって撮影された映像です。

SCP-4015-JP内部カメラ映像

<SCP-4015-JP com-20██-07-18-12:34>

[記録開始]

[SCP-4015-JP-Aと思われる実体が、SCP-4015-JP内部の奥の部屋へ向かう。10分後、SCP-4015-JP-AとSCP-4015-JP-Bが出てくる。]

SCP-4015-JP-A: 災難でしたね。もう少しで、食料調達のノルマを達成できたのに。

SCP-4015-JP-B: ああ。あと20匹…クソ。惜しかったな。しかし、あいつらの武器は意外に手強いな。すぐ負けた。

SCP-4015-JP-A: …今の時代の文明は発展しすぎですよ。あ、そういえば、お味はどうでしたか?今の時代の人間たちは。

SCP-4015-JP-B: そうだな…。生で食うと…まずいな。脂が多すぎるし、骨が硬い。だが、ここに入ってきた奴は美味かった。やっぱここで肥えさせて食べるのがいいな。

SCP-4015-JP-A: ははっ…(苦笑い)。そういえば、あなた。いくらなんでも喰いすぎですよ。あと20匹我慢したらノルマを達成できたのに…。私まで怒られましたよ。

SCP-4015-JP-B: ガハハハ。すまねえ。あまりにも腹が空いてたもんでな。

SCP-4015-JP-A: まったく…。あ、いい匂いがしますね。もう料理ができたみたいですね。

SCP-4015-JP-B: よっしゃ。喰いまくるぞ。

SCP-4015-JP-A: 違いますよ。あなたは食べれません。これはお客さんのものですから。

SCP-4015-JP-B: ちぇっ。ケチだな。

[SCP-4015-JP内部に豚のような二足歩行の生物(SCP-4o15-JP-Cと呼称)が1██体出現。テーブルは満席になった。]

SCP-4015-JP-A: (拡声器を使って話す)さあ皆様、人間の喰い放題です。存分にお楽しみください。

[カメラ映像が途絶える]

[記録終了]

SCP-4015-JP内部にいたSCP-4015-JP-Cは、その後の検証で消失していることが確認できました。また、カメラが途絶える直前、中央にある飾り棚の上には、行方不明となった財団職員1█名ほどの顔、足、腕、目玉などの体の部位と思われるものが調理された状態で盛り付けられていました。

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