SCP-4017
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アイテム番号: 4017
レベル3
収容クラス:
neutralized
副次クラス:
none
撹乱クラス:
none
リスククラス:
none

4000armor.jpg

SCP-4017から回収された錆びた鎧、保管中。

特別収容プロトコル(廃止): SCP-4017の出現を予測できる既知の手段は存在しません。解析部門が開発中のWATCHDOGプログラムや、世界各国の警察機関の潜入エージェントなどの標準財団監視プロトコルは、SCP-4017出現事象の詳細と一致する異常活動を全て報告します。出現事象の性質に応じて、奇跡論の訓練を受けた財団機動部隊がSCP-4017と交戦し、非実体化を強制するために派遣されます。

SCP-4017が非実体化した後、目撃者には記憶処理が施されます。SCP-4017によって残された全てのオブジェクトは最寄りの収容施設に移送されます。SCP-4017の出現は稀な事象であるため、財団と当該異常存在の直接遭遇は滅多にないと予想されます。

改訂 2000/06/21: 事案4017/λ-8に続き、SCP-4017の収容室の建造が進行中です。

改訂 2000/07/21: SCP-4017はNeutralizedに再分類されました。SCP-4017によって残された全てのオブジェクトは武装収容エリア-40に保管されます。SCP-4017の監視は継続されますが、再出現の可能性は低いため、低優先度です。出現事象が検出された場合は再分類が行われます。SCP-4017の過去の活動に関する調査は続行予定です。

説明: SCP-4017は奇跡論の能力を備えたヒト型の霊的実体であり、第二ハイトス教会1の信者や、同教会の宗教慣行の支持者たちから文化的英雄と見做されていました。

SCP-4017の詳細情報はごく限られています。当該実体の描写において一貫している情報は以下の通りです。

  • SCP-4017の身体は灰色または黒色で、ある程度の半透明性を帯びていました。2つの目があり、両方とも黄色に輝いていました。時折、口や鼻腔開口部などの顔面特徴についても言及されています。エクトプラズムが身体の大部分を構成していました。
  • 表面的に板金鎧に似ている、金色の装飾が施された赤い鎧を着用していました。鎧の装飾は、それぞれ4~7本の腕を有するヒト型実体4体、6本の体肢を有する円錐形の実体1体、“神聖”と“永遠”を意味するオルトサンの文字です。この鎧の大部分は時間とともに失われたか、深刻に破損しているように思われます。
  • SCP-4017は攻撃中に奇跡論エネルギーを伝導する手段として、SCP-4017-Aと指定される1本の槍を装備していました。SCP-4017-Aは多くの場合、黄金、赤い石のような素材、隕鉄で構成されていると描写されます。SCP-4017-Aの多くの部分は著しく腐食しているか、破損しているようです。

第二ハイトス教会やその他のオルトサン宗派から回収された文書は、SCP-4017は教会の前身である先史時代(紀元前11000年頃)の文明 — 出典ごとに“地球オルトサン王国”または“世界オルトサン王国”と呼ばれる — の戦士の霊であると主張します。SCP-4017は元々、征服の世紀2ダエーバイト文明と戦った“聖者オンテウス”Onteus-One-Holyという名の戦士でしたが、後に未知の要塞を守備する戦いで死亡しました。SCP-4017はそれ以来、援助を必要とする様々なオルトサン団体を保護するために出現していました。

特筆すべき事に、SCP-4017は幾つかの事例で男性とされている一方、その性別は概ね曖昧なものとして描写されています。これは、人類の性別の概念に従わない神々や地球外存在の崇拝に起因する、性別をあまり重視しないオルトサンの文化観と一致します。

殆どのSCP-4017出現事象は、1885年のシチリア超自然条約における異常収容連合3の結成に先立つ遥か昔に発生しており、出現回数は時間とともに減少していたと推定されます。このため、財団との直接接触事例の発生は1回しか知られていません。 詳細は補遺2の事案4017/λ-8関連情報を参照。

補遺.1: 以下はSCP-4017に関連する文書です。詳述されている出来事の時系列順に並べられています。

補遺.2: 2000/06/21、SCP-4017は機動部隊ラムダ-8(“王朝荒らし”)12の第2チームと遭遇しました。当時、チームは地球オルトサン王国のアーティファクトを武装収容エリア-40に輸送する途上にあり、輸送トラックは22:12にSCP-4017の攻撃を受けました。λ-8-T2は交戦し、奇跡論的爆発でSCP-4017に重傷を負わせ、その後SCP-4017をエリア-40に移送しました。λ-8-T2は7名の負傷者を出しましたが、死亡者はいませんでした。

23:20、奇跡論的封印が施された暫定収容ユニットの内部で、SCP-4017の身体のエクトプラズム構造は大規模な不安定性を示し始め、それに伴って殆ど理解されていない異常効果を複数起こし始めました。SCP-4017は即時のインタビュー実施を要請しました。

数分後、SCP-4017は分散してエクトプラズムの雲に変わり、SCP-4017-Aと鎧の全体を後に残したまま、上方へと急加速して消滅しました。SCP-4017-Aと鎧のエーテル反応の欠如から、アーティファクトの奇跡論特性や、SCP-4017との奇跡論的接続は全て失われたものと仮定されます。これは、SCP-4017が非実体化ではなく死亡したことを示唆しています。

SCP-4017は2000/07/20を以てNeutralizedに再分類されました。保安上の懸念のため、インタビューSCP-4017/1の間に執筆されたメモは現在まで第二ハイトス教会に送付されていません。

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