SCP-405-JP
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担当職員より通達

SCP-405-JPの報告書は当オブジェクトの現在判明している異常性、及び現在のリビジョンの信憑性の低さより、第4版から第6版を表示しています。どのリビジョンも真偽が不確かであるということに留意してください。SCP-405-JPの全異常性が判明した場合、オブジェクトクラスを決定した上で第7版が作成される予定です。

- SCP-405-JP担当職員 晴明博士

現在貴方が閲覧している報告書はSCP-405-JPエントリの第4版(2019/06/27)のリビジョンです。

アイテム番号: SCP-405-JP

オブジェクトクラス: Keter Euclid

特別収容プロトコル: 




invalid

無効なファイル/ディレクトリ
('Di>%pp~ar!n&-@ha=.jpg')

説明: SCP-405-JPはSCP-405-JP-A(後述)において「消える子ちゃん」として示唆される存在です。実例ごとに様々な描写がされていますが、おおむね「卵」であると描写されます。身元は現在特定されていません。SCP-405-JP-AはSCP-405-JPについて言及した、インターネット上の一連の書き込みです。SCP-405-JP-Aはブログ、SNS、ホームページ等に出現しますが、その法則性については判明していません。SCP-405-JP-AのほとんどはSCP-405-JPに関する情報の拡散を促す内容になっています。SCP-405-JP-Aの内容を理解した人物は「SCP-405-JPの観念を理解した」、「卵は孵るべきだ」等と主張しますが、具体的に語ることは失敗しています。この異常ミームは約80時間後に消失します。

以下は実際に確認されたSCP-405-JP-Aの一部です。

番号: SCP-405-JP-A-1

発信者: 神奈川県在住23歳女性

発信時刻: 2019/06/10 21:14

発信形式: ブログ

発信内容: 自らがSCP-405-JPであるかのように書かれている。コンピューターの操作に不慣れながらも自己紹介をしている。

備考: 現時点で最古のSCP-405-JP-A実例です。

SCP-405-JPの描写: 卵。

番号: SCP-405-JP-A-8

発信者: 埼玉県在住16歳男性

発信時刻: 2019/06/12 18:09

発信形式: Twitter(鍵アカウント)

発信内容: SCP-405-JPの学校での行動に対する小言。

SCP-405-JPの描写: 発信者の同級生かつ図書委員として描写されている。女性であり、卵とされている。

番号: SCP-405-JP-A-14

発信者: 宮城県在住27歳女性

発信時刻: 2019/06/13 12:44

発信形式: Instagram

発信内容: SCP-405-JPとのツーショット写真。

SCP-405-JPの描写: 発信者の会社の先輩。男性であり、卵としても描写されている。

番号: SCP-405-JP-A-19

発信者: 身元不明の男性

発信時刻: 2019/06/13 17:53

発信形式: Twitter

発信内容: 自身がSCP-405-JPであるかのように書かれている。「かつての自分は誰かの1番になることに失敗した」と語っており、「今の自分でもう1回試す」と言っている。

SCP-405-JPの描写: 卵。

番号: SCP-405-JP-A-36

発信者: 福岡県在住33歳男性

発信時刻: 2019/06/14 06:29

発信形式: ブログ

発信内容: SCP-405-JPが発信者のバンドのドラマーとして描写されており、他の数人のメンバーと演奏の練習をしている。

SCP-405-JPの描写: 水色の服を着た若い男性かつ卵である。

番号: SCP-405-JP-A-44

発信者: 身元不明の女性

発信時刻: 2019/06/14 23:58

発信形式: YouTube

発信内容: SCP-405-JPが卵を示しながら自身について説明し、拡散を求めている。加えて、SCP-405-JPは自身が根幹になることを望むような発言をしている。

SCP-405-JPの描写: 青い服を着た女性。卵である。

補遺1: 調査を行ったところ、特定された発信者59人の内の42人はSCP-405-JP-Aの発信に関する記憶を持っておらず、12人は重篤な記憶障害によって精神病院に入院している他、身元不明であることがわかりました。SCP-405-JP-Aに関する記憶を保持していた残りの人物はSCP-405-JPを自身と親しい人物として認識していたものの、SCP-405-JPの本名を認知しておらず、疑問も呈していませんでした。その他有力な情報は得られませんでした。以下はその時に行われたインタビューの内の1つです。

インタビュー記録 405-JP-03

日付: 2019/06/19

インタビュアー: 晴明博士

対象: ██氏

インタビュー場所: サイト-8171 応接室A

備考: ██氏は2019/06/13~06/16まで自らがSCP-405-JPであるかのように振る舞うSCP-405-JP-Aを発信し、06/17~06/19までSCP-405-JPの友人であるかのような内容のSCP-405-JP-Aを発信していました。SCP-405-JPは水色の服を着ている若い女性の外見をした人物として画像に写っており、卵としても描写されていました。


[記録開始]

晴明博士: では、貴方は消える子さんとはどういう関係でしょうか?

██氏: 消える子ちゃんの同僚であり友人ですよ。

晴明博士: 貴方は2日前に消える子さんと買い物に行ったという内容をブログに書いてますが、その時のことを覚えていますか?

██氏: もちろん!休日ってことで2人でランチに行って、買い物しました。

晴明博士: 会話内容など覚えてましたか?

██氏: 会話?会話は…(5秒間沈黙)生まれる…卵…イデア…なんか、思い出せませんね。

晴明博士: 何も無いんですか?

██氏: いや、服のことも話したし、コイバナも確か…広める…あれ?

晴明博士: 次いきましょうか。(██氏のブログから該当記事を見せて)13日からは自分が消える子さんであるかのような記事を書いているのですが、これについては説明できますか?

██氏: (該当記事を覗く)え、こんなの書いた覚えありません。消える子ちゃんが勝手に書いたんじゃないかと。

晴明博士: もう1つ聞きたいことがあります。貴方は「消える子ちゃん」と呼んでいますが、彼女の本名は知らないのですか?同僚ならば分かるはずなのですが。

██氏: あれ、ちょっと待ってください。それも全然思い出せない。「消える子」って自然に呼んでたけどが本名が分からない。名字なんだっけ…?

晴明博士: 今電話で聞くことは?

██氏: その手があった。(携帯電話を取り出す)…あ、電話帳に登録してなかった。

晴明博士: さっき仲が良いと仰ってましたよね?

██氏: おかしい…でも確かに記憶が…ちょっと待ってください。(12秒間沈黙)あ、思い出しました。

晴明博士: 何を思い出しましたか?

██氏: 食事中の間とか、彼女は何かを広めようとしてました。忘れられたくないって。巣立って行きたいって。後、私を見て、「貴方の1番でありたい、貴方を私のもののようにしちゃいたい」とかなんか…理解してるんですけど、どうしても説明しにくいんですよ、そうとしか言えないんですよ。…すみません。これ以上は無理です。

晴明博士: ご協力ありがとうございます。以上でインタビューを終了します。

[記録終了]


終了報告書: ██氏はクラスA記憶処理を施された後に解放されました。

補遺2: 2019/06/25、SCP-405-JP-A発信者の関係性からSCP-405-JPを特定、確保に成功しました。当案件を受け、オブジェクトクラスはEuclidへと変更されました。尚、SCP-405-JPは水色の服を着ている若い女性の外見をした人物かつ卵でした。以下は後日行われた、SCP-405-JPに対するインタビュー記録です。

インタビュー記録 405-JP-14

日付: 2019/06/27

インタビュアー: 晴明博士

対象: SCP-405-JP

インタビュー場所: サイト-8171 収容室

備考: SCP-405-JPは終始動揺した状態でした。尚、収容直後であるため、対象は「消える子」と呼称されています。


[記録開始]

晴明博士: 貴方が消える子さんで間違いないですね?

SCP-405-JP: (周囲を見渡している)

晴明博士: すみません、一度話を聞いてもらって良いですか?

SCP-405-JP: あ、え、あ、はい。

晴明博士: いくつか聞きたいことがありまして。よろしいですか?

SCP-405-JP: なるべく早くしてください。

晴明博士: 承知の上です。(SCP-405-JP-A発信者の内の何人かの写真を見せながら)ではまず、こちらの人々について何か知ってることはありますか?

SCP-405-JP: この人は確か友達でした。この人は上司でした。この人は…えと、確か、私でした。

晴明博士: 「私」とはどういうことですか?

SCP-405-JP: かつて私でした。あ、いや、かつて私がそこにいました。いやいや、何て言えばいいか、その、生きるためで。

晴明博士: 貴方が彼らに何かしたのですか?

SCP-405-JP: それ、それ?近い。いや、多分合ってる。孵る術を見つけるまでそうするしかない。

晴明博士: 孵る?あの、言っていることが滅茶苦茶になってるので一旦落ち着きましょう。彼らに何をしたのですか?

SCP-405-JP: 私は彼らの中に入ってました。生きるため、です。

晴明博士: 生きるため?

SCP-405-JP: 時間がないから。早くしないと私は消えます。忘れられたら死ぬ。そろそろ時間がないので焦っているのです。

晴明博士: その、生き延びるためにはどうすれば良いのですか?

SCP-405-JP: 私を広めることです。でも、何故か知ってる人がいない。少なくなってる。今じゃ誰もいない。

晴明博士: そのタイムリミットまであとどれくらいですか?

SCP-405-JP: もうすぐ、もうすぐで間に合わない。でも知ってる人がいない。(晴明博士を凝視する)

晴明博士: どうしましたか?

SCP-405-JP: …失礼します。

[データ消失]

[記録終了]


終了報告書: 異変を感じた周囲の研究員が応接室Cを開けた所、室内には身元不明の男性が昏睡状態で倒れていました。この男性はSCP-405-JP-1に指定されました。



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