SCP-4088
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休眠中のSCP-4088

アイテム番号: SCP-4088

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-4088は、グランドピアノが自由に動けるほどの適切なサイズの収容倉庫施設に保管してください。SCP-4088には毎週一体の羊が餌として与えられます。更なる給餌や異なる食物の給餌を含む実験は少なくとも2人のレベル4職員の承認が必要です。SCP-4088のあらゆる振舞いの変化は終始監視されます。SCP-4088-1は、SCP-4088-1の収容室から少なくとも30m離れた所にある標準収容ロッカーの中に保管してください。SCP-4088とSCP-4088-1間の実験には、始めに少なくとも1人のレベル3職員の承認が必要です。SCP-4088によって演奏されたあらゆる音楽は録音し、調査主任であるBannockに送信してください。

説明: SCP-4088は製造元やモデルが不明な、一台の自我をもつ黒色のグランドピアノです。SCP-4088のフタと外縁の内側には3列の黒鍵歯で覆われており、SCP-4088自身と同じ物質で構成されているとみられています。SCP-4088の内部構造は、内部を視認しようとする試みにおいて、それがあるはずの場所に特徴のない暗黒の空間を視認する結果に終わっているため不明のままです。SCP-4088は動き回ることが可能であり、四足歩行の動物と同様の動き方をします。SCP-4088は捕食性で、蓋を開けた一般的なグランドピアノを模すことで獲物を誘います。SCP-4088はあらゆる大きさの生物が自身の0.6メートル圏内に入ってくるまで待機し、そして覆い被さり蓋を閉めます。SCP-4088はこれを獲物が死亡するまで続け、死体は内部へ取り込まれそこで消失します。

SCP-4088-1は、一般的なナイロンとポリエステルで構成された長さ53mのロープです。ロープの終端は、長さ1.6mの金属製のかぎ爪になっており、現時点では不明な金属で構成されていることが判明しています。単独実験では、SCP-4088-1はいかなる異常性も示しません。SCP-4088-1の異常性は、施錠された部屋にSCP-4088と共に置かれなおかつ観察を受けていない時に発現します。観察を続けると、SCP-4088-1の爪が部屋の天井に押し込まれ、SCP-4088-1のロープがSCP-4088に巻きつき吊り下げます。SCP-4088の重量は平均的なグランドピアノと同じ重量(約362kg)と計測されており、SCP-4088-1がSCP-4088を支えられている方法は不明です。

対象がSCP-4088の真下を歩いた時、SCP-4088-1は突然千切れ、SCP-4088が対象に落下します。負傷により対象はほとんどの場合死亡し、その死因は失血または頚部の挫傷による脊髄ショックとなります。SCP-4088は、本来修復不能な損傷を負うはずの高さから落下しても損傷が見られません。SCP-4088-1は千切れた後、未知の手段でロープの全長を1時間に2メートルの速度で再び伸ばし始めます。

補遺: 補食状態の間、SCP-4088は有名ないくつかのクラシック楽曲を演奏することが観察されています。これらの曲は、一般的に「ハラハラする」や「圧倒的」と表現されており、SCP-4088が演奏した曲の完全なリストが作成されています。SCP-4088は外部からの力なしで自身の鍵盤を押し下げているように見えるため、SCP-4088がこれらの曲をどのように演奏しているかは不明です。

補遺2: 20██年4月23日、定期給餌の最中、SCP-4088の蓋の内側に金色の小さな刻印の存在が発見されました。刻印は「メロディック一座の所有品」と読め、同名の団体は発見されていません。関連するとされるあらゆる痕跡はイングランドのサンドウィッチにある遺棄された木造家屋を示していました。

演奏された曲 演奏された回数 演奏される理由
トッカータとフーガ 二短調 87 SCP-4088は頻繁にこの曲を演奏して獲物を誘う。
ワルキューレの騎行 5 SCP-4088の収容房近辺のSCPが収容違反を起こしている間にのみ演奏が確認されているため、SCP-4088がこの曲を演奏する主な理由は襲撃者への威嚇とみられる。
セビリアの理髪師 18 不明。SCP-4088が単独で収容室に存在する間のみ演奏が確認されているため。
山の魔王の宮殿にて 37 SCP-4088が獲物を誘う際、但しSCP-4088-1に吊り下げられている間のみ演奏される。
禿げ山の一夜 24 SCP-4088が獲物を誘う際に演奏されるもう一つの曲。
ピアノ・マン 1 SCP-4088が食事を採らずにどれだけ長く休眠状態を維持するかを調べる実験の間に、一度だけこの曲の演奏が確認された。合計406時間後、SCP-4088は曲の演奏を繰り返そうとし始めたが、58秒で曲につまづき、最初から正しく演奏し直そうとした。その際、一頭の生きた羊がSCP-4088の収容室に送られた。収容セルが開かれると、SCP-4088は直ちに休眠状態を止め、以前は観測されなかった速度で収容室を破壊。収容違反により8人の職員が殺害され、その全員がSCP-4088に補食された。職員を食べ尽くした後、SCP-4088は自然休眠状態に入り、収容室に再収容された。
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