SCP-4095
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アイテム番号: SCP-4095

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-4095はサイト-73の書類整理棚に保管され、SCP-4095の実験に携わる任意の研究員による許可を得ることで、セキュリティクリアランスレベル2以上の職員が自由に使用することができます。SCP-4095はサイト-73の書類整理棚に保管され、Dクラス職員、もしくは全心理検査を通過した被験者でのみ実験することが可能です。更なる実験にはSCP-4095の以前の実験に携わっていた上級研究員2名の書面による同意が必要です。

説明: SCP-4095は15cm×10cmのバレンタインカードであり、模造皮紙であるカード用紙に印刷されています。カードの表面は主に白地であり、カートゥーン調の木に止まったフクロウが描かれており、その傍に" Guess whoooo<sic> Loves You???(誰えええが愛してるか当ててみて?)"と書かれています。この型のカードは数千枚が2002年に█████████によって印刷されましたが、SCP-4095のみが異常性を示しています。

人間(以下SCP-4095-1)がその内容を見るために、SCP-4095を開封するとSCP-4095の異常性が発現します。それぞれの人物によって、SCP-4095は異なる手書きの名前のリストが入っています。SCP-4095-1はそれを自身を愛する人々のリストであると確信します。殆ど多くの場合、それは通常家族や恋人を含むため、SCP-4095-1はリストの内容に驚くことはありません。それ以外の場合、SCP-4095-1は1つ、もしくはそれ以上の名前が消失していると確信します。愛の主観的性質のため、SCP-4095-1が彼らの信念で正当化されているかどうかを断言することは不可能です。SCP-4095は他に異常性を示しません。SCP-4095の異常な能力の影響範囲に関する研究は進行中であり、前述の場合でのSCP-4095-1の精神安定性の低下を含む可能性があります。

事案記録1:
09/3/1、サイト-73に所在したD-1995[実験4095-F、-F1、-F2を参照]が、SCP-████の被験者として使用されている際に、秘密裏に彼の業務から逃走しました。当時、監督下にいなかったD-1995はSCP-4095を発見し、D-1996の名前を書こうとしました。筆記用具を使用せず、彼は爪で手首を切り、血を用いてSCP-4095の中に書き込みました。D-1995は終了されました。SCP-4095を閉じて再度開くと、血液は消失していました。

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