一般的な神棚。
アイテム番号: SCP-4112-JP
オブジェクトクラス: Ticonderoga
特別収容プロトコル: SCP-4112-JPの発生源が風習として広く根付いており、一般社会に異常性が露見する可能性は低いと見積もられている点によりSCP-4112-JPの積極的な収容は見送られています。SCP-4112-JPの観測内容が一般社会に漏洩した場合、フロント企業"ザ・シリーキャット・ピクチャーズ"がカバーストーリー「前衛的なホラー作品」を流布します。
説明: SCP-4112-JPは神棚の内部空間で反復される一連の生活の模倣です。SCP-4112-JPの異常性は扉を閉めている場合のみ発現し、扉が解放され内部空間が直接目視可能となっている場合は発現しません。また、住居内部に存在しない神棚ではSCP-4112-JPが発生しないことが判明しています。なお、SCP-4112-JPは神棚内部に小型カメラなどの録画機器を設置することにより観測可能です。
SCP-4112-JP発生中の内部構造は神棚が存在する住居の間取りと完全に一致するように改変され、居住する住民の正確なミニチュアである人型実体(以下"実体"と呼称)が存在します。内部に存在する物品や実体は、ミニチュアである点以外はオリジナルとの差異は見受けられず自律的に行動しているように観測されます。しかしながら、実体は神棚外部へと移動することはありません。
SCP-4112-JPでは、毎日14:58において必ず超常現象が発生します。これらの超常現象は実体を標的とした有害かつ敵対的現象であり、多くの事例で実体を死に至らしめるにも関わらず、外部へ影響が漏出した事例は確認されていません。現在までに以下の超常現象が記録されていますが、以下に限りません。
- 内部空間全体に瞬間的に上方向に発生した推定100Gの重力加速による頸椎骨折
- 全実体の眼球が瞬間的に孵化寸前のウズラ(Coturnix japonica)の卵に置換されたことによる失明
- 1体の実体が大量にコーラらしき液体を吐液したことによる溺死
- 室内に存在するあらゆる家具が巨大化したことによる外傷性窒息死
- 実体の肉体の全細胞が打上花火様に炸裂したことによる細胞死
- 突如出現した巨大なミキサーに実体が液状に加工されて死亡
- 実体の唾液が水銀らしき液体金属に置換されたことによる金属中毒
- 実体の視聴していたラジオが突如推定300デシベルの音声を発生させた事による爆死
- 実体の頭部が電子レンジ内部に瞬間転移したことによる失血性ショック死
- 天井から落下した推定1020個のパチンコ玉による全身打撲
18:22の時点で実体と痕跡群は消失し、内部空間は時間遡及的に復元されます。再出現した実体は自身が超常現象を体験したことを認識/記憶していないように見受けられます。
発見経緯: SCP-4112-JPは1985年にサイト-81AMの戦術神学部門1 東アジア副部門による、神棚を対象としたアキヴァ放射2の測量中に発見されました。SCP-4112-JP発見後の実験によって神棚におけるアキヴァ放射はSCP-4112-JPで発生した実体の死体の消失時のみ発生しており、神棚で通常行われる供物や祈祷行為では発生していないことが確認されました。これらの結果は、神棚に祭祀されている神格が、その神格の性質によらずSCP-4112-JPによって発生した人身御供のみを互酬的崇拝として受容していることを示唆しています。
戦術神学部門 東アジア副部門は、過去のどの時点において神棚において普遍的にSCP-4112-JPが発生するようになったかを研究中です。









