SCP-4142
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カシオペヤ座ロー星の超新星爆発の着色画像。発射されたSCP-4142の卵に注目。

アイテム番号: SCP-4142

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-4142個体は研究サイト-759で、250テスラ以上の磁界強度を生じさせることが可能な、グラファイトで裏打ちされた改良版ステラレータ1の内部に収容されます。SCP-4142からの恒星放出物は収集され、補助発電機の動力に転換されます。

2011/03/09より、SCP-4142個体が超巨星になる見通しが立った場合、サイト-759の全職員は避難し、現地にあるクラス6 TENEBRAEエンジンの余剰数基がSCP-4142個体からプラズマを吸引、消滅させるものとします。これは核融合が終了し、個体が無力化するまで続けられます。

SCP-4142-Aは現在、サイト-759の地下1kmに位置するTARTARUS-クラス重力収容庫に収容されています。

オールト雲のASHMORETH衛星システムには、太陽系に突入するSCP-4142個体の監視任務が割り当てられています。偽情報チームは新たなSCP-4142衝突事象があった場合に備えて、適切なカバーストーリーの準備と流布を行います。

説明: SCP-4142は、羽毛の無いドロマエオサウルス科恐竜2の形状をしている塵、金属水素、小さな宝石の生きた集合体です。

SCP-4142個体の体長は当初4~6m(ユタラプトルと概ね同じ大きさ)ですが、その生涯を通して徐々に巨大化し、各個体の塵の部分は次第に融合して、星のような小型の発光性球体を幾つか形成します。これらの星は皮膚の各所に無作為に埋め込まれます。SCP-4142個体からは様々な種類の星が発見されています。SCP-4142個体の星が全て消滅した、または破壊された場合、その個体は凝集性を失って完全に崩壊します。

SCP-4142個体はこれらの星からプラズマのコロナループを生成できます。ループの規模と温度は星の年齢に伴って増大します。

SCP-4142の身体の星は、大幅に加速されてはいるものの、典型的な恒星の進化パターンを経験します。SCP-4142個体が老化するとその星も進化によって膨張し、直接的に星と接触している塵、金属、宝石は徐々に水素/ヘリウムプラズマに変換されます。SCP-4142個体の身体は成長し続け、最終的には恐竜型の低温プラズマ層に包まれた星団と化します。プラズマが個体の身体と入れ替わるにつれて、その形態はドロマエオサウルス科から、より頑健なティラノサウルス科の姿へと変化します。この段階までに、個体は通常、平均して体長20m、体高10mまでに成長しています。

赤色巨星の段階に至ったSCP-4142個体は、突然その質量の大半を分離して大規模な光と熱のバーストを放出し、小型の星雲と、組成的に白色矮星に類似する小さな(15~25cm)卵状物体の集まりを後に残します。これらの物体から1年以内に新しいSCP-4142個体群が孵化します。

SCP-4142は当初、6個の卵がカナダ、ヌナブト準州の僻地に衝突した時に発見されました。卵は地球の磁気圏によって大幅に減速していたと推測されていますが、うち2個は降下中に孵化して空気抵抗で破壊され、4個の卵が無傷で地表に到達しました。これらは後ほど収容され、事件は珍しい隕石の落下として片付けられました。

2011/03/09、黄色極超巨星1個を内包していたSCP-4142個体がコア崩壊を起こし始めました(非異常性の星は通常ここから超新星爆発に至る)。崩壊する星からの放出物を吸い上げて衝撃を最小限に絞るため、TENEBRAEエンジンの試作機が急遽起動されましたが、当該個体は最終的には超新星爆発を起こし、サイト-759の大部分を破壊すると共に、他のSCP-4142個体の一時的な収容違反を引き起こしました。

爆発した個体の星の残骸からは、中性子星に似た小さな白色卵状物体が発見され、SCP-4142-Aに指定されました。SCP-4142-Aは散発的に振動し、星震を過去2回起こしています(星の表面で一瞬の移動が生じる現象であり、地震に相当する)。

2119/08/26、カシオペヤ座ロー星の超新星爆発の余波を監視していた財団軌道研究複合施設(FORC)AIJALONは、最高速度0.008cで超新星残骸から全方位に発射された数兆個のSCP-4142卵を検知しました。

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