SCP-4188

What Dreams May Come

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SCP-4188実験中のチャンバー内部

アイテム番号: SCP-4188

アノマリークラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-4188のサンプルは、標準的な医薬品保管容器に保管されます。長期保管する場合も他に特別な手段は必要ありません。

SCP-4188の実験は、財団忠誠度テストで95%以上を獲得した人員に限定されています。SCP-4188の影響下で対象を無力化する必要が発生した場合、アドレナリン注射が可能であれば範囲内で注射することで、効果的であると証明されています。

同じ場所でSCP-4188を繰り返し実験することは禁止されており、SCP-4188の繰り返し使用が疑われる公共スペースは調査、必要に応じて公共スペース内の人物を退去させます。

SCP-4188の製造業者と中核販売業者を特定する試みが進行中です。

説明: SCP-4188は、睡眠薬としての使用を目的とした「ワープ」という名前で配布されている異常な医薬品です。SCP-4188の影響下にある人物は無意識状態に入ると鮮やかな夢を経験し始め、対象の周囲の現実は夢に合わせて変化します。現実に対するこれらの変化には、実体やオブジェクトの作成、および周囲の領域の完全な地形的変化が含まれます。対象は眠ったまま行動をはじめ、夢そのものの中で行動しているかのように周囲に相互作用を及ぼします。

SCP-4188の異常性は摂取後約1分で始まり、50〜70分間持続します。この間、対象は通常の睡眠状態に入りますが、実際には夢遊病のような状態となります。SCP-4188の影響下にある対象によって引き起こされた現実への変化は、対象が目覚めるまで持続します。現実の変化は通常、SCP-4188の主要な異常性の終了から対象が起床するまでの4〜8時間かかります。ただし、異常性終了後の周囲の修繕は、SCP-4188の使用頻度が高い地域では不完全だと観察されていることに注意してください。1 使用集中地域での長期使用の影響は不明ですが、避ける必要があります。

SCP-4188は不眠症やその他の睡眠障害に苦しむ人々にとって強力な中毒性があり、長期的な使用は人体の物理的結合力を失います。身体の影響を受けた部分は、粒子状物質として分解、欠落し始めます。このプロセスは通常、四肢から始まり、内側に移動します。極端な場合、人体は完全に溶解することが観察されています。

SCP-4188の影響下にあるSCP-4188の薬物的影響を受けていない人は、変化した環境を理解することは難しく、混乱します。SCP-4188の使用後に目を覚ます人物は、SCP-4188での経験が通常の夢であったと考えます。経験の記憶は多くの場合急速に消失し、SCP-4188の利用者の内何名かは何が起こったのか全く思い出せません。

実験ログ 4188/1: 以下は、SCP-4188のテスト中に取られたログの要約です。被験者が目覚めたときの夢の想起には一貫性がないため、実験中の各被験者には研究者が割り当てられ、可能な限り詳細に経験を記録します。

被験者: エージェント・ロサ・マルティネス
結果: SCP-4188の異常性の活性化直後に、被験者の周りに複数の実体が現れ、会話を始めました。各実体の顔の特徴は不明瞭であり2、話している言葉は理解できなかったが、被験者はこれらの実体が彼女の家族であると主張しました。

会話終了後、被験者は振り返り、試験室の内部は岩だらけの屋外の風景に変化しました。明るく輝く光が浮遊しているほか、空には多くの惑星や衛星も観測された。浮遊している光はロシア語で歌い始める3と急速に空に向けて飛び上がった。直後、大きな爆発が他の惑星の表面で発生し、惑星にはヒビが入り始め、光る粉塵へとなっていきました。

その後、被験者はドアが1つしかない小さな建物に近づきました。ドアを開け、通り抜けた先で被験者は子供たちに囲まれた教室にいて、被験者は中学校の美術教師であると主張した人物に教えられていました。被験者はSCP-4188の異常性が終了するまで、教室で授業に参加しました。

被験者と付随する研究者は、元の実験室の場所から約700kmにある被験者の在籍していた中学校で発見されました。

被験者: フランク・トランメル研究員
結果: 実験室は異常性発現後パイプとケーブルで覆われた複雑な造りの暗いトンネルに変化し、被験者の手には特殊な形状のエネルギー兵器が現れました。彼はトンネルの内1つを駆け下り、すぐにエネルギー兵器を人間の顔を持つ黒い四足歩行実体に発射しました。後に実体が持つ人間の顔は母親の顔であると判断されました。 実体の「殺害」後、被験者は付随する研究者に対し実体の「殺害」後、被験者は無線機に向かって「また1体仕留めたぞ。」と主張し、理解不可能な応答を受け取りました。

この行動の約10分後、被験者は正午に外に出て、緑の野原に通じるドアを発見しました。そこで被験者の横に黄色いバスが停車し、古典的な神話の怪物に似た多くの実体4 が下車してきました。彼らはそこにあったテーブルに着き、ポーカーのゲームを始めました。ポーカーで使用されている通貨は参加者の歯でした。ゲームは50分間続き、被験者は自分の歯の約半分を失いましたが、吸血鬼とフランケンシュタインの歯の山を獲得していました。 最後の手札が配られた後、被験者は勝利を宣言、その後失われた歯を試合中に得た歯と交換し、他の参加者を驚かせていました。

ポーカーが終わると被験者はバスに乗り込みました。バスのドアは寝室に通じており、3人の裸の女性がベッドの上にいて、被験者はそれに近づきました。彼は服を脱ぎ始めましたが、その時点でSCP-4188の効果は終わり、被験者はベッドで眠りに落ちました。被験者に同行した研究者はすぐサイトに連絡し、被験者が約1km離れた被験者の寝室にいたことを報告しました。

被験者: エージェント・ロジャーサウスウェル
結果: SCP-4188の影響が始まってまもなく、サイト管理者のフォードに似た実体が実験室に入りました。被験者は即座に実体へ攻撃を行い、実体を執拗に殴り始めました。これは57分間、異常性が終了するまで実体は生き続け意識を保っていました。その後、被験者は通常の睡眠に入りました。

被験者は心理検査を紹介されました。

オペレーション・ライディングハイ
財団の活動に有益な方法でSCP-4188の異常性を利用する試みとして、いくつかの実験がシャーリー・ガレスピー管理官により主導されました。この実験は明晰夢5 に熟練した財団エージェントによるSCP-4188の使用を伴うものでした。エージェントはSCP-4188が提供する現実操作能力をある程度制御できるようになったため、プロジェクトは当初成功したと判断されました。しかし、最初に予定されていたフィールドテストとインシデント4188/05の後、オペレーション・ライディングハイはリスクが高すぎると見なされ、プロジェクトは中止されました。詳細については、以下のインシデントログ4188/05を参照してください。

インシデントログ4188/05
SCP-4188の影響下にある3名のエージェントが、オペレーション・ライディングハイの一環として「ワープ」配送倉庫の疑いのある場所に侵入しました。エージェントはサイト-119実験室から倉庫内の小さな横部屋に直接入ることができ、作戦は手際よく始まりました。エージェントは使用したSCP-4188の影響を受けていました。

SCP-4188 を使用し、倉庫にいた人間の気を十分に逸らすことができ、エージェントが多数の倉庫内の人間のSCP-4188の影響を秘密裏に終了することができました。この時点で、ターゲットの1人がどうやら騒ぎが始まった直後にSCP-4188を服用していたようで、SCP-4188の効果を呈し始めました。エージェントとターゲットが敵対した状態は、SCP-4188の影響下にあるすべての人間にパニック状態を引き起こし、エージェントによる場の制御権の喪失をもたらしました。

4つの対立する夢による混乱によって、周辺地域の大勢の民間人が目撃し、さらに巻き込まれた大規模なイベントが引き起こされました。この間のSCP-4188の効果範囲は、通常のイベント中よりも大幅に増加していました。確認された中で特に注目すべきイベントは次のとおりです。

  • 倉庫の上空に月が出現し、急速に地表へと落下、その後近隣の水域上で停止。その後さまざまな状態の数千もの人間の死体が月から落下をはじめ、水面やドックに衝突しました。
  • 上空にさまざまな種の眼球が出現。それぞれの眼球は血を流し、耳を刺す音を発し影響地域全体に響きました。眼球は空から見える人間の位置を常に追跡していました。
  • 近くの人間を探し回る大きな(約10m)蛇のような骨格の岩体の出現。 近くにいる人間の肉は身体から剥がれ、岩体に適合されます。この間、犠牲者は生き続け、意識がありました。
  • 影響を受けた地域のすべての人間の歯は、口から急速に地面に発射されました。その後は再成長と発射を繰り返しました。歯はどことなく人のような形へと合体し、近くの住民を攻撃し始めました。

これらの影響はSCP-4188の効果期間いっぱいまで続きました。そこから対応チームがエージェントへと接近し、アドレナリン注射によって起こすことが可能となり、異常影響からの復帰を促しました。 エージェントの回収時、倉庫から多数の機器が回収されました。各部品は、主に頭部がダイヤル式電話に置き換えられた人型実体から構成されていました。電話のコードはガラスのタンクに接続されており、紫色の液体が貯蔵されていました。機器の設計はオネイロイ・コレクティブによって使用されているものと一致しています。

上記イベントの結果、これらの隠蔽に何千もの工数と数百万ドルの費用が必要でした。オペレーション・ライディングハイは中止し、関与したエージェントは彼らの希望で記憶処理されました。

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