SCP-4206
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注記

以下のアノマリーは部分的にNeutralizedとなっています。現状に即さなくなった情報はで書かれています。


SCP-4206

アイテム番号: SCP-4206

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-4206は低優先度異常オブジェクトロッカーに保管します。

56体のSCP-4206-1がサイト-19の集中動物治療ユニットに収容されています。SCP-4206-1個体にはピュレ状の乾燥したドッグフードを与え、水中トレッドミルで1日20分間歩かせます。

臓器提供の依頼は全てSCP-4206-1外科チームに日々転送されます。

説明: SCP-4206は古代エジプトの神格であるアヌビスを模した造形の、遺体衛生保全用のマスクです。カルトナージュ1で構成されており、のぞき穴が存在しないことを特徴としています。SCP-4206の10 m圏内に死体が持ち込まれると、死体に向かって自律的に念動力で移動し、頭部に張り付きます。

張り付いたSCP-4206は上向きに傾き、死体に現存する内臓を鼻腔から排出します。この過程は通常20〜35分継続します。SCP-4206の影響を受けた死体は急速に水分を失い、ミイラ化します。SCP-4206の10 m圏内に死体が複数体存在する場合は、範囲内の死体が全てミイラ化するまでこの過程を繰り返します。

この過程で排出された臓器は急速にSCP-4206-1に変形します。

SCP-4206-1はアフリカンゴールデンウルフ (Canis anthus) と遺伝的に同一ですが、本来備わっているべき内臓が存在しません。代わりに、SCP-4206-1個体の内臓は、排出元に対応する人間の臓器1種のみから成ります。しかしながら、SCP-4206-1個体は日々の食事を必要とし、排泄物を出します。

SCP-4206-1個体から収集した臓器の血液型は排出元の死体と同一です。身体から取り除かれた臓器は2〜3週間以内に再生します。これにより、負傷者や病気の財団職員に必要な臓器移植が容易となりました。血液型ごとに心臓、肺、腎臓、肝臓、膵臓、腸、胃に対応するSCP-4206-1個体が1体存在します。脳から生成された個体は全て人間の手で安楽死させられます。

本日の外科手術予定


臓器 数量 個体番号 名前 付記
腎臓 32 -14 "チャンプ" 健康状態: イヌの認知障害症候群、筋萎縮症、失明、難聴
心臓 23 -50 "クイニー" 健康状態: 筋萎縮症、失明、難聴
13 -32 "ビーンズ" 健康状態: イヌの認知障害症候群、筋萎縮症、失明、難聴、関節炎、神経皮膚炎

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