SCP-4268
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アイテム番号: SCP-4268

オブジェクトクラス: Safe

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収容以前のSCP-4268。

特別収容プロトコル: 実験中でない時、SCP-4268の残骸はサイト-1の冷凍保管チャンバー198Dにある安全なレターボックスの内部に収容されます。モンテロ家の所有財産は既に差し押さえられ、オブジェクトの実験完了後に転売されています。

説明: SCP-4268はバルサ木材で出来た高さ17.5cm、重量67gの人形です。人形は犬を象った外見であり、アクリル絵具で様式的な塗装が施されています。SCP-4268は以下の条件3つのいずれかが満たされると動き出し、攻撃的に振る舞います。

• 自らの旧所在地であるニューメキシコ州サンタフェ、キャニオンロード645番地が新しい住人に占有される。
• 毎月900米ドルの分配金が上記所在地の所有者の家に支払われていない。
• 上記所在地が如何なる手段であれ傷付けられる。

条件のうち1つが満たされると、SCP-4268は新しい住人を探そうとします。住人と遭遇すると、SCP-4268は当該人物の財布やその他の所持品を見つけて取り除こうと試みますが、器用さや正確な運動制御能力が欠如しているために実行不可能です。

SCP-4268は小さく、また物理的な力強さが無いために危険な存在とは見做されていませんが、少なくとも1回、眠っている対象者の口に自らの頭を挿入して窒息死させようとした事例が記録されています。

歴史: 問題の地域にある住宅8件の所有者、マリア・モンテロが失踪した際、まだ決定的に行方不明とは断定できなかった段階での捜査の後に発見されました。SCP-4268は2016/10/03、モンテロ女史が所有していた不動産の1つ、繁華街東部の芸術家共同住宅区域に位置する41m3のコテージで発見されました。以前の住人を尋問のために発見することはできませんでした。アパートはSCP-4268とミニチュアの木製ソファーを除いて空の状態でした。

補遺A: 2017/08/05、SCP-4268の旧所在地の差し押さえと転売の後に行われた実験。

対象: SCP-4268は旧所在地の売買請求書を提示された。

実験結果: 興奮した様子のSCP-4268はロッカーから取り出され、小さな実験台の上に置かれた。書類はSCP-4268の前に広げられている間、実験進行役がSCP-4268を一ヶ所に押さえ付けていた。SCP-4268は乱暴に腕を振り回して逃げようとしたが、やがてSCP-4268が書類に気付いた様子を見せると徐々にその振舞いは沈静化した。SCP-4268は書類を調べるために這って近くへ移動した。SCP-4268は激しく震えた後、爆発して小さな断片と化した。

注記: 実験進行役は負傷しなかった。SCP-4268の断片は依然として自律性を持ち、この実験の出来事以降も継続的に活動している。

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